2019.07.13
6:00起床
旅中の方がしっかり早起き。
寝過ごすと予定が狂うので、仕方なし。
朝ご飯を食べ、パッキングをし、8:00過ぎに宿をチェックアウト。
セルヴィス乗り場へ向かう途中、また大きなパンが。
道端でパンを売るスタイル。
海外で良く見かける。
ボーダー行きのセルヴィス乗り場は、この黄色の看板が目印。
反対側の建物を潜り、オフィスへ。
乗車券と荷物代を払う。
ボーダー行きのセルヴィス。
自分で荷物を積む。
先客が数名。
8:35
9人集まったので、出発。
と思ったら、ぶつけてるんじゃないか?って言うくらい、隣の車とのスレスレの状況をバックで進むドライバー。
私にはこの距離感でのバック走行は無理っす。
と思ったら、停車した。
何やらその先の車が邪魔で出られない様子。
車のドライバーが出てくるまで暫し待ち。
8:50
車が移動したので、再び出発。
途中、もう一人、おばちゃんをピックアップし、満員状態で街を出る。
山を越え、街を抜けると一気に景色が変わる。
何にもなくなる。
ゴツゴツとした岩だらけ。
途中、何箇所かで見られる集落。
テントで生活をしている人もいる。
ヨーロッパの様な街並みのエルサレムとは対照的で複雑な気分になる。
出発の遅れを取り戻す他の様に、130km/hくらいをキープしながら走行するセルヴィス。
道が綺麗なのがせめてもの救い。
旦那はんと
「ここはチリのアタカマっぽいねぇ。」
とか
「ここは南アからナミビアに抜ける道に似てるねぇ。」
などと話しながら、流れる景色を眺める。
ゴツゴツとした岩だらけ。
ボーダー前の検問で乗客のパスポートは全て没収される。
係のイカツイお兄ちゃんが車に乗り込み一人一人名前を呼ぶ。
全員の名前と顔写真の確認をしたら、終わり。
パスポートが帰って来た。
9:15
イスラエル側のボーダーに到着。
ドライバーのおっちゃんが飛ばした分、思ったより早く着いた。
今日はボーダーが午前しか開いていない為か、結構人がいる。
荷物を全部持ち、建物の中へ。
カウンターは既に行列。
並んでいると、お姉さんに声を掛けられた。
「あなた達、何人?」
「日本人だよ。」
「それならこっちのカウンターよ。」
とがら空きのカウンターへ案内された。
どうやら混雑していたのは現地民カウンター。
外国人カウンターはガラガラ状態。
182シェケル(¥5,550)の出国税を払い、余った分のシェケルをヨルダンのディナールに変えてくれた。
レートも悪くないし、ついでに両替してくれたのはありがたい。
イミグレもすんなり通過。
無事、イスラエルを出国。
出た先でJETTの国境越えのバス待ち。
暫くするとバスが到着。
荷物を預け、バスに乗り込む。
大方、乗ったところで、係の人が一人ずつパスポートを回収に回る。
また暫くパスポート不携帯の状態。
海外でパスポートがない状態が一番不安。
10:00
イスラエルのボーダーを出発。
すぐにヨルダン側のボーダーに到着。
皆んな我先に降りようとするが、降りる前にバス代と荷物代の支払いで、バスの中は混乱。
うちらは一度経験しているので、予めJD20紙幣を握りしめ待っていたら、すんなり降ろしてくれた。
出国カウンターの前には人だかり。
名前を呼ばれ、没収されたパスポートを取りに行く感じ。
明らかにアジア人はうちらだけだったので、すぐに分かったらしく、かなり早い段階でパスポートが返却された。
こう言う時、周りと違う顔は便利。
ヨルダンは前回出国したことになっていないので、空港での入国のスタンプを確認されただけで終わり。
今回はイミグレに時間がかかると思って構えていたけど、ヨルダンもイスラエルも思ったよりスムーズに通過出来た。
ボーダーの外でウロウロしていると、タクシーの客引きのおっちゃんに声を掛けられる。
「どこまで行くんだ?」
と聞かれたので、旦那はんがスマホを見せながら、
「この宿。」
と宿の名前と住所を見せると、すぐにGoogleマップで確認し始めた。
「ついて来い。」
とこれまたどの国でも一緒だけど、金額を言わずについて来いパターン。
「いやいや、いくらだよ?」
「JD30」
「JD20じゃダメ?」
「ダメだ。一律だ。」
まぁ、空港からボーダーまでJD34だったしなぁ。
仕方ないかとタクシーに乗り込む。
客引きのおっちゃんとドライバーはまた別のおっちゃん。
窓全開で熱風が車内に吹き込む。
それと同時にドライバーのおっちゃんがタバコを吸い出す。
イスラエルもヨルダンも喫煙率高過ぎっ!!!!
