2024.06.15
5:00 起床
暑くて夜中に何度も目が覚めた。
カラクム砂漠の朝焼けは最高です。
地獄の門を眺める旦那ちゃん。
ユルタの管理人が飼っているラクダ。
ラクダの赤ちゃんはミルクタイム。
足元にはトカゲ?
目が合ってしまった。
素早い動きで去って行った。
7:00
「朝ごはんだよ。」
とドライバーさんがユルタにやって来た。
昨夜、夕飯の時間が遅かったのと、それでもたくさん食べたので、あまりお腹は減っていない。
卵とチーズとジュースで終わり。
ユルタの壁に掛けてあった民族衣装が気になって仕方ない旦那ちゃん。
ずっと被りたいと言っていたモフモフの帽子もあった。
違和感なし!!!!
普通にいそうだわ、こういう人。
サマルカンドに続き、民族衣装が着れて(特にモフモフの帽子)大満足だった様子。
7:30には出発すると言われていたので、歯磨きしたりバタバタと出発準備。
時間通りにユルタを出発。
帰りはガスクレーターには寄らなかった。
見納めするのかと思ったけど、国境のゲートが開いている時間の兼ね合いもあるので、ゆっくりはしていられないのかも。
バイバイ、地獄の門。
さて、国境を目指しましょう。
また今日もダカール・ラリーが始まります。
またムチウチになるんじゃないかってくらい揺れまくりの車内。
途中、国境やガスクレーターで会った日本人の団体様御一行のランクルを追い抜く。
あちらは60〜70代の方が多かったので、トイレが近いようです。
SAもPAもドライブインもないので、基本、青空トイレ。
開放的。
そんなうちらも快適な涼しい車内にいるので、トイレに行きたくなって来た。
だが、もう少しで売店だったなぁ、そこまで我慢するかと思ったら、何だかんだ3時間くらいトイレを我慢することに。
何もなさ過ぎて、砂漠の距離感掴めない。
行きにも立ち寄った売店で休憩しつつ、念願のトイレにも行けた。
ドライバーさんがキンキンに冷えた水を買って来てくれた。
11:30
4時間のダカール・ラリーが無事終了し、レストランに到着。
行きは遺跡に寄ったので時間がかかったけど、帰りは直接街に戻って来たので、1時間短縮。
外にロボット。
駐車場に停まっている車はほぼランクル。
どんな高級店?
広々〜。
こちらの店員さんもフレンドリーな感じ。
流暢な英語で話しかけてくる。
トルクメニスタンのローカルフードを食べてみたいと言っていたので、そういう店に行く予定だったが、そちらには日本人の団体が来るとドライバーさんが知り、辞めたらしい。
結局、ローカルフードは食べれなそう。
ビーツのサラダ
スープ
肉のトマト煮込み
肉のオイル煮込み
ミートパイ
どんだけ頼むんですか?って言うくらいの量を頼むドライバーさん。
車に乗っていただけなので、うちらはあまりお腹は空いていないが、ドライバーさんはずっと運転していたので、お腹が空いていたらしい。
めっちゃ食べてた。
オフロードを連日走ったら疲れるよね。
さすがに今日はデザートはお断りした。
お腹がいっぱいです。
ローカルフードは食べれなかったけど、ご飯は美味しかった。
ツアーに込み込みだから自分たちでお金は払わないけど、メニューを見る限り、そこそこ良いお値段だった。
トルクメニスタンの物価はお高めなのかな?
それとも高級店なだけ?
結局、分からずじまい。
さすがに疲れたと言っていたドライバーさんに国境まで送ってもらう。
ゲートの目の前まで荷物も運んでくれた。
こっそりチップを渡し、バイバイ。
国境越えは自分たちで。
入国は凄く時間が掛かったけど、出国はどうだろ?
前情報が殆どなく、ネットも使えないので、勝手が分からないがとりあえず建物の中へ。
こちらに向かって何やら言っている制服を着たお兄ちゃんがいるが、
全く言葉が分からない。
けれど、手に紙を持っているので、きっと出国するのに書かなきゃいけないんだろうな。
と思ったら、他に人もいないので、暇だったのか制服のお兄ちゃんがパスポートを見ながら代わりに書いてくれるらしい。
2人分書いたところで
「お金、お金」
と言っているが、現地通貨持ってないしなぁと思っていたら、彼の上司らしき人がジェスチャーでうちらに行ってヨシとしているので、そのまま荷物を持って機械に移動。
お兄ちゃんはヘラヘラ笑っていたので、言ってみただけって感じだったらしい。
荷物を機械に通すとまたここでも
「ドローン、カメラは持っているか?タバコは?」
どれもないと答える。
入国時には聞かれなかったけど、タバコは関係あるのか?
