2018.05.06
夜中の2時過ぎに隣のテントからボリボリ何かを食べる音と話し声で目を覚ます。
5時過ぎ
隣のテントのおばちゃんが誰かに電話している声でまた目を覚ます。
しかも、ハンズフリーで電話をしているらしく、相手の声も丸聞こえ。
余りのうるささに普段怒らない旦那はんが
キレた。
まぁ、怒るよね〜。
旦那はんに注意されたおばちゃんはドアの外に行って相変わらず電話している。
隣で話されるより静かだけど、雑居ビルなので、
むしろ、階段に声響いてるわっ!!!!
親くらいの歳の人なのに、、、
旅行でテンション上がっているのはわかるけど、多少は常識ってものが、、、
きっとないのね。
諦めましょう。
目覚めの悪い朝です。
気を取り直して、うどんを食べに行きましょう。
宿から近いうどん屋へ行くと
大行列!!!!
日曜は開いている店が少ないので、集中するのかもしれない。
行列に並ぶ気は無く、予定を変更。
先に栗林公園へ行くことに。
栗林公園
国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で、最大の広さを持つ公園。
高松藩主松平家の別邸として、歴代藩主が修築を重ね300年近く前に完成した。
緑深い紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに配し、江戸初期の回遊式庭園として、すぐれた地割り、石組みを有し、木石の雅趣に富んでいる。
春夏秋冬と四季折々の風物にも恵まれ、ここに咲く花々は、一千本もの見事な手入れ松とともに一歩一景といわれる変化に富んだ美しさを醸し出している。
栗林公園は、フランスの旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』において、「わざわざ旅行する価値がある」を意味する最高評価の三つ星に選ばれている。
また、アメリカの日本庭園専門誌による「2011年日本庭園ランキング」においても、庭そのものの質の高さ、とりわけ松の美しさが評価され、第3位にランクされており、さらには平成28(2016)年6月に、「外国人に人気の観光スポット2016」で15位に選ばれている。
そんな素敵な公園に朝一でやって来た。(
うどんが食べれなかったから。)
早速、中へ。
まだ朝早いので、人もまばら。
ゆっくり回れそう。
立派過ぎるヒマラヤ杉。
ベンチに座っている人がミニチュアサイズ。
名前が付いている松もある。
園内に滝もあったりする。
掬月亭
庭も素敵。
掬月亭向かいの景色。
蓮もちょうど咲き始めた。
掬月亭から見る景色。
景色を眺めながら、抹茶とお菓子を頂く。
今日は結婚式があるとのことで、奥の部屋には入れず。
その代わり、¥200ほどお茶代が安くなった。
休憩したので、散策再開。
新緑の季節最高〜♪
池の向こうに掬月亭。
結婚式の準備をしているのが見えた。
和船が見える。
吹上亭で焼きだんごを買う。
ふわふわの団子が美味しかった。
うどんを食べ逃したのでお腹が空いている人たち。
飛来峰から
偃月橋を眺める。
風がないので鏡張り。
春にはハート型の「恋つつじ」が咲く杜鵑嶼。
杜鵑嶼の脇を和船が行く。
偃月橋を渡る。
芙蓉峰からの眺め。
癒された〜。
さて、お腹も空いてきたので、お目当のうどん屋へ移動。
開店前なのにこの行列。
半熟卵天発祥の店
竹清
セルフうどんの店なのでやり方も詳しく書いてある。
冷かけうどん
半熟卵天とちくわ天
蓮根とタケノコ、イカの天ぷら
半熟卵天を割ってみた。
ヤバイ。
旨すぎる!!!!