タバコは嫌いなんじゃーっ!!!!
そんなことは御構い無しにドライバーはタバコを吸い続ける。
途中、会った車に
「アンマンはどっち?」
と聞かれ、ドライバーがこっちと指示を出した。
暫く走ると、その車を抜き、おっちゃんはドライバーに停まるように指示を出した。
何だ? タクシー強盗か?
そう言うのめんどくさいから止めて欲しいんですけど。。。
と思っていたら、ドライバーと止められたお兄ちゃんが一緒にこっちへやって来た。
えっ? 君達、グル?
ヨルダンって治安良いはずだよね?
など、一瞬で色々考えたら、お兄ちゃんが
「君達、どこまで行くの?僕もアンマンに行くんだけど。」
と。
???
すると、旦那はんが宿の名前と住所を教えると、お兄ちゃんがその辺の土地勘があるらしく、
「そこなら分かるよ。君達、このドライバーにいくら払うの?」
「JD30だよ。」
と言うと、すかさずタクシーのおっちゃんが
「君達、この人の車に乗って。」
と。
えっ!? どう言うこと?
どうやらお兄ちゃんもアンマンに行くので、方面が一緒ならこの人に送って貰ってって事らしい。
オイオイ、おっちゃん、ちゃんと責任を持って最後まで仕事しろよ。
でも、まぁ、お兄ちゃんも人は悪い感じはしないし、車の感じも悪くない。
タクシーよりかは良い車だし、おっちゃんと違ってエアコンも使ってる。
ちゃんと送り届けてくれるなら、それでも良いかと、タクシーから荷物を降ろし、お兄ちゃんの車に積み込む。
お金を払ってと言われたが、流石に殆ど進んでいないのに、全額払うのはおかしいと思い、タクシーのおっちゃんにJD10、お兄ちゃんにJD20を渡した。
するとおっちゃんはお兄ちゃんにJD10をよこせと。
オイオイ、おっちゃん、どんだけなんだよ!?
おっちゃんはまた来た道を戻って行った。
お兄ちゃんはアンマン市街の見どころや、美味しいレストランなども教えてくれた。
スリランカに旅行に行ったらしく、たまたまうちらも去年行っていたので、お兄ちゃんと旦那はんはその話で盛り上がってた。
結果、良いお兄ちゃんだった。
12:00前に宿に到着
お兄ちゃんとお別れして、宿にチェックイン。
まだ部屋の準備が終わっていないと言われたので、共有スペースで調べ物。
お腹も空いて来たし、そろそろ出かけようと準備をしていたら、部屋の準備ができたと言われ、ナイスなタイミングで部屋へ。
荷物を置き、お散歩へ。
こんな暑い時間にうちら以外、誰も歩いていない。。。
アンマン市街も鬼坂、階段のオンパレード。
街の感じは上から見ているとボリビアのラパスかマダガスカルのアンタナナリボな感じ。
坂や階段はキツイが、空気が良い分、まだマシ。
街歩きしているとちょこちょこ壁画に遭遇する。
加工なしでこんな空の色。
反対側の山の上にはシタデル(城塞)。
ポルトガルのアゲダの様な階段が。
ここから下りた方がショートカットっぽいので、下りてみる。
上とは違った感じ。
街中でチェス。
街中本屋さん。
派手派手な服。
「旦那はんに似合うよ、きっと。」
って言われたけど、
流石に買いませんて。
お目当ての店を発見!!!!
