2017.05.31
6:30 起床
快適すぎるベッドで、もう少し寝ていたいけど、パッキング。
8:00 宿を出る。
まだスークの土産物屋は準備している。
フナ広場でオレンジジュースを飲み、TAXI攻撃をかわし、バス停へ。
駅に向かうバスに乗る。
4DH (¥45)
バス安いな〜。
8:30
Supratoursのバスターミナルに到着。
ターミナル併設のCafeで朝食。
ミントティーを飲んでいるとバス会社のおっちゃんが大声で
「Ouarzazate!! Ouarzazate!!」
と呼ばれる。
まだ暑いミントティーを無理矢理飲みきり、バスに乗り込む。
9:00
ほぼ定刻通りに出発。
旦那はん曰く、ドライバーさんはガンガン飛ばし、攻めの運転を見せていたらしいけど、私は殆ど寝てたので記憶なし。
途中、一度20分の休憩を挟み
13:00
時間ぴったりにOuarzazate (ワルザザート) のSupratoursに到着。
まずは、明日のTinerhir (ティネリール) 行きのチケットを買う。
55DH (¥630)
チケットを買ったので、予約していた宿に向かう。
暑い。
暑すぎる。。。
街には殆ど人はいない。
ラマダンの影響もあり、店も殆ど閉まっている。
汗だくで宿にたどり着く。
夏のラマダンの時期に来る観光客はあまりいないようで、部屋を選ばせてくれた。
荷物を置き、またすぐに出かける。
ローカルバス乗り場に向かうも殆ど人がいない。
近づいてきたお兄ちゃんに
「どこに行くんだ?」
と聞かれたので、
「Ait Ben Haddou (アイト・ベン・ハッドゥ) に行きたい。」
というと
「バスはない。TAXIで行くしかない。」
と。
いやいや、バスがあるのは知ってるのよ。
しかし、案内の看板を見ても
アラビック読めねぇ〜。
乗り合いタクシーで行けるのもわかっているが、なんせこの時間に人は殆どいない。
乗り合いできない。
仕方ないので、TAXI乗り場に行くと、また
「どこに行くんだ?」
と聞かれ、一通り同じ説明をする。
「ちなみにアイト・ベン・ハッドゥまでだといくら?」
と聞くと
「300DH (¥3,410)」
いやいや、高いでしょ〜。
おっちゃん、足元みすぎよ。
すると、どこからともなく英語が少し話せるお兄ちゃんが出て来て、
「じゃあ、いくらなら良いんだ!?」
「50DHなら乗る。」
「いや、片道100DHだから、それは無理。」
「片道100DHなら、往復200DHだよね!? 300DHっておかしくない?」
「じゃあ、200DHでいいよ。」
お兄ちゃん、ついついボロが出ましたね。
往復200DHでアイト・ベン・ハッドゥまでチャーターすることに。
交渉成立したところで、最初に声をかけて来たおっちゃんのTAXIに乗り込みます。
アイト・ベン・ハッドゥまでは片道約40分。
途中、バスも乗り合いTAXIにもすれ違わず、道端で待っている人もいない。
結局、チャーター以外方法はなかったのかもしれない。
アイト・ベン・ハッドゥが近づくと土産物屋が増えてきた。
フランス語とアラビア語のみのTAXIのおっちゃんにジェスチャーで行き方を教えてもらう。
腕時計を見せながら、
「この時間くらいに戻って来るね。」
と話し、おっちゃんと一旦お別れ。
アイト・ベン・ハッドゥは1987年にユネスコの世界遺産に登録された。
今日も映画撮影をしていた。
映画関係者の車がたくさん停まってます。
川を渡り、カスバに入ろうとした時にスタッフに声をかけられたので、
「映画の撮影?」
と聞くと、
「そうだよ。」
と。
映画のタイトルも聞いたけど忘れた。
そのうちここを舞台にした映画がきっと公開されるんでしょう。
現在も居住している住人が数家族いるが、ほとんどの住民は対岸の住居に移住しているとのこと。
ここは無料と聞いていたけど、入り口でしっかり10DH取られた。
手書きな感じがちょっと怪しいけど、チケットはちゃんとくれた。
でも、チケットに金額が書かれていなかったから、きっとそのうち気まぐれに値上げとかしそうな気配。。。
