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2017/10/12

サンフアン③


2017.10.07


昨日降った雨のせいで、昨夜は部屋のサウナ度が一気に上がり、夜中に寝苦しくて何度も目を覚ました。

その度に水を飲んで寝るが、その分の水分は汗となり消えた。。。

朝、起きる頃には、昨日にも勝る頭痛と倦怠感。



もう、夜が来るのが怖い。。。



気分が悪すぎて、今日は朝食を食べられなかった。

気分は悪いが、汗だくの体は気持ち悪いので、水シャワーを浴びる。


旦那はんは今日も情報を集めに旧市街へ向かった。

私は体調が悪すぎて、外に出る気も起きないので、お留守番。

部屋は暑いので、宿で一番風が通る場所で休む。


数時間後


旦那はんが思いの外、早く戻ってきた。


嫌な予感がする。。。



バカルディの工場が閉鎖してた。。。



バカルディは旦那はんがサンフアンで一番楽しみにしていたラムの工場見学。

旧市街のインフォメーションで聞いた結果、やっていないとのこと。


まぁ、それは何となく想定内。


それよりも次に言った一言に衝撃を受けた。



「明日、出航予定のクルーズがない。」



そこにいた人、全員が旦那はんの発言に仰け反る。


宿のオーナーさんに

クルーズの会社からメールや電話は来ていないのか?


と言われたが、



来ていないものは来ていない



宿のオーナーさんがクルーズ会社に電話してくれた。

クルーズ会社は


9/22にメールを送っているはず。


と探すが見つからない。

Wi-Fiがないので、これ以上はうちらにはお手上げと思っていたら、宿のオーナーさんの携帯のデザリングでワイファイを使わせてくれた。

くまなくメールを探すと、いつもは送られて来ないところにメールが送られていた。




何で、今回のメールだけそんなところに送ってんだよ!!!!