美味しさのあまり白いTシャツのど真ん中に卵の黄身を垂らしてたことには全く気付かず。。。
そして、そのまま高松港を目指しチャリをこぐ。
チャリを置いた時点で卵に気付く。。。
あ〜ぁ。。。
気を取り直してフェリーのチケットを買いましょう。
まだ時間があるので、コンビニでコーヒーとおやつを買う。
港に戻るとフェリーが到着していた。
乗船。
外の席でコーヒーを飲みながら景色を眺める。
約20分で女木島に到着。
別名「鬼ヶ島」
今回はこちらには上陸せず、先を目指します。
ここにはモアイがいる。
女木島にはおにの館のすぐ北側に1体のモアイが女木島の集落を見守るように立っている。
なぜこのモアイが女木島にあるかというと、高松市内の大手クレーンメーカーの「タダノ」が、イースター島の倒れたモアイを立てらす修復プロジェクトを立ち上げ、プロジェクトに行く前に研究用につくった模刻像であり、プロジェクト完了後、高松市に寄贈され、ここ女木島に設置された。
高さ3.9m、重さ10.8トン、石材もイースター島にある本物と同じ凝灰岩でつくられています。
2人ともイースター島で実際にモアイを見ているので、何だか懐かしい感じ。
カモメの駐車場
女木港の防波堤にずらりと並んだ約300羽のカモメ。
本物のカモメと同様、このオブジェも風が吹くといっせいに方向を変える。
つまり風の流れとカモメの群れの習性を視覚化した作品。
カモメは複数の防波堤に並んでいる。
おにの灯台
おにの灯台はフェリーが発着する女木港にある。
大きな鬼と金棒が灯台になっており身長約2メートル、体重約9トン、全国でも唯一白い御影石でできている。
フェリーからカメラのズーム、これが限界。。。
女木島を離れ、フェリーは男木島を目指す。
風が強くなって、体感温度が下がってきたので、船内へ。
のど自慢を見ながらのんびり。
女木島から更に20分。
目的地の男木島に到着。
旦那はんは初上陸。
私は瀬戸芸以来、二度目。
フェリーターミナルがアート作品。
男木交流館
瀬戸内国際芸術祭2010で制作されたスペインの現代芸術家、ジャウメ・プレンサの作品「男木島の魂」。
貝殻をイメージした白い屋根には8つの言語の文字がデザインされており、建物自体がアートになっている。
現在では食事やお土産、乗船券の販売やレンタサイクルの貸し出しも行う「男木交流館」として、島のシンボルになっています。
男木島のパンフレットなどをここで貰い、いざ、島歩きへ。
海沿いの道を歩いているとTAXIなのか?
テイラーが行く。
狭い坂道もグイグイ進んで行く。
あれに乗りたい。
小道を進むとオンバが。
細い坂道が多い男木島では日常生活にオンバ(乳母車)と呼ばれる押し車が欠かせません。
猫あらわる。
男木島は猫の島でもある。
色々あって今は猫の数は減っているらしい。
青空を夢見て
男木小・中学校の体育館の正面に、刺繍されたように見える雲と青い空が出現。
作者のレジーナ・シルベイラが島を訪れた際、強烈に感激した瀬戸内の青い空と光がイメージの源になっているらしい。
学校がアート作品になっているっていうのも凄いなぁ。
漁港の先に見えてきた。
歩く方舟
旧約聖書に出てくるノアの方舟のエピソードに想を得た立体作品を海のそばに設置。
海や空に溶け込むよう、白と青に着色した4つの山がある方舟が、海を渡ろうと歩くさまを視覚化する。
いわきに向かって歩き出し、災禍を鎮めるという思いが込められている。
結構大きいのね、この作品。
方舟の先は海。
帰り道、また猫に遭遇。
人が近付いてもリラックスモード全開。
痒いらしい。
気持ち良さそう。
神井戸
「かみいど」では無く「しんいど」と読むらしい。
石垣と古民家の間の道をテクテク。
男木島にはこう言う道が多いので、島民以外のチャリも通れない道も多い。
移動手段は主に徒歩。
途中、カラフルな壁がチラホラ。
またまたオンバ。
どんどん坂を登る。
海が見えた。
畑に猪対策の柵。
電線に植物の葉が絡まり額縁のようになっている。
男木島灯台
