2017/04/30

アルーシャ②


2017.04.28


明け方、雨の音で目を覚ますが、また寝てしまった。


9:00 起床


起きると身体のあちこちが痛い。。。

首の調子も未だ悪い。

とりあえず、また暫く洗濯が出来なそうなので、寝ぼけながらレセプションにお願いしに行く。


今日はサファリのツアー会社を巡る予定


出かける準備をして、Wi-Fiを求めレセプションに行くと旦那はんが知らない人に捕まっていた。

聞き耳を立ててみると、どうやらツアー会社の人らしい。


宿まで営業に来ているっぽい


マダガスカル以来、向こうから声をかけて来る人には警戒してしまう。

とりあえず、話を聞くだけ聞いて保留。

次に来た人が行こうと思ってた会社の人だったので、オフィスまで話を聞きに行くことにした。

オフィスに行くと今年ツアーに参加した人が書いたノートを渡されたので、読んでみると、数人の日本人もコメントを残していた。

確かに一番安い会社ではあるが、


安かろう悪かろう


という感じとのこと。

ツアー内容は低予算な感じが出ていると。

低予算といっても数万円はするので、テキトーにされたくはない。

読み終わるとツアー内容が記された手書きの紙を渡された。

うちらは3泊4日で考えていたけど、何度言っても2泊3日のプランで出して来る。

ツアー内容はありきたりな感じ。

提示金額は予め調べていたものよりかは高かった。

少し考えていると、


早く決めないと他の準備もあるし、既に4人いるから、他の人が来たらもう予約できない。


などとこちらの話も聞かずに、これまたありきたりなことをギャーギャー喚き始めたので、もう話し合う気力をなくしたのでオフィスを出ることにした。

それでもまだ喚いているので、


この会社はもうないなと2人とも心の中で思う


次の会社に向かう。

途中、


サファリに行く?


とちょこちょこ声をかけられるが、お目当の会社があるので、軽くあしらう。

旅行代理店が数社入ってるビルに向かう。

お目当の会社は営業時間内だったが、なぜか閉まっていた。

少し待っていたが、誰も戻って来ないので、また後でと別の会社に向かう。

次の会社へ向かう途中に、行こうとしていた会社のスタッフに声をかけられたので、一緒にオフィスに向かう。

オフィスは先ほどの会社よりも綺麗で、入るなりミネラルウォーターまでくれた。


今、代表がいないから、少し待って。


とのことで、待ち。

暫くするとスーツを着たおっちゃんが入って来た。

ツアー内容を確認し、金額の確認。

最初の会社が提示した金額と同じだったが、アルーシャに戻ってからの宿が付いていたことと説明したものをプリントアウトしてくれたこと、支払いがクレジットでも出来ることなど、信用できることが他の会社よりも多かったので、この会社のツアーに行くことにした。


3泊4日


US$600



高っけぇーーーーっ!!!!



今回の旅の中で最高額のツアー。

でも、ナショナルパークの入場料がどれも高いので、仕方ない。

自力では行けないので。

手続きをしている間にコーヒーも頂いた。


カップが可愛かった。

ツアーの後、ダルエスサラームに行く予定だけど、どこのバス会社がいいか尋ねると、


ここから50m先にある会社が一番いい。


と教えてくれた。

ついでに昨日からほぼ何も食べていないんだけど、どこか美味しいローカルフードの店はあるかと聞いてみると


このオフィスの隣の店が安くて美味しい。

コーヒーを飲み終わったら案内するよ。


と言われたので、お願いした。

無事、契約は終わり、ランチへ。

秘書のお姉ちゃんが案内してくれた。


とりあえず、メニューがよく分からないので、プレートを2つオーダー。


待つこと数分。

ボリューミーなプレートが運ばれて来た。


てんこ盛りのご飯に豆や肉など数種類のトッピング。

カレーが食べたいと思っていたところにスパイスたっぷりの味だったので、大満足。

しかも、食べていたところに青菜の炒め物とスパイシーなソースも持って来てくれた。


混ぜながら食べると言われたので、いろいろ混ぜて食べたら、すごく美味しかった。

ちゃんとしたご飯はTAZARA鉄道の朝ご飯以来だったので、2人ともガツガツ食べた。

食後にチャイも貰って大満足♪


お腹いっぱい食べても、1人Tsh5,500 (¥270)