絶望以外の何物でもない。

知っていたらプエルトリコには来なかったし、フライトの変更をしていたはず。

先方さんの言う通り、いつもと違うところでもメールは送られていたので、フライトまでの保証はしてもらえない。

クルーズ代もいつ返金されるのかは分からない。


うちらを心配した宿のオーナーさんが色々提案してくれたけど、クルーズに行く予定だった約1週間の穴埋めをどうしよう。。。


このままプエルトリコに居続けるのは無理。

宿は予定通り、明日の朝に出る。

15日にプエルトリコを出るフライトの日にちを変更してもらうのが一番現実的かもしれない。

今はWi-Fiも使えないから、


明日の朝、直接空港に行こう


それで話がまとまった。

話がまとまったところで、今日もお昼にラーメンを食べ、洗濯をする。

スーパーに水を買いに行く。

今日もスーパーは混んでいる。

水とぶどうとビールを買って宿に戻る。

私は相変わらず絶不調なので、宿に戻るなり、そのままベッドに。

旦那はんもビールを3本ほど飲んだところで、疲れて寝てしまったらしい。






これは昼間、旦那はんが旧市街に行った時の写真。

至る所で木が倒れている。




どこもかしこもこんな感じ。



うちらと別のクルーズ会社は明日出航するらしい。


旧市街の街並み


誰も居ない。。。

サルバドールみたい。


すごく綺麗な街並みだったみたいだけど、お店はほとんど閉まって居たらしい。

ゴーストタウン。








街灯も倒れてる。




信号も全て機能していない。


壁も剥がれている。


旧市街は壊滅的だったらしい。

写真を見せてもらっただけでも、被害の大きさが何となくわかった。

復興に8ヶ月くらいかかるって言うのも分からなくもない。





数時間の昼寝の後、二人とも目が覚めた。

涼しい場所を求め、リビングへ。

先客のおっちゃんにお菓子をもらったりしながら、しばらく話をしていた。

おっちゃんは明日のフライトでマイアミに行くらしい。

そんな話をしながら、おっちゃんは


明日早いから〜


と部屋に消えて行った。

今日は雨が降らなかった分、昨日よりかは寝苦しくないかもしれないとうちらも寝ることに。

2017/10/11

サンフアン②


2017.10.06


昨日は二人とも疲れ切っていたので、夜中に目を覚ますことなく爆睡。

小さな窓が一つあるだけの部屋。

ドアを開けっ放しにすると蚊の餌食になるので、ドアを開放状態にはできず、

部屋は軽いサウナ状態


そんな中で水分も取らずに寝続けたので、色んな症状が悪化。。。

脱水症状でひどい頭痛と倦怠感で目を覚ます。

かなり汗もかいていたらしい。


寝起きは最悪



この宿は朝食付きの宿。

この状況下でどうするのかと思ったら、ありがたいことに朝食を出してくれた。

電気がないので、名物のワッフルはないけど、パン(電気がないのでトーストはできない)、バナナ、スクランブルエッグ、カレー味の豆の炒め物、ホットコーヒー。

ガス台は一箇所だけ使えるようなので、お湯を沸かしてコーヒーメーカーを使ってドリップしてた。

電気がないので冷蔵庫も使えないから、ホント色々と大変。



お腹も満たされたので、二人とも移動続きで

3日ぶりくらいのシャワー


と言っても、電気がないので水シャワー

夜は暗いし浴びる気になれないけど、日中は暑いので少し気合いを入れれば浴びられなくはない。

久しぶりのシャワーでやっとスッキリ。


夜は部屋も真っ暗で荷解きも出来なかったので、軽く荷ほどきをして、近くのスーパーへリベンジ。

宿の外に出るとこんな有様。

大きな木が倒れ、電線が今にも切断寸前。

歩道にも折れた木がたくさん。



まだまだこんなのは序の口。

交通量の多い通りなので、少し綺麗にした様子。

スーパーへ入ろうとする車で道が渋滞していた。

スーパーの中に入るとカオス。

人が溢れている。

意外と生鮮食品が売っていることにビックリ。

野菜やフルーツも売っていた。

でも、皆が欲しがるものは分かりやすいくらいなくなっていた。


一番欲しかった水が全然ない。。。


そして、お国柄、ペプシやコカコーラも軒並みなくなっていた。

この状況下でも飲まないと生きていけないらしい。。。


もしかしたら、何もないかもしれないとメキシコシティで旦那はんがインスタントラーメンを買っておいてくれたので、その具材のキャベツと玉ねぎと少しのフルーツを持ってレジへ。

レジもカオス。


長蛇の列


並んでいると

小さなペットボトルを発見!!!!


もう水が買えるなら何でも良い。

持てるだけ水を持ってレジに並ぶ。

何とか買い出しも終わり、再び宿へ。

戻った頃には昼過ぎだったので、昼食作り。


キャベツたっぷりのラーメン。


お腹も満たされたけど、暑さと湿気で体調は悪くなる一方。

私は部屋で横になることに。

旦那はんは情報がなさすぎると情報を集めに出かけて行った。


私はサウナのような部屋でそのまま数時間寝ていた。

汗だくで起きたら、すごい雷と雨。

旦那はんはまだ帰ってきていない様子。


それから約10分後。

ずぶ濡れの旦那はんが帰ってきた。


バス停で旧市街行きのバスを1時間待ったけど、来なかった。

その間に4人の浮浪者に物乞いされたから帰ってきた、と。

明らかにサンフアンの治安はハリケーン後、悪化している。



今日は街に出られなかったので収穫がなかったらしい。

ご機嫌斜めのままスーパーで買ってきたビールを飲んでいた。


雨も落ち着いたので、再びスーパーへ。

あっさりしたものが食べたくなり、ぶどうを買った。

今夜の夕飯。

宿に戻り暗いリビングでぶどうを食べる。

旦那はんはまたビールを飲んでいる。

こんな状況下でもビールを飲むのはブレないらしい。

電気がないので、他の宿泊者も暇を持て余している。

寝る時間も早い。

今日は雨が降ったので、昨日よりも湿度が高い。

ただでさえ、部屋が軽いサウナ状態。

寝るのが怖い。。。

2017/10/10

→→→サンフアン①


2017.10.05


Blogも書き終わって、少しウトウト。

4時過ぎにラウンジを出て、空港内をフラフラ徘徊。

やる事もないので、ゲートの前で待つ。

ミネアポリスのイミグレでけちょんけちょんに言われたから、サンフアン行きのフライトはガラガラかと思っていたけど、ゲートの前には思いの外人が集まっていた。


時間通りに搭乗。

救援物資を沢山積み込んでいるのが席から見える。

時間になってもまだ更に機内に積み込んでいる。

後ろの席から不思議な気配がすると思ったら、ケージに入っていない犬が席の間から私の腕の匂いを嗅いでいた。

窓から荷物が積み込まれていく様子を犬も見ていた。


予定より30分遅れでのフライト。

今後、充電ができるか分からないから、スマホの充電をしておく。



デルタ航空の渋滞。


順番待ち。

やっと飛んだ〜。


半分寝て、半分ウトウト。

出発こそ遅れたが、到着は時間通り。

到着ロビーが使えないのか、出国ロビーの中を逆流するように通り、荷物受け取りのレーンへ。

出てくる荷物の大半が救援物資なんじゃないか?って言うくらい、ダンボールの山。

待てど暮らせど私の荷物は出て来ない。。。

しばらくするとレーンが停止。


荷物がない人はオフィスまで来てください。


人生初のロスバケか!?


