2023.05.31
2:30am
何の前触れも無く目が覚めた。
日本との時差は-5.5時間
完全に時差ボケですな。
飛行機でも16時間の移動中はほぼ寝まくって、何なら夜行バスの13時間もほぼほぼ寝ていたのに、時差ボケしてるっぽい。
スマホいじったら、この時間はみんな寝ているので、Wi-Fiもサクサク♪
VPNの調子も良いので、無駄にInstagramのストーリーズをアップしまくる。
日本のみんな〜、お元気ですか?
私は元気です。
明け方なので変なテンションです。
ちなみに旦那ちゃんはフツーに寝続けてます。
羨ましい。。。
完全に目が覚めて、眠れそうもないので、少しずつ出かける準備なんかしてみたり。
部屋の外で音がしたので、外を覗いてみると、宿のお姉さんが
「朝ごはんにする?」
と言うので、お願いした。
宿の朝食は本来は8~10時
しかし、昨日のタクシーのおっちゃんの営業に乗っかり、早くに宿を出て観光に出かけることを昨日のうちに伝えたら、宿のオーナーさんが
「7:00に朝食にする?」
と提案してくれたので、少し早くなったけど、その時間でお願いしていた。
ありがたい。
朝日を浴びた宿も綺麗。
中庭を眺めながら朝食。
宿の飼い猫らしい。
何度もキッチンに入ろうとしては怒られていたので。
7:30
昨日のタクシーのおっちゃんが時間通りに宿に迎えに来た。
さて、出発〜
約1時間で最初の目的地に到着〜
何故だかタクシーのおっちゃんと写真を撮る。
しかも、
エントランスと反対向きに。
何の写真なの?
おっちゃんは
「2時間後にまた迎えに来るね〜。」
と言って、何処かへ行ってしまった。
さて、すでに暑いけど、観光しますか。
まだ人のいないエントランス。
最初から本日のメイン
ペルセポリス
やって来ました、世界遺産〜。
ペルセポリスと言う名はギリシャ語由来で「ペルシア人の都」って意味らしく、ペルシャ語ではタフテ・ジャムシードと呼ばれる。
タクシーのおっちゃんが力説してた。
紀元前520年、アケメネス朝ペルシア帝国の都でダレイオス1世が建設した宮殿群だったらしい。
むか〜し、世界史で聞いたことあるようなないような単語だなぁ。。。
ヨルダンのペトラ遺跡、シリアのパルミラ遺跡とともに
“中東の3P”
と呼ばれているらしい。
ペトラ遺跡は行った。
シリアはきっと行けないだろうなぁ。。。
そんなペルセポリスは、紀元前331年にアレクサンダー大王によって陥落。
百柱の間より出火し、宮殿は廃墟と化した。
前置きはそんな感じで、チケットを買い、いざ中へ。
暑くなると聞いていたから、朝から来たけど、すでに暑い。。。
遺跡は日影がないので、すでに溶けそうなくらい暑い。。。
焦げる前にサクサク見ちゃいましょう。
エントランスを入ってすぐに世界遺産の説明っぽい石を発見。
サクッと写真を撮って進もうかと思ったら、何やら旦那ちゃんの動きがおかしい。
バッグをガサゴソ、ポケットを何度も触り、またバッグをガサゴソ。。。
もう、嫌な予感しかしない。
旦那:「あれ?スマホがない。」
私:「はい?」
旦那:「置いて来ちゃったかも。」
私:「いや、さっきタクシーの中で見てたじゃん。」
旦那:「あ〜、そうだわ。じゃあ、タクシーの中に置いて来たかも。」
私:「・・・」
あ"ーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!
もう、何でいつもそうなの!?
