2023/06/29

エスファハーン③→→→テヘラン②

 2023.06.04


5:00前


やはり微妙に早起き。

快適ベッドでゴロゴロ。

朝食は6:30からと言うことで、着替えて会場に。

↓ヒジャブ必要ですって。


長い廊下の先には誰もいないデスク


朝食会場に一番乗り〜♪


まだ開いてなかった。。。

OPENと同時に中国人に割り込まれる。。。

もう中国人の団体様御一行は嫌い!!!!


順番を守れない中国人にイラッとしながらも会場の中へ


うわぁ〜おぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!


雰囲気に圧倒される。。。


シャンデリア、落ちてきたら間違いなく血だらけ。。。とか変なこと考えるくらい、尖ってます。

朝食はビュッフェ形式。


どこに労力使ってるねん!!!! 

と関西人でもないのにツッコミ入れたくなるくらいカトラリー並べてる。


1本でも抜いたら崩れるの?ジェンガ的なやつ?

とドキドキしながら抜いてみる。

特に何も起こらず。。。

まずはクルッと一通り見てみる。

そして、時間のかかりそうなオムレツへ。


めっちゃ楽しみながらオムレツ作ってくれる〜。

でっかいオムレツ作ってくれた。


チャイを取りに行っている間に、私の荷物を勝手にどかして中国人が席に座ろうとするので

「そこ、私の席!!!!」

と言ったら、無言でそそくさと去って行く人たち。

中庭を眺めながら、お茶していたら、今度は席に座っているにも関わらず、私のお皿をどかし始め、隣の席に座ろうとする中国人。

えっ!? 何で?

他に席いっぱい空いてるでしょうよ!?

意味が分からなすぎて、無言の圧をかけた。

うちらが中庭の見える窓側の席に座っているからかもしれないけど、空いてる席が沢山あるのに、うちらの横に座るなっ!!!!

朝ご飯くらい静かにゆっくり食べさせてくれ!!!!

お腹が満たされたので、朝食会場を後に。

部屋に戻る途中、素敵な空間を見つけたので、入ってみる。


この先にあったのは、土産物のペルシャ絨毯の店。

絶対、お高いと思うので、店の前でクルッと回って退散!!!!

荷物をまとめチェックアウト。

困ったことにここでも中国人の団体様御一行と被り、なかなかパスポートを返して貰えない。。。

バスの時間が迫っているので、レセプションに

「これからテヘランへ行くのにすでにバスのチケットを予約している。」

と話すと、それは大変だとスタッフが慌て始め、サクッとパスポートを返却してくれた。

無事、チェックアウトを済ませ、ホテルを出る。

いや〜、素敵なホテルでした。

通りに出ていつも通りSnappで車を呼ぶ。

朝なので、あっさり捕まり、北バスターミナルを目指す。

車を降りたところで、コントなの?ってくらい、タクシー攻撃に遭う。

いや、今、バスターミナル着いたよね?

どう見てもこれから長距離バス乗る感じじゃん!!!!

タクシーには乗らないでしょ!? この状況。

ゲートをくぐり、バスターミナル内へ。

旦那ちゃんが私のコロコロを持って先に行ってしまった。

シーラーズ2日目くらいから長距離移動続きで私の腰が逝ってしまったので、階段などコロコロを持ってくれる優しい旦那ちゃん。


バスターミナルの建物の中へ


レセプションを探す。


レセプションにチケットを見せると

「君たちのバス会社は外に出て左側にある建物にある。」

と言われたので、移動。

まだ午前中だからか、あまり人がいない。


バスターミナル内に土産物屋もあった。


言われた通り、別の建物を探す。

見つけた建物はVIP専用のバス会社の建物だった。


中も先ほどより高級そうだし、エアコンも効いている。


30分くらいここで待つ。

バスが来たと言われて、外に出たら、目の前にバスがいた。


荷物を預けようとチケットを見せると、

「このバスじゃない。」

と言われた。

時間的にはこのバスなのに。。。

と思ったら、隣に同じバス会社のバスが入ってきた。

どうやら白いバスは少し時間が遅れているだけで、テヘラン行きの1本前のバスらしい。

うちらはきっとこっちのバスと思い、バスから降りてきたドライバーのおっちゃんに尋ねると

「このバスだよ。」

と。


結果、一番乗り。

いつも通り触覚付きの大きなバス。


荷物を預け、半券を貰う。


席は全て指定席。

うちらは初めて一番前の席。

???

