2023/07/04

テヘラン③→→→(ドーハ)→→→成田


2023.06.05


5:00


イラン最終日もブレずに早く目が覚めた。

朝日がステンドグラスを照らして綺麗だなと寝ぼけながら眺める。


部屋の中が

えらいこっちゃ!!!!


ステンドグラスがミラーに反射しまくりで、リアル万華鏡のようになってる。


地味に眩しい。。。


ベッドの上もキラッキラ。


私がキャッキャしながら写真を撮っている側で旦那ちゃんは気にせず

爆睡。


こちらの宿の朝食は7:00から。

時間きっかりに食堂へ。

半地下の食堂はイランでは初。


隣の部屋に朝食が並んでいた。



昼にガッツリ食べるので、朝は軽めに。


朝食後、荷物をまとめ、チェックアウト。

お金を払おうとしたら、レセプションのお姉さんに

「このお金は何?」

と不思議がられた。

なぜだか、この宿だけ、予約時に前払いされていたらしい。

良く分からないが、最終日に手持ちのお金が増えてしまった。。。

日本に持ち帰れないので、使い切らなきゃいけないけど、大丈夫か?

荷物を預け、いざ、最終日の街歩きへ。

大通りに出たところで、いつものようにSnappで車を呼ぼうとしたら、バイクのおっちゃんに声をかけられた。


乗る?

って事らしいけど、3人乗りはアジアで懲りているので、嫌です。

そう言えば、テヘランではちゃんとヘルメットかぶってた。

他の地域はノーヘルだったけど。

テヘランは厳しいのかな?



最初の目的地

Golestan Palace (ゴレスターン宮殿)


ガージャール朝時代に築かれた宮殿で、2013年の第37回世界遺産委員会で世界遺産に登録された。

エマーム・ホメイニー広場の南側にあり、8つの構造物からなり、その多くは博物館として使用されている。

“ゴレスターン”とは、ペルシャ語で“バラの園”という意味らしい。


タフテ・マルマル


19世紀に作られた大理石の王座がある場所。

パノラマじゃないと撮れないくらい大きい建物。

壁画のタイルも素敵。


中へ入ると真っ先に王座があった。

ペルシャ芸術の最高峰に位置するらしい。


安定のギラギラ感。




反対側からの王座を眺める。


デカイ。。。

廊下の壁もその先のステンドグラスも素敵。


壁画がたくさんある部屋へ。



王座の隣にはお墓なのか?