旦那:「あ〜、やっちゃった。」
私:「・・・」
旦那:「ごめんね。」
私:「・・・」
怒ると言うよりねぇ、毎度毎度、何かやらかしてくれるので、呆れてます。
もう、暑いし、イラつくし、早く先に進みましょう。
階段を登り、最初に目に入って来たのがペルセポリス宮殿の入り口にそびえる
クセルクセス門
既に観光客がチラホラ。
クセルクセス1世が建てたこの門は「万国の門」と呼ばれ、控えの間だったらしい。
現在は高さ10mの側注や円柱が残っているだけ。
人面有翼獣身像
頭部は偶像崇拝が嫌いなイスラム教徒に壊されちゃったらしい。
その像の前で反省する人。
「ハイ、そこ立って」
と言われ、うつむき加減で撮られる人。
空飛ぶ双頭鷲像が見えて来た。
イラン航空のシンボルマークのモチーフになっている。
アルタクセルクセス2世の墓を目指す。
王墓からはペルセポリスが一望できる。
アルタクセルクセス2世王墓
中に入れる訳でも無く、特に何もなかった。
ピリついた空気を察して旦那ちゃんは一定の距離を保ち近付いて来ないので、一人でふらふら見学。
百柱の間(王座の間)
かつては100本の柱を有したペルセポリス最大の広間。
クセルクセス1世が着工し、アルタクセルクセス1世が完成させたもの。
現在は柱の殆どが崩壊。
がら〜んとしている。
中央宮殿(会議の間)
北側の階段脇にはメディア人やペルシア人の高官と貴族が会議に向かう様子が彫られている。
アパダーナ東階段のレリーフ
北と南の2方向にスロープがあり、北向きの階段にはメディナ人とペルシア人の高官が交互に並ぶ様、南向きの階段脇には王に贈り物を献上する属国の使者の様子が彫られている。
この使者の衣装や献上物が国によって違う。
23の国々が糸杉のレリーフによって区切られている。
ザランジュ
現在のアフガニスタン南西部に一途されている
アラビア
上:ガンダーラ、下:パルティア
上:スキタイ、下:イオニア
上:アッシリア、下:カッパドキア
上:バビロニア、下:リディア
アルメニア
写真だと薄い感じで分かりにくいが、近くで見ると国ごとに全然違う。
アパダーナ
ダレイオス1世によって建てられた宮殿
タチャラ(ダレイオス1世の宮殿)
タチャラとは「冬の宮殿」と言う意味。
所々に黒大理石が使われている。
ざっと周り、クセルクセス門まで戻って来た。
中国人の団体が押し寄せて来たので、うちらは退散。
タクシーのおっちゃんに
「全部見るのに2時間はかかると思うよ。」
と言われたけど、1時間で見終わった。
おっちゃんにピックアップしてと電話すると
「すぐに行く」
と言われたが、暫くエントランスで待ちぼうけ。
やっと迎えに来たおっちゃんに
「迎えに来る5分前に後部座席にスマホあったよ。電話してくれれば届けたのに〜」
と言われた。
旦那ちゃんは安堵の表情。
もう無くすんじゃないわよ
と隣で無言の圧をかけておいた。
さて、タクシーに乗り込み、次の場所へ。
車で5分くらいか走ったところにある
ナクジェ・ラジャブ
サーサーン朝初期のもの
シャープール1世と臣下のレリーフ
この2つしかないので、5分もかからず、見学終了。
次を目指します。
また車で5分くらい走る。
ナグシェ・ロスタム
ペルセポリスの北東にある岩山にアケメネス朝の王墓が並んでいる。
クセルクセス1世、ダレイオス1世、アルタクセルクセス1世、ダレイオス2世の墓とされている。
ダレイオス2世の墓の向かいにあるゾロアスター教神殿だと思われる建物
アルデシール1世を描いた
騎馬叙任式図
さて、遺跡を満喫したので、街に戻りましょう。
シーラーズの入り口
クルアーン門
昨日、シーラーズに入る時に見かけた門。
タクシーのおっちゃんが停まってくれた。
写真撮ってくれたけど、ちっさっ!!!!