うちらの席にお兄ちゃんが座っている。


「そこ、うちらの席。」

と言うと、

「問題ないよ。」

と言って、お兄ちゃんは後方の席へ移動した。

いや、人の席に座るなよ。

こっちからしたら、問題だわ。

今日は朝から

「そこ、私の席。」

ばっかり言ってる。

席に座ったら、お菓子の箱が置いてあった。


常温のジュースも渡された。


ドライバーのおっちゃんは、一番前にある冷蔵庫の中にちゃっかり自分の分のジュースを冷やしているのを見てしまった。

私のも冷やしてよ〜


10:00を回ったところで、予定通り出発〜

ドライバーのおっちゃんは運転しながらポットに入ったチャイをグラスに注ぐ。


街を出る前に停車したかと思ったら、どこかでまたポットにチャイを注いで来たらしく、また運転しながらチャイを注ぐ。

No smoking と書いてある車内でタバコも吸いまくる。

なんて自由な人なんだろ?

そして、何もない荒野をひたすら110km/hで走行する。


USBを差し込み、自分の好きな曲をバスの車内に大音量でかけるものだから、隣の席のおばちゃんはうるさそうにしていて、途中、後方の席に移動して行った。

とにかく、彼はノリノリで運転してらっしゃる。

この際、無事、テヘランに着いてくれれば、なんでも良い。

走ること約3時間

乗客のおじいちゃんがトイレの限界を迎える。

ヨロヨロと車内を歩き、ドライバーに伝えていた。

それから15分くらいでドライブイン的な所に入った。


暑。。。外は暑すぎる。。。

建物の中は冷房が効いていて快適。

とりあえず、食事休憩をする人たち。


土産物屋もある。


うちらはぶれずにアイス。


サフランとなんちゃらベリーのアイス


ドライブインのアイスも美味しいイラン。

アイスのレベルは高いです。

30分休憩し、再び走り出す。

約2時間くらいでテヘランに入った。

テヘランには長距離バスターミナルが4つある。

どこにおろされるかは全く分かっていないが、テヘラン行きのバスなので、乗っていても遠くの街に行く訳では無いので、大人しく景色を眺める。

最初に初日にバスに乗った南バスターミナルの端に停車。

ドライバーのおっちゃんが何か言っているが、多分

「南バスターミナルに着いたよ。」

と言っていたのだろう。

お兄ちゃんが一人だけ降りた。

その後も市内を走行し、今度はお姉さんが何も無いところで降りて行った。

バスは市内をどんどん北上する。

きっと北部にあるベイハギー・ターミナルに停まるのかな?と思ったら、やはり北部のバスターミナルに到着し、全員降ろされた。

どうやら終点らしい。

バスを降り、荷物をピックし、大きな通りの方へ歩く。

いつも通りSnappで車を呼ぶ。

暫く捕まらなかったが、少しお金を積んだら、すぐに車が捕まった。

街は祝日の為、道はがら空きだった。

あっという間に宿の前に到着。

車が1台しか通れないくらい狭い通り。

宿の入り口は普通の家風。


有名なプロレスラーの邸宅だったらしい。


中へ入り、チェックイン。

外からは想像が出来ないような中庭。


噴水があるよ。


目の前の扉3つの部屋がうちらの部屋。

壁のタイルも素敵。


上の階から部屋を眺める。


なんのマークだろう?


廊下にも同じ顔のマーク


お洒落な中庭


案内された部屋へ

ギラッギラ!!!!


壁から天井までモザイク状のミラーがビッシリ!!!!


ギラッギラ具合に目がチカチカするわぁ〜

どの角度から見てもギラついてます。


何でしょうね〜

昭和のラブホなんでしょうか?


どうですか?