タンザニア、だいぶ安いな。

食後は50m先のバス会社へ向かう。

5/3Dal es salaam行きのバスを予約する。


バスは日に6便

うちらは8:30のバスを予約した。

予約したのが一番最初だったらしく、好きな席を選ばせてくれた。

ドライバーの真後ろの席を選択。


Tsh33,000 (¥1,650)


約10〜11時間かかるらしい。


まぁ、その日のうちには着くでしょう。

昨日、降りたバスターミナルの横を通ると、昨夜は気づかなかったけど、ここのバスターミナルもかなりカオスな感じだった。

足早に抜ける。

一度宿に戻り、荷物を置き、近くのスーパーへ。

飲み物などを調達し、再び宿に戻る。

おっっっっそいWi-Fiと格闘しながら調べ物をしていると、レセプションのおばちゃんに


隣のホテルの方がWi-Fi早いから、そっちに行ってみな。

うちに泊まってるって言えば大丈夫だから。


と言われた。

行ってみると、使えたり使えなかったりはするけど、確かにこっちの方が早い。

暫く、隣のホテルに籠る。

PCの充電が切れ、私は部屋に戻ることに。

旦那はんは暫く戻ってこなかった。

明日は朝からツアーなので、シャワーを浴び、パッキング。

お昼に食べ過ぎて全くお腹が空かなかったので、夕飯は食べなかった。

旦那はんも戻って来て、あとはダラダラと過ごして、今日は終わり。


ンベヤ②→→→アルーシャ①


2017.04.27


ちょうど日付が変わる頃、Anaseさんの車で駅を出る。

道は真っ暗。

街までは車で10分くらいらしい。


この時間にここを歩くのはさすがにデンジャラスと言われた。


まぁ、怖すぎて歩けないけど。。。



アルーシャに行くならダルエスサラームからバスに乗れば良いのに。


と言われたが、このまま電車に乗り続けたらいつ終点のダルエスサラームに着くか分からないし、最初からンベヤでバスに乗り換えるつもりだったから、その先のチケットは買っていなかった。

車の中でもAnaseさんは色んな話をしてくれた。


約10分後


バスターミナルに到着。

バス会社は開いていた。

Anaseさんがアルーシャ行きのバス会社をその辺のバス会社の人に聞いてくれて、2社あることが判明。

そのうちの1社はうちらも社名を聞いたことがあったので、そちらに行ってもらうことにした。

バス会社まで一緒に来てくれて、価格などを聞いてくれる。

アルーシャまで


Tsh56,000 (¥2,800)/人


価格はこんなものなので、それで了承。

座席も指定なので、決めていざ支払いをしようかと思ったら、電車の中でUS$10しか両替してないことに気付く。

この時間にATMが開いていたら、行きたいと伝えると、


開いてるから、今から行こう。


とチケットは一旦保留にし、お金をおろしたら戻って来ると伝え、ATMに行くことに。


0:30


こんな時間まで付き合ってもらって本当に申し訳ない。。。

真っ暗で人っ子一人いない街のATM。


フツーなら100%お金をおろすのをためらう状況


ATMで限度額までお金をおろしたら、貨幣価値の低いタンザニア・シリングは札束になって出てきた。


マダガスカルみたいだ。。。


お金を手に再びバス会社に戻る。

支払いを済ませ、チケットを入手。

Anaseさんはバス会社の人に近くの安宿を聞いてくれた。

バスターミナルの目の前の宿が安いと言うので、行ってみることに。

バス会社の人まで一緒について来てくれた。


ここから見える場所だし、歩いて行ける距離だから大丈夫。


と言ったら、Anaseさんも一緒に来てくれるとのこと。


ホント、どこまで親切なんだ!?


部屋が気に入らなければ、また別な宿に行こう。


とまで言ってくれた。

宿のスタッフ、バス会社のスタッフ、Anaseさんとうちら5人で部屋を確認することに。

シャワー付きの部屋と無しの部屋を見せてもらったけど、シャワーは外のお湯を汲んできて浴びる形と言われ、時間も遅いし、逆に身体が冷えて風邪ひきそうだから、バス・トイレは共同で良いと伝えた。


Tsh15,000 (¥740)


一部屋の金額。


安っ!!!!