1957(昭和32)年に映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地となった男木島灯台。
120年の歴史をもつ、全国的にも珍しい無塗装、庵治石造りの灯台は、「日本の灯台50選」にも選ばれている。
灯台の隣には資料館があり、見学していると1人のおっちゃんに声をかけられた。
この灯台の凄さを語り、灯台守の歌まで歌ってくれた。
おっちゃんは男木島に来たのは今回で3回目と言っていたが、とても思い入れのある島らしく、色々教えてくれた。
灯台からの帰り道、道を間違えた。
そしたら、港が見えた。
神社を目指す。
豊玉姫神社
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀った神社。
豊玉姫命は神武天皇のおばあちゃんにあたる人です。
子孫繁栄・安産・縁結びの神様として広く知られ、男木島の絶景スポットとしても有名。
神社から見る景色が最高。
神社近くの家の壁もカラフル。
ここで夕陽を見てみたい。
男木島に来たらここに行くと決めていた場所へ。
男木島図書館
男木島初の図書館。
移住の窓口にもなっている。
素敵な建物。
飼い主さんの許可を貰って撮らせて貰った、こむぎちゃん。
凛々しい。
可愛すぎる。
図書館の中には本がズラリ。
懐かしい机と椅子。
図書館の中でコーヒーも飲める。
15時のフェリーで帰ろうと思ったが、ゆっくり話を聞きたかったので、17時のフェリーに乗ることに。
コーヒーを飲みながら島の話を聞く。
話を聞けば聞くほど、魅力的。
空き家事情やこれから住めるかもしれないと言う家の話も聞き、ワクワクが止まらない。
他に移住した人の話も聞いてみようと近くにあるお店へ。
ダモンテ商会
表の写真を撮り忘れた。
チャイとレモンケーキ
旦那はんはビール
「まさか男木島で友達が働いてる店のビールを飲めるとは」
と旦那はん。
ここのご夫妻は世界を回ってる途中、一時帰国をした時に男木島を訪れ、ここに住むことにしたらしい。
「この島に住むことになった決め手は?」
と聞いたら
ノリ
と。
うちらもノリで行けるかなー?
色々と話を聞いているうちに
やっぱりこの島に住みたい
と言う気持ちが強くなった。
フェリーに乗る時間が近づいてきたので、ダッシュでもう一度男木島図書館へ戻った。
「この島に住みたいので、先ほどの家の話をお願いします。」
とお願いし、またダッシュで港に向かった。
17時のフェリーに間に合った。
今回は行く予定ではなかった場所。
たまたま高松のカフェで見た雑誌で行くことを決めた場所。
フェリーから見たこの景色と島から見た景色に完全にノックアウトされたこと。
これも何かの縁かもしれない。
旅中も直感で動いていたし、二人とも気に入ったのなら、やはりここなのかもしれない。
あとは家が見つかると良いなぁ。
世界を放浪し、落ち着く先はここなのかもしれない。
課題は沢山あるかもしれないかもしれないけど、ワクワクが止まらない。
帰りのフェリーでも珍しくテンション高めの二人。
高松に戻り、昨日、行列で入るのを断念した店へ。
一鶴
骨付鳥の有名な店。
オススメを聞くと必ず名前を聞く店。
おやどり
ひなどり
とりめし
ちょっとうちらには味が濃いめだった。
お腹いっぱいで宿に戻る。
隣のテントのおっちゃんがパンイチで入り口の隣の椅子に座って飲んでた。
いや、ここ家じゃないし。
何ならガラス張りだから、外を歩く人から丸見えですけど。。。
さすがにちょっと引いた。
テントの前でスマホの充電をしながらゴロゴロしていると、今朝、旦那はんがガチ切れしたのを申し訳なく思ったのか、隣のテントのおっちゃんが発泡酒を持ってきた。
貰うのかと思いきや、旦那はんは断った。
お酒を断るとは!!!!
ちょっとビックリ。
お腹いっぱいだし、話したい気分でもなかったので断ったらしい。
まぁ、そんな日もあるよね。
今日は夜中にお菓子を食べたり、早朝に電話をせずに大人しく寝てくれることを祈る。。。
と思ったら、その数十分後、おっちゃん、大きなイビキで寝始めた。
あまりに大音量で眠れず。。。