きっとライオンであろう動物が入り口に。


タイルに描かれているのがライオンなので、きっとライオンなはず。。。


風化したのか、だいぶゆる〜い感じになってます。

強くはなさそう。。。


中の天井のタイルの模様が凄かった。


外からは見えなかったので、中に入ってびっくりした。



ネガー・ハーネ


顔がを保存するために作られたスペース。

特に気になるものはなかった。


タラーレ・アスリ


ヨーロッパからの使節団などを迎えるために使われた建物。

この建物だけ、シューズカバーがあった。

どの部屋も豪華絢爛。

きっと応接間


大広間


遠くに王様おる。


天井も綺麗


スマホのカメラで最大限のアップにして王様捉えた。


シャンデリアの装飾が細かすぎる件。


大広間の隅から隅まで豪華。


大広間を出て階段へ。


写真を撮っていたら、イラン人のお姉さまに声を掛けられた。

「一緒に写真を撮って。」

と言われ、写真を撮った後、こちらの写真も撮ってくれた。


撮った写真は後ほど送られてきた。

メリカちゃん、ありがとう♪


散策再開。

応接間が何部屋もある。


どの部屋も鏡とシャンデリアが綺麗すぎて。。。眩しい。


立派な象牙もあった。








よく見ると細かい鏡のパーツの組み合わせ。

白い塗料で立体的に描かれた模様もある。


庭園ないの壁画も全部違うタイルで描かれている。



結構大きいのよ、これ。


次の建物が近づいて来た。


二つの塔の建物に入る前に見つけたイランのカラス。


白黒のツートンカラー。

人間は怖く無いようで、近づいても逃げない。

イランのどの街でも見かけたツートンカラーのカラス。

真っ黒のカラスは見なかった。


シャムス・オル・エマーレ


二つの塔の建物の中へ。

ヨーロッパ建築を取り入れているらしい。


こちらの壁も鏡も素晴らしい。


遠くのステンドグラスも素敵。




バードギール


内部の広間のギラツキがやばかった。


天井もギラギラ。


建物全体に風が通る造りになっているらしい。


アクス・ハーネ

バードギールの地下室。

写真や絵の展示室になっている。

好きな感じの絵を見つけたので、よく見てみると。。。


絵の中心にちびまる子ちゃんの永沢くんがいた。


地下室全体の造りも素敵。


噴水の水は止まってた。



アブヤーズ宮殿

かつては宮殿だったが、現在は民俗博物館になっている。

人形が妙にリアル。


何だか有名そうな戦さの絵。


思ったより広かったゴレスターン宮殿を堪能し、外へ。

少し歩いて、昨日、30分前に閉店したと言われた店へ。


細い入り口から階段で2階へ。

上がった先にカウンターがあり、先にオーダーと会計をするシステム。

メニューが一つも読めません。


店の主と思われるマダムとレジのお兄ちゃんが色々教えてくれたので、オススメのメニューをオーダー。


オープンしたばかりの時間にも関わらず、ほぼ満席状態。

待つとは聞いていたけど、かなりの人気店らしい。


スーペ・ジョウ


小麦を使ったオーソドックスなスープ。

優しい味。

これだけでも、かなりお腹いっぱいになる。


タ・チーン


ターメリックやサフランを使って焼き上げたケーキ型のご飯。

バーベリーがトッピングされている。

大きな鶏肉が付いて来た。

これで1人前。


結構、ずっしりご飯。

スープもご飯も2人で1人前にしたけど、それでも、途中でギブした。。。

周りを見たらみんな1皿ずつ食べていた。

さすがです、イラン人。

食後に店のマダムに

「どうだった?」

と聞かれたので、

「美味しかった。ごちそうさま。」

と言って、店を出た。

満足。

お腹が張り切れそうなでの、次の目的地へ。

店の外にはナッツなどを売っている店が。

雰囲気がアメ横みたい。


地下鉄に乗って移動。



うちらは現金でチケットを購入するので、窓口へ行くが、現地の人はデビットカードのようなものを持っているので、こちらでチケットを購入できる。


旧アメリカ大使館

イラン・アメリカ間の国交が断絶されてから約40年。

1979年のイスラーム革命以前、イランは親米国家だった。

その友好関係は、1979年に起こったイラン革命にともなうアメリカ大使館人質事件によって崩れ、今に至る。

旧アメリカ大使館は、今は博物館になっている。

しかし、ちょうど空いていない時間帯に行ってしまったので、外壁だけ眺めることに。













ここが旧アメリカ大使館の入り口。

閉まってる。。。


祝日だったのも閉まってる要因かも。

まぁ、縁がなかったとして諦めましょう。





外壁を一通り見た後に有名な壁画を見ていないことに気がついた。

また外壁を見ながら来た道を戻ると、敷地内にあった。

骸骨になった自由の女神の壁画。


敷地内なので、遠目に見て終わり。

見れて良かった。

さて、また地下鉄に乗ります。

イランの地下鉄の車内では、色んな人が色んなものを売っている。

そんな物売りのおっちゃん達。


左の人は文房具を売っていた。

物売り同士が何やら世間話をしていた。

文房具の他にもスマホの充電器や靴下、お菓子や飲み物など、いろんな物を売っている人がいたが、誰一人として勝っている人を見かけなかった。

商売成り立ってるのかなぁと心配になるけど、要らない物は買いません。


地下鉄を降りて、やって来たところは

バーザール


しかし、やはり祝日なので、

見事に1軒も開いていない。。。


そして、誰もいない。。。

ビックリするくらい静まり返っている。。。


こちらも縁がなかったらしい。。。

仕方ないので、道へ出ます。

ピスタチオの卸問屋を発見!!!!


シーラーズで2kgほど買っていたが、追加で欲しいと思っていたので、ちょうど良い。

買いましょう。

値段はシーラーズより少しお高めだったけど、宿代分の現金も残ってるし、買っちゃう♪

お兄さん、ピスタチオ2kgちょうだいなっ!!!!