朝も早いし、横になれるだけありがたい。

部屋も決まったので、車から荷物を降ろし、Anaseさんとお別れ。


旅を楽しんでね。


と握手をして、手を振りながら、彼は颯爽と去って行った。


神っ!!!!!!


タンザニアは強盗の話や騙す人が多いとか治安が悪いなどマイナスイメージばかりだったから、最初から神降臨にイメージが変わった。


どの国にも良い人はいる


アフリカはその振り幅が大きい


チェックインを済ませ、部屋に入ると 深夜1:00 を回っていた。


4:40 には起きなきゃいけないので、アラームをかけ、電車の中で充電出来なかった分、必要なものを充電し、着替えもせず、2人してベッドに倒れ込んだ。



4:40 起床


荷物は殆ど広げていないので、ほぼパッキングは終わっている。


5:00 過ぎ


バスターミナルに向かうとひっきりなしに客引きが近づいて来る。


チケットは持っている。


と言うと、


バスは向こうだ!!!!


と勝手に荷物を運ぼうとするが、今までの経験上、取られて良いことはないので、コロコロは渡さず、死守。

別の会社に連れていかれ、荷物代として Tsh10,000 (¥500)/個要求されるが、夜中に一度バス会社に来ていたので、ここは違うバス会社だし、ルサカ同様、騙してるだけだと思ったので、無視して、自分たちのバス会社へ荷物を取られそうになりながらもコロコロを引きづりながら向かう。

案の定、バス会社に行くとスタッフの人がバスまで連れて行ってくれて、荷物代を取られることもなく、荷物をバスに積み込んでくれた。

そのまま外にいると外野がうるさいので、早々にバスに乗り込む。

物売りたちはバスの中までやって来るけど、無視。


6:05


ほぼ定刻通りに出発。

出発し、少し緊張の糸が緩んだので、2人とも寝始めた。

途中、目を覚ますと、景色はザンビアの時とはだいぶ変わっていた。



途中、何度か停車するたびに物売りの人たちに囲まれる。



だいぶ田舎にやって来たようだ。


牛なども道にたくさんいる。


バオバブの木もある。




だいぶ幹の太いバオバブ。


マダガスカルのバオバブとは種類が違うようで、少しずんぐりむっくりしてる。


道が悪く、時々お尻が浮くくらい飛んだり、荷物が荷台から降って来て、私の頭を直撃したりして、目を覚ます。


ムチウチになるかと思った。。。


目を覚ますと通路にもバケツを椅子代わりに座る人までいたり、ゴキブリもいたり、バスの中もカオス。


走り始めて4時間後


やっと1回目の休憩所。


タンザニアの休憩時間は短くて、容赦無く置いて行くと聞いたので、とりあえず、トイレだけはいかなきゃと、急ぐ。

周りの人は色々買っていたが、買う気になれず、バスに戻ると、ドライバーがクラクションを鳴らしまくり、出発を知らせる。

前の席のおっちゃんとかいないけど、走り出している。

おっちゃんも戻って来たので、一応、全員揃っているのかもしれないけど、噂通り、タンザニアのバスの休憩時間は短い。


数時間後


先ほど降って来た荷物の影響で首が回らなくなる。

動かすと激痛が走る。


リアルにムチウチ


2回目の休憩後、今度は寝ているところに


左肩にダンボールの包み紙直撃!!!!


もぅ、なんなん?


何で私だけ食うん?


何の罰ゲーム?


相変わらず、首は痛くて回らないし、良いこと一つもなしっ!!!!


22:00


ンベヤを出発し、16時間後


Arusha (アルーシャ) のバスターミナルに到着。


バスを降りるなりTAXI攻撃。

イライラピークなもんで、汚い言葉を吐きながら蹴散らすが、向こうもめげない。

付いて来る。

旦那はんが無になってしまったので、私一人ギャーギャー喚いてるから目立つ。


TAXIには絶対乗りたくないっ!!!!


