2017/03/19

モーリシャス⑥


2017.03.17


アラームをかけずに寝たが、6:00前には目が覚めた。

一番乗りで朝食。

チャリの鍵を借り、出かける準備。

昨夜、旦那はんが今いるMahebourgを調べていたら、近くにビスケット工場を発見。

工場見学もできるみたいで、土日休みって書いてあったので、


金曜の今日しか行ける日がない!!!!


ってことで、朝からビスケット工場に行くことにした。

途中、バスターミナルの隣の市場に寄ってみる。

パイナップル山積み。


大きな瓜科っぽい野菜も山積み。


かぼちゃは大きいのでカットして売っている。


この前、午後に行ったら寂しい感じだったけど、朝は活気がある市場。



これから出かけるし、特に買うものもなかったので、市場をあとに。


途中、工場のマークらしき標識が何箇所か立っていた。

特に説明書きや何の工場とは書いていない。


標識を頼りに住宅街や畑を抜けると、

The Biscuiterie Rault

の看板が。


ビスケット工場の入り口。

園内には畑。(後から分かったけど、これはキャッサバ)


キャッサバは熱帯低木で、芋はタピオカの原料になる。


先に進むと建物が見えてきた。


二つの旗はモーリシャスとブルターニュの旗。


ガイド付きの工場見学と試食付き

Rs200 (¥640)


支払いをすませると5分待つよう言われた。

待っていると受付のお姉さんがガイドをしてくれるらしく、外に出てきた。



小麦の代わりにキャッサバを利用したビスケットを製造している。

フランスのブルターニュ出身の初代が伝えたレシピを1870年から今も変わらぬ製法を守り、作っている。

今では様々なフレーバーが生み出され、バニラ、ミルク、バター、チョコレート、シナモン、スターアニス、ココナッツの7種類が製造されていて、過去には“モンド・セレクション”の受賞歴もあるらしい。

ビスケットの他にもガッレトもあり、そちらはココナッツ、スターアニス、シナモン、セサミの4種類が製造されている。




まずは井戸から説明。


ヤシの木もたくさん生い茂っている。


地元の幼稚園児たちも工場見学に来ていた。

ちゃんと整列していた。

アジア人が珍しいのか、全員にガン見された。。。

ワタクシたちは怪しいものでは御座いません。


こちらがキャッサバ畑。


これがキャッサバの芋。


意外と軽い。

匂いも大してない。


まずは芋を水洗い。

芋同士がぶつかり、汚れなどが落ちる仕組みらしい。


洗った芋を細かくすり潰す。


すり潰されたもの。


水を加え、機械で力を加え、キャッサバのケーキのようなものを作る。

まだこの段階では湿っている。


できたものを機械で乾燥させる。


この段階でパラパラ、ふかふかになる。


乾燥したキャッサバの芋の粉末。


砂糖。


砂糖にバターを加える。



砂糖とバターを手早く混ぜる。


砂糖とバターのMixをキャッサバの芋の粉末と混ぜる。

この段階でフレーバーも一緒に混ぜるらしい。


混ぜたものをふるいにかける。


卵は使わないらしい。

これでビスケットの元は出来上がり。

次は焼きの工程。

オーブンではなく、竃の上に渡した鉄板の上で、ひっくり返しながら焼いていく。


鉄板の上に鉄枠を並べる。


そこに先ほど混ぜた粉を乗せていく。


均一になるようにならす。


かまどで炊く火の原料は、乾燥させたサトウキビの葉や、ヤシ、バナナの葉らしい。

エコエコです。


出来上がったビスケットは隣の人に渡していく流れ。


できたてアツアツのバターフレーバーのビスケットをくれた♪


欠けたりしたのもは弾き、状態の良いものだけを箱に詰めていく。



焼きたてのビスケットがいっぱい。


ラッピングも手作業。

ライスペーパーで巻いていく。


こちらは特別注文の数の少ないバージョンのラッピングらしい。


出来上がったビスケット。


全部手作業で作っていることにビックリ。

おばちゃんたちのキャップが可愛かった。



工場見学の後は試食。

全種類のビスケットとガレット。

コーヒーか紅茶などドリンクも付いてくる。



今回は紅茶をセレクトしたら、二日前に行ったBOIS CHERIの紅茶だった。


一つずつビスケットを頂く。

普段食べているようなビスケットより素朴な感じの味。

余計なものを入れていないから、体には良さそうな感じ。

モーリシャスのスーパーなどにも普通に置いてあるとのこと。

(※夕方、いつものスーパーで探したら、売っていた。)

こちらでも一箱 Rs72 (¥230) で販売していた。


ビスケットを食べている席の目の前には燃料用の葉っぱがたくさん置かれていた。


工場見学に満足し、街へ戻る。

ちょうどお昼になる頃だったので、二日前にも行ったローカル食堂でランチをして帰ることに。


ファラフェルは安定の美味しさ。

ピリ辛のタレも一緒に。


RIZ FRITE-AGNEAU


Rs80 (¥260)

ラム肉のチャーハン。

意外とあっさりしていて美味しかった。

おかしなボリュームで、最初はTake awayする気満々だったのに、美味しかったから、気がついたら全部食べていた。


完食っ!!!!


最近、食欲がハンパない。。。

ベトナム辺りで、朝食のハシゴとかし始めた頃から食べる量が確実に増えている。


デブ街道まっしぐら。。。



宿に戻り、1時間くらい食後の休憩をし、チャリで一番綺麗な海、Blue Bayへ。

Blue Bayへ向う途中、Coastal Roadから見た景色。





海の中にマリアさんの祠。


釣りをしている現地のおっちゃん。


海が綺麗すぎて魚から見えちゃいそう。。。





この前行った人が少なくて貸切状態のビーチへ。


今日は10人程度先にビーチにいたけど、それでも目の前は貸切状態。

旦那はんは着くなり速攻海の中へ。


背中が白い。


入浴剤を入れたような色。

本当に綺麗。

旦那はんはどんどん遠くへ。



透明度がハンパない。


水中で撮ってもこんな色。




海というよりはプールみたいな色。


魚が泳いでいるのも見える。





旦那はん曰く、もう少し沖の方には魚の群れがたくさんいたらしい。

サイズも大きめだったらしい。

私は泳げないので、胸より深いところには行けない。。。




旦那はん、気持ち良さそう♪

水の中にいるときが一番生き生きしている気がする。


浜にいても暑いので、私も時々水浴びに海へ入る。


島の天気は変わりやすい。

この時は雲ひとつない快晴だった。

空が真っ青。


旦那はんはずーっとぱちゃぱちゃ。

私は浜でポケ〜っと。

気がついたら2時間くらい海にいた。


ずっと外にいて体が火照ってしまったので、宿のプールでクールダウン。

海水温が高くて気持ち良かったから、プールの水が冷たく感じる。

旦那はんも悶絶。


少ししたら慣れたらしい。


小さめのプールなので、


すぐに反対側に手が付く。


と言いながらも泳ぎまくる旦那はん。


ちゃんとマイゴーグル持参でプールに入る。


私は少しだけ浸かって退散。

昔から海よりプールの方が苦手。

30分くらいプールで遊び、シャワーを浴びてスーパーへ買い出し。

今夜はステーキ♪


泳いで体力を使ったので、一人200g以上をペロリと平らげた。

お腹いっぱい。

ずっと泳いでいた旦那はんはよほど疲れたのか、21:30に寝てしまった。

いっぱい遊んで、いっぱい食べて、


子供の夏休みのような生活だ。。。