とりあえず、中に潜入〜。
ちょこちょこ修復されているようなので、綺麗。
中には土産物屋もある。
スカーフや絨毯、服が壁に貼り付けられて売られている。
モスクもあったが、中には入れなかった。
所々、迷路みたいな小道がいっぱいある。
少し高いところまで上がって来た。
カラッカラに乾燥しているところだけど、川もあるので、ここだけ緑がありオアシスみたいな感じ。
さらに高いところへ。
まだ上がある。
階段を登ってさらに上がりましょう。
一番高いところからの景色。
橋が見える。
この橋は2010年に完成したものらしい。
この建物の中で映画の撮影が行われていた。
ちなみにこちらが正規の入り口っぽい。
どうやら逆から入ったようです。
今度は橋を渡って帰りましょう。
通りに出る。
遠くにアイト・ベン・ハッドゥが見える。
約1時間、フラフラ〜っと。
暑いし日陰もあまりない時間なのでグッタリ。。。
前方に停まっているTAXIを目指す。
おっちゃんは木陰で待っていてくれた。
「どうだった?」
と聞かれたので、
「良かったよ。」
と伝えた。
来た道をまた戻る。
16:30
ワルザザートの街に到着。
汗だくになったので、宿でシャワーを浴び、共有スペースでまったりしているとペネロペ・クルス似の宿のスタッフのお姉さんに
「テラスからの眺めもいいから、写真でも撮ってくるといいよ。」
と言われたので、美人さんの言うことは聞きましょう。
素直にテラスに上がります。
宿の向かいには壁で囲われた集落のようなものが見えた。
門には警備の人が立っていた。
高級住宅街って感じでもなかったけど、なんだろう?
やっぱり暑いのでテラスをくるっと一回りして、また中庭へ。
ランプシェードがいちいちオシャレ。
窓のステンドグラスも綺麗。
一つずつ窓ガラスの色が違う。
19:30
日没とともに活動開始。
旦那はんが予め調べていたレストランへ。
日没直後だったので、現地の人が結構いた。
レストランの従業員も日没直後に食事をするので、しばし待つ。
やっぱりオリーブが運ばれてくる。
SALADE MAROCAINE
25DH (¥290)
モロッカンサラダ
今日はあまりスパイスが効いてなかった。
TAGINE VIANDE AUX PRUNEAU
40DH (¥460)
牛肉のタジン
肉が柔らかくて美味しかった。
PASTILLA POULET
45DH (¥520)
パイの中にチキンとナッツなどを香辛料でしっかり味付けされたものが入ってた。
上に粉糖とシナモンパウダーがたっぷりかかっている。
中はスパイスの味が効いているけど、外は甘い。
なんだか不思議な味だけど、意外と美味しくて後引く感じ。
結構、ぎっしり詰まっているので、お腹はいっぱい。
食後に隣にある同系列のカフェでアボカドジュースを飲む。
15DH (¥170)
やっぱり美味しい、アボカドジュース。
隣のおっちゃんが満面の笑みで
「桃太郎、浦島太郎、金太郎」
と意味不明なことを言ってくる。
おっちゃんはなんでそれ?と言うような日本語をガンガン言ってくる。
面白かったけど、教えたの誰だ?
面白いおっちゃんとお別れをして宿に戻る。
食事をしていたレストランの前に広がる広場には噴水もある。
ライトアップされていた。
噴水の周りのベンチには男性のグループと女性のグループがそれぞれ別に座っていた。
夫婦じゃないと一緒には座れないのかな。
ラマダンといい、イスラム教とは色々と大変そうだなとちょっと思ってみたりもするけど、宗教のことは詳しくわからない。
帰る途中にあったモスクの外には男性ばかりすごい人数の人が綺麗に並んでお祈りをしていた。
ちょうどお祈りの時間だったのかな?
分からないけど、写真を撮ってはいけない気がしたので、遠くから少しだけ眺めて終了。
宿の隣のカフェも混んでいたが、ミントティーが飲みたくなり、お茶することに。
夜になってもまだまだ暑い。
部屋にはクーラーはあるが使えず、ファンもなく、眠かったけど、暑くて眠れず。。。
久しぶりに味わう、熱帯夜。