2017.03.07
6:00起床
シェムリアップでのんびり過ごすつもりだったが、遺跡が多過ぎてちっともゆっくりできない。
今日も早起きして遺跡巡り。
朝ご飯を食べに行く前に、コンビニの前のコーヒースタンドでコーヒーを買ったら、なぜだか顔なじみになってしまったトゥクトゥクのお兄ちゃんに声をかけられ、しばらく話をする。
「今日こそトゥクトゥクで湖に行こうよ〜。」
「今日はレンタルバイクあるから自分で行けるよ〜。」
ってな感じのやり取りをコーヒーを飲んでいる間中ずっと。
コンビニで水も買ったので、OLD MARKET内にあるいつものお店で朝ご飯。
行った時には満席御礼状態。
しばらく待つ。
笑顔の素敵なおばちゃんも忙しそう。
旦那はんは安定のボッボー。
私は隣のお姉ちゃんが食べていた焼いた米粉麺に野菜や鶏肉、冷たいスープをかけたものを注文。
隣のお姉ちゃんとお店のママに名前聞いたけど忘れた〜。
苦手なタデの葉っぱが入っていたので、それだけ避けて食べる。
タデがなければ美味しい。
葉っぱ以外は完食。
昨日、1日延長したので、今日もレンタルバイク。
のどかなハイウェイを進む。
今日は薄曇り。
晴れると暑くてしんどくなるから、目的地に着くまでは曇っていてくれ〜っ!!!!
街から北へ約40kmのところにある遺跡を目指す。
1時間以上はかかるかと思ったけど、45分で到着。
Banteay Srey (バンテアイ・スレイ)
アンコール遺跡の一つで、ヒンドゥー教の寺院遺跡。
967年、ラージェンドラヴァルマン王の元着工。
息子のジャヤーヴァルマン5世の代に完成。
アンコール朝の衰退によって忘れ去られていたが、1914年に再発見される。
1923年にフランス人のアンドレ・マルローがデヴァター像を盗み出し逮捕される。
マルローは後にこの体験を元に小説「王道」を記している。
バンテアイ=砦、スレイ=女
“女の砦” という意味。
大部分が赤い砂岩によって建造されている。
小さめの遺跡だが、美しい彫刻が全面に施されていて、見どころたっぷり。
「アンコール美術の至宝」と賞賛されていて、中でもテヴァターの彫像は「東洋のモナリザ」と呼ばれている。
すでに人がいっぱい。
入り口の東門のレリーフがすでに凄くて感動。
この遺跡には豊富な動物神が彫られている。
参道は約150m。
参道の両端にはリンガを模した像が並ぶ。
参道の途中に向かい合うように建っている門。
地面に花のレリーフ。
門にはナンディンに乗ったシヴァ神とその妻ウマ。
反対側の門にはナラシンハが阿修羅王を組み伏しているらしい。
門は小さめ。
外では何やら板を切っている。
門の左側では中国人3人組が白と赤のワンピをひらひらさせながら、何度も写真を撮っていた。
遠目に見ても目立つ。
塔門の破風の先端が渦を巻くスタイルが、この遺跡の特徴。
蛇をモチーフにしているらしい。
また別の花のモチーフ。
上だけ切り取られている。
シヴァ神が乗っていたナンディン像。
第三周壁の中は立ち入り禁止なので外から眺めるだけ。
それにしても細か過ぎる。
凄い技術。
中央祠堂
東洋のモナリザ
近付けないので目一杯ズームしてこれが限界。。。
ナーガの歯、1本1本まで細かく彫られている。
遺跡を一通り見て回ったのに、まだ紅白の中国人のおばちゃん達の撮影会は終わらず。。。
遠目に遺跡の全体像を眺める。
ついでに紅白のおばちゃんの動きも遠目に眺める。
今回みたアンコールワットの遺跡群の中で一番好きかもしれない。
本当に美しい寺院だった。
小さな寺院だけど、レリーフが細かいのでじっくり見ていたら、1時間くらいかかった。
アンコール遺跡群はバンテアイ・スレイで終了〜
来た道を戻る。
途中にある
Landmine Museum (アキラ地雷博物館)
に寄る。
シェムリアップの観光地を調べている時に見つけたもの。
何と無く気になっていて、バンテアイ・スレイの帰り道にあるというのもあり寄ってみた。
入り口で$5支払うと、目の前には不発弾が。
こんなものが落ちて来たら死ぬわなぁ。。。
“アキラ”というのは地雷撤去活動家でここの博物館の館長さんの名前。
アキラさんは少年期にクメールルージュやベトナム軍の少年兵として従軍し、20歳になって国連平和維持軍に雇われ、地雷処理を始める。1997年以降は単独で地雷撤去や不発弾処理を続けてきたらしい。
博物館にはいろんな種類の地雷が展示されている。
対人用の地雷は、わざと足を吹き飛ばす程度の威力にとどめてあり、兵士を負傷させることで、両側からの支えが必要となり、3人の兵士を戦えなくすることができる。
生かさず、殺さず。
アキラさんが処理してきた地雷や不発弾、約5000個が展示されている。
展示されている人形がちょっとシュール。
少し気持ちは重くなったけど、見学して良かった。
まだまだカンボジアには地雷が埋まっているので、良かったとは言えないけど。。。
街に戻ってくると、ちょうどお昼を回ったところだったので、いつものかき氷屋さんに行く。
今日は前から気になっていたものを頂くことに。
旦那はんはマンゴーとパッションフルーツのフレンチトースト。
$5
私はマンゴーのパンケーキ
$5
どちらもフルーツソースたっぷりで凄く美味しかった♪
混んでいる時間に行ってしまったのに、オーナーさん達が気にかけてくれてちょこちょこ顔だしてくれた。
明日の朝のバスでシェムリアップを去ることを伝え、お別れを言ってお店を後に。
こういうお店に行くと海外で何かお店をやるのも面白そうと思う。
実際にやるのは大変だと思うけど。
遺跡巡りも完結したので、宿に戻って、今日もプールでぱちゃぱちゃ。
プールサイドのビールは旦那はんの。
私は近所のCafeからTake away したカフェモカを飲みながら、ハンモックに揺られる。
1時間くらいプールサイドでまったりし、部屋に戻って、旦那はんはお昼寝。
良い生活だ。
夕方、ATMに行ったり、明日の移動のために朝ご飯用のパンや水を買ったり、バイクを返したり、ちょこちょこやることはあるので街へ出かける。
出かけたついでにいつものローカル食堂で夕飯。
毎晩食べているグリーンペッパーの炒め物。
今日はエビ。
明日からグリーンペッパーが食べられなくなるのは寂しい。
$2.5
パイナップルのサワースープ
$2.5
タマリンドとトマトの酸味とパイナップルの甘み、レモングラスや生姜などの風味も効いていて、言葉で説明するのが凄く難しい味だけど、うちらが凄く好きな味。
お気に入り。
豚の生姜焼き
$3
生姜はすりおろしではなく、切って一緒に炒めるらしい。
噛むと生姜の風味がダイレクトにくる。
久しぶりに豚の生姜焼きを食べたけど、カンボジアの生姜焼きも美味しかった。
旦那はんがお昼寝からの寝起き状態でクレジットカードが入ったパスポートケースごと部屋に忘れたので、ATMに寄れず、一旦宿に戻り、再び街へ。
用事を全て済ませ、宿に戻る。
旦那はんは今日も晩酌。
今日も一日よく動いた。
遺跡もほぼほぼ見たので満足。