出国はビックリするくらいあっさり。
去る者追わずなのね。
ちょうど国境の連絡バスが行ってしまったので、建物の中でバスを待つ。
暫くするとバスが来たので、乗り込むと、昨日と同じドライバー。
ウズベキスタンから来た人から貰ったチップをずっと数えている。
エンジンを切って停車しているので、車内の暑さがやばい。
持っていた水もぬるくなり、尋常でないくらいの汗もかいている。
このままだと熱中症になりそう。。。
15:00になったら出発するのかなぁと思ったが、なかなか出発しない。
バスに乗り込んでから約20分後くらいに何の前触れもなく出発した。
珍しく旦那ちゃんが暑さでヘロヘロになっている。
そんなやつにチップなんか払いたくない!!!!
とそのままバスを降りるとこっちに向かってクラクションを鳴らしまくるドライバーが。
えっ? 何でこの人にチップ払わなきゃいけないの?
それでもクラクションを鳴らしまくるドライバー。
周りが何だ、何だとこちらを見る。
このままだと轢き殺されそうな勢いだったので、ブチ切れながらチップを払ったら、物凄い勢いでバスをまわし、ウズベキスタン側の乗客を乗せ始めた。
一気に気分も体調も悪くなった。。。
どの国も陸路の国境越えはクソだ。
イライラしながらウズベキスタンの国境へ向かう。
こちらはあっさり入国完了。
歩いて外へ出ると昨日のドライバーさんがスタンバイしていた。
ドライバーさんは英語が話せないので、地名などの単語だけで行き先を確認された。
「ウルゲンチ駅で良いのか?」
と。
ヒヴァには戻らず、次の大きな駅のウルゲンチから寝台列車に乗る。
16:30
国境からタクシーで約1時間、ウルゲンチ駅へ到着。
どこの駅舎も外観は同じ造り。
駅舎の中へ入り、椅子に座って汗拭きシートで体を拭いたりしながら列車の到着を待つ。
相変わらず、アナウンスはないが周りがソワソワし始めたのでホームへ向かう事に。
駅員にチケットを見せ、ホームへ。
18:00
ヒヴァからの寝台列車が到着。
これでタシュケントまで向かう。
うちらの乗る列車は7号車。
それぞれの入り口の前に立っている駅員にチケットを見せ、中へ乗り込む。
乗ってすぐの所にチャイ用のお湯のサーバーがある。
一番奥の部屋なので、廊下を進み部屋を目指す。
本日は週に2便くらいしか無い
1等車!!!!
しかも、予約をしようとアプリで確認したら、最期の1部屋だった。
1等車は2人部屋。
もちろんエアコンも効く。(但し、走行中のみ)
2等車では出来なかった充電も出来る〜。
タシュケントに着く前にスマホとモバイルバッテリーの充電をしておきましょう。
乗ってすぐにこれまたアナウンスはなく出発。
世界の車窓から。
テーブルにチャイセットが用意されている。
景色を眺めていると、料理長自ら部屋を周り、隣の列車にレストランがあるから食べに来てねと挨拶に来た。
ビールもあるというので、行ってみる事に。
食堂列車は内装が少し違う。
素敵な雰囲気。
まずは無事にウズベキスタンに戻って来れたので、ビールで乾杯〜♪
ついでに夕飯も食べちゃおうと言う訳で、食事もオーダー。
定番のトマトときゅうりとディルのサラダ。
ラグマン
ドライラグマン
ここに来てやっと汁なしラグマンに出会えたので、迷わずオーダー。
これがいけなかった。。。
あとで激しく後悔する事に。(旦那ちゃんがね)
ラグマンは肉と野菜の煮込みうどんだが、ドライラグマンは油ギッシュな焼きうどんみたいな感じ。
味は悪くないが、だいぶオイリーなんだよね。
私は一口だけ貰って、普通のラグマンを完食した。
一方、旦那ちゃんはドライラグマンを完食。
ビールも飲んでご満悦で部屋に戻る。
個室の安心感と移動の疲れもあり、ベッドメイキングが終わった私はすぐに寝始めた。
どれくらい時間が経ったのだろうか?
何だか外が騒がしい。。。
うぷって言う声?音と共にダッシュで部屋の外に出る旦那ちゃん。
その後、廊下に響き渡る
オエェェェェェェェェェェッ!!!!
と獣のような呻き声。
私は完全に寝ぼけていて状況を把握しきれないけど、
あれ? もしや旦那ちゃん、吐いてる?
悪い予感は的中したようで、一晩中部屋と部屋の隣のトイレを行ったり来たりしながら、上から下からえらいこっちゃだったらしい。。。
何度目かの嘔吐の後、廊下から
「大丈夫?」
と旦那ちゃんに話し掛ける声も聞こえてきた。
「大丈夫。トイレットペーパーが無くなったから新しいの頂戴」
と答える声に
オイオイ、大丈夫ってそれは嘘だろ?
と寝ぼけながらもしょうもないツッコミを入れたくなったが、睡魔が勝ち、寝続ける薄情な妻。