とりあえず、不安な気持ちのままオフィスへ向かう。

荷物のタグの半券を渡し探して貰う。


あなたの荷物は次の便に乗ってくるよ。


救援物資の詰み過ぎか、私の荷物は載せられず、弾かれたらしい。。。


次の便は15:34に着くから、自分で取りに来ても良いし、宿に送る事もできるけど、その場合は明日以降になる。


載せなかったのはそっちなのに、なぜだか強気なデルタさん。


自分で取りに来るから良い。


そう答えて、新しい番号を発券して貰った。

自分の荷物を取りに行った後でも、旦那はんのフライトには間に合う。

大丈夫なはず。


とりあえず、次の便まで時間があるので、出国ロビーで旦那はんのフライトを確認。

どうやら1時間以上当初の時間より遅れるらしい。


荷物のピックアップもあるからちょうど良いか〜


とこの時はまだ軽い気持ちで考えていた。

出国ロビーは沢山の人が待機していた。

皆、プエルトリコを出ていくみたい。

まだ待ちの状況は分からないけど、上から見た感じだと大きな木がなぎ倒されていたり、屋根が飛んでいたり、大きなハリケーンだったんだなと思う部分もあった。

Cafeでお茶をしながら、次から次へと空港に入って来る人を眺める。

次の便の到着時間が近づいて来たので、荷物のレーンへ向かう。

その前に、インフォメーションで旦那はんの荷物がどこから出て来るかも確認。


今度こそ荷物が出て来ますように。。。


こんなところでロスバケとか絶対嫌だわっ!!!!


ドキドキしながら待っていると、早い段階で荷物が出て来た。

ロスバケは免れた。

同じところから旦那はんの荷物も出て来ると言われたから、そのまま2時間弱待つことに。

しかし、時間になってもレーンが動く気配はなく、さすがにおかしいと思い、キョドリ始めたら、ポーターのお兄ちゃんが声をかけてくれた。


どうしたの?


パナマ便で来る旦那を待っているんだけど、インフォメーションではここって言われたんだけど。


多分、ここではないと思うからあっちで聞いてみて。


そこから怒涛の旦那はん探しが始まった。

ハリケーンの影響で空港Wi-Fiは機能していないから、待ち合わせは不可能。

自力で探すしかない。


出会う空港職員に


ターミナルCってどこ?


あっちだよ。


ターミナルAとBしかないよ。


皆、言うことが違う。

でも、とりあえず、探すしかない。

空港内外をグルグル。

旦那はんのことだから、私を置いて一人宿に向かうはずはないから、きっとこの空港のどこかにいるはず。

必死に探し続ける。

何度も同じ場所を探し、諦めかけた頃、ついに


旦那はん、発見っ!!!!


すぐに姿が見えなくなってしまい、誰もいない荷物のレーンを大声で呼びながら探すと、返事が返って来た。

でも、姿は見えない。

どうやら声はトイレの中から聞こえる。

数分後、トイレから出て来た旦那はんと約3ヶ月ぶりに再会。


どうやら1時間半ほど別室で色々聞かれ、荷物を全部広げ検査を受けていたらしい。

どうりで見つからなかったわけだ。。。


なんとか再会できたので、次は宿に向かわなきゃいけないけど、バスは見かけないし、TAXIもあまり見かけなくなって来たので、急いでTAXI乗り場へ。

すぐに呼んでくれた。

値段を聞いたら、最初は$17と言ったが、すぐに$20と言い直し、それ以上になることはないと言われたので、それくらいの金額なら仕方ないと乗り込む。

空港から街まではそこまで遠くはないが、電気が付いている建物と付いていない建物がはっきり別れていた。


着いた先も真っ暗


もしかして、やっていないのか?

と思ったら、ライトが近づいて来た。


電気はないから、Wi-Fiはないけど、水はあるとのこと


一通り、説明を聞き、近くのスーパーへ。

少し遅くなってしまったので、閉店の時間になり、中には入れて貰えなかった。

仕方ないので、宿に戻ったが、電気がないので、水シャワー。

さすがに夜に水シャワーだと寒いので、シャワーを諦め、二人とも疲れ果て、21時半には寝てしまった。