地元でも大人気のお店。
中に入ると思いの外広い。
そして、満席か!?って言うくらいの賑わいを見せている。
とりあえず、言われるがままに席に座る。
何をどうやってオーダーするのかさっぱり分からず、周りを観察。
大量のシャーイを運ぶお兄ちゃんがいたので、声を掛けて2つ貰う。
近くにいた店員のおっちゃんに声を掛け、オーダーの仕方を聞くと、何が欲しいか聞かれ、周りを見ながら適当にオーダー。
すぐに運ばれて来た。
ミントの葉とザク切りトマト、生のオニオン。
ミントの葉はシャーイに。
ホンモス(フムス)
この店のフムスが今まで食べたフムスの中で一番美味しかった。
ババガヌーシュ
焼きナスをタヒーナ(ゴマのペースト)、オリーブオイル、各種調味料と合わせて作る前菜。
エジプトで食べて以来、大好きな一品。
フール
ひよこ豆を煮て潰したもの。
これは少し辛かった。
ファラフェル
昨日の夜のファラフェルも美味しかったけど、この店のファラフェルも最高♪
お腹いっぱいで、私は途中でギブ。。。
旦那はんが完食。
旦那はん、帰国後、健康診断あるんだけど、大丈夫?
さて、お腹はいっぱいだけど、アンマンに滞在する時間は短いので、アンマンで有名なスイーツを食べに。
店に向かう途中、土産物屋のスパイスを入れている布が可愛くて気になった。
ヘチマはヨルダンでも使うらしい。
先ほどの店から直ぐの所にある
Habiba(ハビーバ)
老舗のアラブ菓子屋。
創業は1951年。
幾つか店舗があり、その中でも連日行列ができるのはアラブ銀行近くにあるカナーフェの持ち帰り専門店。
まずは列に並び、先会計でオーダーしてから、チケットを渡して受け取るシステム。
カナーフェ
カナーフェとはパスタなどの原料にもなるセモリナ粉の生地の上にローズウォーターで香りづけしたチーズを熱して溶かし、さらに上からシロップをかけた大人気スイーツ。
他にも何種類かスイーツはあった。
オスマーリエ
甘いクリームの上に小麦粉で作ったパリパリ麺にシロップをかけたもの。
バクラバ
パイ生地に甘くしたナッツ類をはさんだオスマン帝国発祥のアラブ菓子。
熱々を渡された。
思ったより大きい。
チーズって言うから、勝手に甘じょっぱいのを想像してたけど、しょっぱさは殆どなかった。
一口目から歯が痛くなる甘さ。
座って食べていたら、目の前にもう一軒行きたかったお店が。
Bekdash(バクダーシュ)
シリア老舗のアイスクリーム店
アイスを取ったと思ったら、砕いたピスタチオが入ったバットの中に入れ、コロコロと転がした。
手掴みでカップの中へ。
出来上がり。
お兄さんのドヤ顔。
写真を撮ったら、
「こっちに回って来な。」
と。
言われるがまま、行くと、
強制ON!!!!