ペルセポリスが予定の半分の時間で見終わったので、時間が出来たから、買い物に行くことに。
まずはピスタチオとサフランを買いに。
ピスタチオとサフランはシーラーズの近くで採れるらしく、この町で買うのが一番安いとの事。
着いた場所は卸問屋。
ピスタチオが袋に入れられて売っている。
品質によって違う袋に入っているらしい。
ワゴンの中も全部ピスタチオ。
これが最高級品らしい
塩気のあるものと無いものとあるらしく、ここでは塩気のあるタイプを2kgお買い上げ〜
サフランもガッツリ購入〜
ピスタチオは最高ランクのもので日本の半額くらい。
サフランも半額以下。
それでも高級品であることには変わりない。
これで暫くビリヤニ作れる〜♪
イラン産のサフランの入ったビリヤニになりますよ〜
お次は高級菓子店へ
お菓子を選んで時間ができるとすぐに写真を撮りたがるタクシーのおっちゃん。
海外の人は写真が好きね。
無駄に店内で写真を撮られる人たち。
パンも売ってた。
次から次へとひっきりなしに現地の方が買いに来る。
お菓子も買えたので、次はランチへ。
「何が食べたい?」
と聞かれたので、シーラーズの伝統料理が食べたいと答えたら、オススメのレストランを教えてくれた。
「この料理を注文しな〜」
と紙に書いてくれた。
文字というより、絵にしか見えない。。。
タクシーのおっちゃんとはここでお別れ。
教えられたレストランへ。
Golbahari
Kalam Polo Shirazi(右)
Kashk-e-Bademjan(下)
右上のキャラン・ポロウは炊き込みご飯的な感じ。
ハーブが効いているが凄く食べやすい。
美味しかった。
下のキャシュコ・バーデムジャーンは、ナスをキャシキ(サワーヨーグルトの一種)で和えたもの。
上にナッツとミントのソースがかかっている。
イランはナスの料理がめちゃくちゃ美味しい。
そちらも凄く美味しくて完食。
ハーブティーでまったり。
ご飯を食べながら見える景色も良かった。
お腹いっぱい食べて、お茶もして二人で¥1,000しないくらい。
安いな、イラン。
最高〜♪
お腹いっぱいになったので、食後の運動とばかりにお散歩する。
途中でお茶街に出たので、イランで飲んで気に入ったサフランティーを買う。
イラン人は写真を撮る時真顔になるの。
撮った写真を見せるとめっちゃ笑顔になるのに。
その笑顔のまま写真撮ろうよ〜と毎回思った。
食後のデザートは今日もアイス。
連日37℃なので、暑くて。
ファ〜ル〜デ〜♪
ファールーデーとアイスと迷っていたら、ミックスできるっていうじゃありませんか。
迷わずミックスで。
サフランのファールーデーとサフランアイス。
どんだけサフラン推しよ?この国。
美味しいから良いんですけどね。
アイスも買って満足な人。
後ろのキンキラの店がアイス屋。
ずっと現地の人で賑わってた。
アイスを食べ、クールダウンしたので、街歩き再開。
スタバだっ!!!!
と思ったけど、ここにアメリカのものがある訳がないので、覗いてみたら、全然関係のない店だった。
キャリーム・ハーン城塞
中には入らず、外の塔や壁を眺めながら歩く。
一つ一つ模様が可愛い。
ぐるっと歩いたら、見つけたよ、ここにも I LOVE SHIRAZ
とりあえず、世界中にあるこれ。
見つけると写真を撮る。
写真を撮っていたら、オマーンから旅行に来たという家族が写真を撮ってくれるというので、撮って貰った。
それがこちら↓
他の国の人あるある。
人物にフォーカスしまくった写真。
もはやどこだか分からなくなるやつ。
日本人が撮った写真↓
ちゃんと地名を入れる。
人の大きさとかどうでも良いのが日本人。
さて、お腹もいっぱいだし、朝早くから出歩いていたので、疲れたから宿に戻りましょう。
宿の近くのピンクモスクまで戻って来たら、お姉様4人組に声を掛けられた。
「一緒に写真を撮って。」
と。
日本人は珍しいらしく、見つけると一緒に写真を撮りたくなるらしい。
カメラを向けていないとキャッキャしているのに、カメラを向けた途端、真顔になるのやめて。
お姉様達と別れ、宿へ。
さすがに前日の移動で疲れが溜まっていたので、旦那ちゃんは19時半には寝てしまった。
私も21時前には気絶するように寝た。