ピスタチオはイランでも高級品なので、2kgと言ったらピッタリ2kg。

シーラーズの卸問屋もピッタリだったけど、テヘランでもピッタリ。

おまけはなし。

お店のお兄ちゃんと一緒に。


なぜマッチョアピールして来たのかは謎。

これでシーラーズのピスタチオと合わせて

合計4kgのピスタチオをお買い上げ〜。

1人10kgまでピスタチオをお持ち帰りできるらしいので、量的には余裕なはず。

現金もいい感じ減って来たので、フラフラ散策を再開。

すると見たことあるシルエット。

昨日、声を掛けてきたハッサンを見つけた。

ロシア系のお姉さん2人組をナンパしているではないか!!!!

回り込んで見てみるとやっぱりハッサンで、

まさかの昨日と同じTシャツを着ている。

あれ?昨日、家に帰ってないのか?

お姉さん2人組はうちらが来たと同時にすかさずどこかへ消えて行った。

逃げるタイミングを探してたの?って言うくらい、絶妙なタイミング。

すると、ハッサンは今度はこちらに

「これからアーザーディ塔に行かない?」

と誘って来たけど、まだ買いたいものもあるし、空港へ向かう時間もあるので、それはお断りした。

近くの店でまずドライバーベリーをお買い上げ。


イラン版とんがりコーンを見つけた。


ピスタチオは大きさなどランク分けして売られている。


一通り買い物も終わり、コーヒーが飲みたくなったので、コーヒーショップへ。

ここのショップには焙煎機まであった。


オシャレな店内。



コーヒーを待っている間、本日もずっと質問攻め。

しかも、必ずと言って良いほど、私の隣に来る。

旦那側に回り込んでも、やはり隣に来る。。。

そして、いちいち私を呼ぶのにどこかしら触るようになった。

ブチッ!!!!

いちいち触るんじゃねぇ!!!!

旦那がいるのにボディタッチしてんじゃねぇよ。

とイライラが募りまして。。。

しかし、もうすぐイラン旅も終わるのにここでキレちゃマズイと思い、グッと堪えた。


そんな空気を読むはずもなく、今日も店員さんや他のお客も巻き込み

「この日本人達、いくつに見える?」

などと言っている。

もう、年齢の話はしなくて良いわっ!!!!

現地の人たちとコミュニケーションを取るのはとても楽しいけど、度が過ぎるとね。。。


沸々とイライラは湧き上がってくるので、旦那ちゃんに

「そろそろ宿に戻ろう。」

と言い、お店のお兄ちゃん達に

「ごちそうさま〜。」

と渾身の笑顔で。


店員さん達はとても良い人。

最後に何故だか店のお客さん達やオーナーさんと一緒に写真を撮り、

逆ハーレム状態に。


左端の髭濃いめの彼がオーナーさん。

日本人の嫁募集中。

話したら良い人だった。

そして、ハッサンはこの時も私の斜め左にいる。。。

気づかなかった。。。

最後まで近いわっ!!!!

お兄ちゃん達にお別れをして、車を呼んで宿まで戻った。

預けていた荷物を受け取り、大通りに出てSnappで車を呼び、空港へ向かう。

祝日だから道が空いているかと思ったが、何だか混んでいる。

渋滞していると思ったら、その先に

ひっくり返った車がっ!!!!


運転が荒いと思っていたけど、やはり事故る人もいるのね。

最後の最後に事故現場に遭遇。

しかも、ちょうど救急車が来たタイミング。

無事であることを願う。


この車に乗ってから、ずっとエンプティマークが点滅しているのが気になっていた。

すると、ドライバーのお兄ちゃんに

「この先で給油しても良い?」

と。

むしろ給油してくれ。

こちらのGSはセルフタイプ。


何度計算してもレギューラーが¥5/L

ハイオクが¥10/L


さすが世界第4位、OPEC加盟国中第2位を占めるの大産油国。

日本もこれくらい安かったらなぁ〜

事故現場に遭遇したり、給油したりしたけど、無事、エマーム・ホメイニー空港に到着。

まだ時間があるので、来た時にはあまり見ていない空港内を散策する。

空港内はガランとしている。





旅人として、無意識に椅子のチェックをしてしまう。


この椅子なら肘置きが間にないから、横になって寝れるので、空港泊出来るなとか無意識に考えてしまう。

空港泊はあまりしたくはないけど。。。

残ったお金を使い切るのに

にんじんジュースリベンジ!!!!