一緒にパシャリ。
その後、なぜか旦那はんも一緒に。
アイスを買いに来ただけなんですが。。。
一通り、写真撮影が終わったので、ようやくアイスタイム。
ピスタチオてんこ盛り。
日本ではピスタチオが高いので、こんなにふんだんにトッピングするのは無理だろう。
トルコのドンドルマほどではないが、伸びるのよ、このアイス。
また激甘なのかと思ったら、こちらは意外とあっさりしていて、美味しかった。
甘いものは別腹♪
なんて事は全くありません。
お腹がはちきれそうで、ヤバイ。。。
食べた分のカロリーを少しだけでも消費しましょう。
見える限り階段が続いている。。。
アンマンはどこもかしこも坂道か階段。
足腰が崩壊する〜
階段を登り切るとオシャレな感じの通りが。
フラフラお散歩。
一旦、宿へ戻ります。
暑い上にアップダウンの激しい街で体は疲労困憊。
少しクールダウン。
全然お腹が空かないので、旦那はんがまたお散歩に行こうと言うので、宿を出る。
散歩と言うよりハードなトレーニングな感じ。
ひたすら坂を上る。
途中、アートだらけの道へ。
ヨルダンの国旗。
19:00過ぎ
あまりお腹は空かないが、早く食べないと消化も出来なくなるので、夕飯。
宿のレセプションのお兄ちゃんが教えてくれたオススメの店へ。
マンサフ
発酵させた乾燥ヨーグルトのソースで羊肉を調理した肉料理で、米かブルグァ(火にあぶり乾燥させた麦を砕いたもの)と一緒に食べるヨルダンの国民食。
マンサフはヨルダン川西岸地区の一部にも見られる。
マンサフは、「大きな皿」または、「手で食べる」という意味らしい。
ムサッハン
パレスチナの料理。
タマネギ、スパイスの一種であるスマック、オールスパイス、サフラン、油で揚げた松の実、オリーヴ・オイルを用いてローストした鶏肉を、フブズと呼ばれる平たいパンと一緒に食べる料理。
昼にあれだけガッツリ食べたので、米とパンは残しました。。。
デブまっしぐら。
宿に戻る前に観光がてらお散歩。
昼間気になったサンドボトル。
ハンドメイド。
その場で作ってくれる。
女子4人組が7つ作って貰っているのを見ているうちに欲しくなった。
まずはボトルを選ぶ。
そこに糊で名前やメッセージを書く。
起用に逆向きで書いていく。
そこに黒い砂を入れ、まずは文字を。
その後にどんな色にしたいか聞かれたので、イメージと絵柄を伝える。
黒の砂を少し入れる。
あっという間にラクダが2頭。
迷う事なくどんどんカラフルな砂を入れて行く。
今度は黄色の砂を少し。
あっと言う間に山と月が出来た。
最後に白い砂を入れる。
金属の棒で刺しながら隙間を埋めて行く。
床にコンコンして更に隙間をなくす。
最後に糊を入れて、更に砂で固めて出来上がり♪
10分もかからずに出来上がった。
我が家の旅コレクションの仲間入り。
フラフラしているとサトウキビジュース屋を発見!!!!
エジプト以来。
ちょうど喉も渇いたので、飲む事に。
良く冷えてて美味しかった♪
少し歩くとライトアップされたフセイン・モスクが。
アンマンで最も古いモスクの一つ。
中には入れないので、外をチラッと見て終わり。
その周りにあるスークを探索。
涼しくなる夜に人が出てくるせいか、結構、買い物客で賑わっていた。
アンマンの街はギラギラしている。
ローマ時代のアントニウス・ピウスの治世に建てられたヨルダンで最大規模のもの。
33列6000人が収容できる大きさらしい。
さて、アンマンで見たい物、食べたい物を堪能したので、宿へ戻ります。
鬼坂を登ります。
足が太くなりそうだわ。。。
宿に戻り、シャワーを浴び、ルーフトップから夜景を見る。
オレンジ色になるかと予想していたが、意外と白い感じだった。
昼間は暑いけど、夜はグッと気温が下がるアンマン。
肌寒いくらいなので、さっさと部屋へ。
明日も早起きなので、寝ます。
今日も良く動いた。。。