この落ち着かない感じ。


ちなみにこの宿で一番良い部屋です、こちら。

ゆ〜ても、イランなのでだいぶ破格です。


ちなみに全部の部屋が違う内装のようで。

ネタとしては鏡張りかなぁ〜って。

バスタオルと歯ブラシ、石鹸、シャンプーはあった。


さて、今日は祝日なので、早めに行動しないと色々終わるので、出かけます。

海外は日曜や祝日はかなりの確率で店が閉まっている。

商店も閉まっていることが多いので、水すら買えない時もある。

日本は日曜でも祝日でも開いている店が多いし、コンビニは田舎でも開いているので、ありがたい。

まずはご飯を食べないと何も食べれずに終わりそうなので、お目当てのローカルな店へ。


ハイ、30分前に終わったらしい。。。


お店の片付けをしているお兄ちゃんに

「今日は終わり」

と言われた。

マジか。。。

さて、ご飯も食べれず、1日が終わるのは嫌なので、次の手を考えます。

片付けをしている店の前で、スマホで調べ物をしていると一人の男性が声を掛けてきた。

基本、どの国でも声を掛けてくる人には警戒態勢。

特に首都では。


男性:「どうしたの?」

旦那:「お目当ての店に来たけど、閉まってると言われたから、店を探している。」

男性:「明日は11時からやってるって店員さんが言っている。ご飯食べてないの?もし良かったら、近くにローカルフードの店があるから行く?」

旦那と私は作戦会議

作戦会議の結果、ついて行ってみる事にした。


男性の名前は“ハッサン”  46歳 

3ヶ月前に鼻を低くする美容整形の手術をしたと言う37歳の妻と18歳になる息子が一人いる。

イランでは鼻を低くする美容整形が流行っているらしい。

日本では高くする人が多いのに。

皆、無いものねだり。。。

話が脱線したので、戻りましょう。


彼は国営の石油会社に勤務している。

今日は祝日なので休みらしい。

2年間、独学で英語を学び、休みの日は外に出て外国人を捕まえ、話をして英会話の実践しているらしい。

日本を心から愛してやまないらしい。

海外の人が最も話をしてくるアニメには全く興味はないらしい。

日本の経済について、安倍晋三の死に方が物凄くショックだった事など、色々と熱く語ってきた。

日本が好きだが、日本人に会う事はほぼないらしく、うちらが日本人と分かった時には

「神様、ありがとう。」

と言っていた。

前のめりすぎて、正直ちょっとひいてしまった。。。

そんなハッサンのマシンガントークを聞きながら、歩くこと20分。

マーケットのような所に着いた。

フードと土産物屋が並んでいるエリア。


ここに友達の店があるらしい。

案内された店はこちら。


ローカルフードの屋台的な店。

ここのオーナー兄妹が友達らしい。

お姉さんが気になるものをどんどん試食させてくれる。

味は少し濃いめだが、どれも美味しい。


ラム肉の煮込みと少なめご飯


バーベリーの乗ったご飯はこれでも1人前を少なく盛ってくれたらしい。

だいぶ多いけど。。。

肉団子の煮込み


ハッサンにも食べる?と聞いたけど、家に帰ってから食べるからいらないと言われたので、二人で食す。

食べている間にもハッサンの日本やうちらに対する質問は止まらない。

食事が終わる頃、年齢の話になり、

旦那ちゃんは28歳、私は27歳くらいに見えると言われた。

夢を見させた方が良いのかなぁと思ったが、実年齢を聞きたがっていたので、実年齢を教えたら、思いの外、びっくりしていた。

何でシワがないのか?何で白いのか?何で太らないのか?

不思議で仕方がないらしい。

人が通る度に

「きっとあの人は同世代だと思うよ。イラン人だとあんな感じ。」

と教えてくれた。

確かに日本人よりプラス10歳から15歳くらい上に見えるくらいシワがあり、体型は肝っ玉かあさんではある。


うちらの年齢があまりにも衝撃的だったのか、店の友達にも

「この日本人たちは幾つに見える?」

などと言い始めたので、ちょっとめんどくさいなぁ。。。と思ったけど、どの人も反応がおかしいので、やはり日本人は若く見えるんだなぁと思った。

ちなみに右端の男性は旦那ちゃんと同じ歳。

私の隣の女性は私と同じ歳。


3人は兄妹。

国土の75%が砂漠で紫外線もかなり強い国だとシワが深くなるのね。

日本人はどうしてそんなにシワがなくて白いんだ?