いや、普通に美味しい。。。

シーラーズで飲んだにんじんジュースは何だったんだろ?

これなら毎日でも飲めたわ。

最後の最後に知る、にんじんジュースの美味しさ。

数時間後にはイランから出るけどね。。。

旦那ちゃんは最後の最後にアイスが食べたいと駄々をこねまして。


ベリーとサフランのアイス。


食べ納めだそうで、満足げな顔に。


最後に水を1本買い、イランリアルは完全に使い切りました。

現地のお金が全く残らなかったのは久しぶりだわ。

さて、チェックインの時間が迫って来たので、カウンターに。


ウェブチェックインを予めしていたが。。。

何の意味もなかった。。。

ウェブチェックイン専用のカウンターはなく、他の乗客と一緒に列に並ぶしかないようです。

列が全く進まず、1時間は覚悟するような流れ。。。

やっと自分たちの番が回って来たのは、並び始めてから約1時間後。

今回は席指定のないプランでの予約だったが、旦那ちゃんと隣同士にしてくれると言うので、帰国までずっと隣です。

保安検査と出国はスムーズに行った。

最終便に近い時間だったので、どこもガラガラ。





まだゲート開いていないのに、せっかちな方々。

もう並んでる。。。


エリア毎に呼ばれ、中へ。


バスで移動するタイプだった。


バイバイ、テヘラン〜


今日は快適な空の旅が出来そう。


映画も観れそうだ♪


今度こそバイバイ、イラン〜


テヘランからドーハまでの約3時間フライトでもまた食事の提供があった。

慌ただしく食べる乗客達。

夜中に良く食べれるな。。。と感心。


ドーハでのトランジットは1時間強しか時間がないため、少しでも遅れると帰国出来なくなるので、急いで機内から出た。

機内から出たら、まさかの出発まで30分を切っていたバルセロナ行きの人もいたりしてカオスだった。

とりあえず、広い空港なので、

ダッシュ!!!!

夜中に全力疾走とは。。。

しんどっ!!!!

行きにも来た、大きなクマのオブジェのあるエリアまで来たが、5分置きに飛んでいるため、まだ成田行きのゲートの表示がされていなかった。

その後すぐにゲートの表示がされたので、ゲートへ向かう。

ここに来て、やっと日本語が聞こえて来た。

イランにいる間、全く日本人に会わなかったので、夫婦の会話以外の久しぶりの日本語。

機内はほぼ満席。

眠いはずなのに、あまり眠れず、帰国まで映画を4本観続けた。

帰国のフライトでイランの旧アメリカ大使館占領事件を題材にし、第85回アカデミー賞を受賞した“アルゴ”を観た。

行きのフライトで観ておけば良かったかなぁと思ったけど、

行きのフライトは画面が逝っていたから観れなかったんだぁ〜



2023.06.06


18:35

予定より少し早く日本に到着。

ロスバケする事もなく、今回も無事に帰国。

4kgのピスタチオも問題なく持ち帰れた〜。



元々、旅仲間でも行っている人が少なかったイラン。

行っていても10年近く前で、コロナが落ち着いてから行っている人は周りにはいなくて、地球の歩き方ですら、2014年の情報だったり、ほぼほぼ情報がない中の旅。

今までWi-Fiを拾った時だけ、スマホを使う旅をして来たけど、流石に今回はSIMカードを買った。

お陰で快適〜♪

VPNがないと使えないアプリもあったけど、そこまで困ることもなかった。

クレカが使えないとか、現金の束を持ち歩くとか、不安でしかなかったけど、あまりに治安が良すぎて、日本以上に平和ボケしそうになった。

人も親切だし、人懐っこい人が多くて、他の国以上に話しかけられた。

ペルシャ語わからないって言ってるのに、容赦無くペルシャ語で話しかけてくるし、それでもお構いなしとかどうしたら良いか分からなくなったけど、それでも楽しかった。

連日37℃で焦げるかと思ったけど、サフランアイスに癒された。

まさかの光線過敏症発症したけど、上手く付き合っていくしかないと諦めた。

広過ぎて3つの都市しか回れなかったけど、楽しかった〜♪

イラン、オススメの国です。


次の海外は年明けかなぁと。

まだ行く国は決め兼ねてるけど。。。

それまでせっせと働くぞ〜。