としきりに言われた。

鬱陶しいと思う梅雨や夏のジメジメ、秋の長雨など、日本にはほとんどの季節に湿気があるので、それが潤いの要素になり、シワが少ないのかも。

ジメジメもありがたいと思わなきゃいけないのね。

とりあえず、

永遠の28歳と27歳で今後も頑張ります。

体力的にはアラフォーだ。。。

頑張ろう。


食後近くの公園に散歩に行こうを言われたので、そのまま公園へ

パーク・シャー


イランにもスワンボートはあるらしい。

あてもなく公園内を散歩。

その間も質問攻めにあう。

そろそろしんどくなってきたなぁと思った頃、ハッサンが公園内の売店へ

レモンスカッシュを買ってくれた。


結構、甘めで炭酸もきつめ。

でも、暑いのでスッキリする。


19:00過ぎ

陽が落ちたので、そろそろ移動。

イランに来て初の電車での移動。

ハッサンとお別れかと思ったら、あと1時間ならと一緒に行くことに。

ここから地下鉄へ


階段を下ります


改札


チケットは私たちは現金払いなので、窓口で


レシートを受け取る

QRコードを機械にかざすとゲートが開く。

入場で使うだけで、出る時には必要ないので、ゲート近くのゴミ箱にみんな捨てている。

ゲートを通過し、乗り場はさらにエスカレーターで下るらしい。

エスカレーターで遊ぶ46歳


ホームに降りるとすぐに電車が来た。

路線図は都内みたいな感じ。


路線ごとに色分けされている。

向かいに座るのはぽっちゃりーず。


女性専用車両に乗らなきゃいけないのかと思っていたが、夫婦や家族であれば一緒に乗って良いらしい。

一人だけ別の車両とかじゃなくて良かった。。。

LINE使えないから、はぐれたら終わりだし。。。


電車に揺られること20分

目的地近くの駅に到着

結構、混んでいる。

祝日だから混んでいるらしい。

目的地に向かう途中、立派なアフロヘアのアフガニスタンから来た少年と記念撮影。


すれ違いざまに髪の毛を触ってから話しかけるとか、日本ならブチ切れられそうだけど。。。

駅を出て約20分くらい軽いハイキング状態で山を登り、目的地に到着


タビアト大橋

長さ270mの橋

ペルシャ語で「自由の橋」と言う意味らしい。

テヘラン北部の主要高速道路の1つであるモダレス高速道路に架かる橋。

この橋のライトアップを待っていたので、公園をぐるぐるしていた。


それにしても人が多い。。。


ライトアップは遠くから眺めたかった。。。

近くだと良く分からん。

何だか分からないけど、写真撮られましてん。


この頃からハッサンは私の名前だけをしきりに呼ぶし、私の隣に必ず来るので、必死に旦那ちゃんの横に回り込む私。

しかも、“Aiko!!!!”

って呼ぶけど、

私の名前はAkaneです!!!!

この辺で何かがおかしいと思い始める。

その間も気が付くと私の横にいるハッサンをかわしながら、旦那ちゃんの横に回り込む私。

小さな鬼ごっこに全く気付かない旦那。

オイ、コラッ!!!!

と思いつつも

「痴漢に気をつけてね〜、旦那とかいても関係ないから〜」

と言われた言葉を思い出しては、

こう言う事なのか?

とちょっとイラつきを覚え始める。

夜景も中にいると見えないし、小さな鬼ごっこも疲れるし、純粋に歩き疲れているしで、帰りたい私。


山を降りて地下鉄へ。

ここでハッサンと反対方向の電車に乗るので、お別れ。


目が笑ってないよ、私。。。

他の国ならこの辺でチップを要求される所だが、それはなかった。

多分、良い人だったんだろうけど、近付かないで欲しい。。。

逃げるのに疲れた。。。


ちょうど電車が行ったところだったので、暫く待ち。





宿に帰ろうかとも思ったけど、もっと北にある山から見える夜景が綺麗と言うので、疲れていたけど、行く事に。

しかし、駅を出たら、

大渋滞。。。


Snappも捕まらず、流しのタクシーも捕まらなかったので、宿へ帰ることに。

地下鉄の駅はどこも素敵。


吸い込まれそうなエスカレーター


23:00

ようやく宿へ戻って来た。。。


さすがに皆さん寝ているのか、とても静か。


夜の宿の雰囲気もこれまた素敵。


部屋の中は変わらずギラッギラ。


落ち着かないと思って天井を見上げたら、イランに来て初のメッカの方向を見つけた。

ヨルダンの時は結構な確率で宿にこのマークあった気がしたけど、イランで見たのは最後の宿にして初。

疲れたので、シャワーを浴びて、泥のように寝た。