一台だけ停まってたトゥクトゥクに真っしぐら。

トゥクトゥクのお兄ちゃんは何で俺?みたいな感じだけど、TAXIに乗って強盗にあいたくはないので、トゥクトゥク一択で。


お兄ちゃんに宿の名前を告げるも分かってもらえず、その辺のTAXIのおっちゃん達に聞きまくる。

その間もTAXI攻撃を受けるがTAXIに乗る気はない。

金額を聞くと Tsh10,000 (¥500) と言われたので、それは高いから嫌だと降りようとすると、別のTAXIのおっちゃんに


いくらなら良いんだ?


と言われたので、


Tsh2,000~3,000なら乗る。


と答えると、


じゃあ、Tsh4,000でどうだ?


と言われたので、深夜料金とTAXIではなくこのままトゥクトゥクで行きたいのもあって、その金額で行ってもらう事にした。

少し高めになったけど、夜のTAXIは何が何でも乗りたくないので、致し方なし。

トゥクトゥクに乗って5分で宿に到着。


到着時間が読めなかったので、今回は予約してなかったけど、無事泊まれる事に。

疲れてるので、とりあえず2泊でお願いした。

チェックインを済ませ、部屋に入り、まずは

3日ぶりのシャワー


電車移動と長距離バスの移動で浴びれなかった。

シャワーを浴びなかった日数はこの旅1番。

疲れてたけど、シャワーを浴びたら少し生き返った気がした。

チェックインをした時には気づかなかったけど、宿に食堂があるらしく、そこでビールも買えるらしい。

何だか今日は飲みたい気分だったので、私もビールを飲む。


丸2日まともな食事をしてないけど、ビールは美味しく感じる。


丸3日の移動は本当に疲れた。。。


2人ともぐったり。


1:00


今夜もベッドに倒れ込んだ。

→→→ンベヤ①


2017.04.26


夜中もひっきりなしに鳴り続ける携帯の着信音、デブ一家がうちの部屋に集合し、夜中でも大声で談笑する声、カサマの駅で私以外のメンバー総入れ替えの物音の煩さ。

寝台だがほぼ眠れず、アフリカン独特の臭いと騒音など、寝不足で頭痛がする中、朝を迎える。


6:00


どこの駅か分からないけど、停車。

駅員が斜め下のベッドの親子を起こしに来たが、親子は起きず。

降りる予定だったのか、そうでないのか分からないから放置。


窓の外の厚い雲の下からうっすら見えるサンライズを眺める。



7:00前


部屋の人がシャワーに行ったり、トイレに行ったり、出たり入ったりを繰り返すようになったので、諦めて起きることに。

隣の部屋の旦那はんが起きてるか様子を見に行くとまだ寝ていたので、1人BARの隣のスペースへ。

特にやることもないので、窓の外を見ながらポケ〜ッとする。

時折、通りかかる人に挨拶をされるので、こちらも返す。



しばらくすると旦那はんがやって来た。


7:45


食堂車に向かうと、まだ職員が朝食を食べていた。


8:00過ぎ


やっと仕事をする気になったのか、朝食のオーダーを取りに来たけど、決まったメニューしかないらしく、そのメニューとTEAをオーダー。

待つことに数分、昨日の夜とは違い、1種類しかないので、すぐに運ばれて来た。


紅茶も並々注がれたが、ミルクティー一択らしい。

朝ご飯を食べていると、どこかの駅に停まったらしく、窓の外で子供達がお金やら食べ物をちょうだいとせがんで来る。

無視するのもなんなので、逆に何かちょうだいとジェスチャーで表すと笑ってた。

その後もキャッサバ、サトウキビ、何故だか椅子を売ろうとする子供達。

全部いらんとお断り。

そうこうしているうちに電車は駅を出た。

その後も何度も駅に停まる。

その度に3等車の人は降りている様子。

旦那はんは昨日の夕食の油に当たったらしく、何度かトイレへ。


何度も何もないところや小さな駅などでも停車を繰り返す。

時々、意味不明に逆走すること数回。

朝にボーダーに着くと予想していたのに、大きく外れ、


14:00


やっとザンビア側のボーダーに到着。

みんな一斉に外に出る。

同じ部屋のお姉さんに


また電車に戻るなら、荷物にロックかけてれば大丈夫。


と言われたので、そのまま急いでボーダーに向かう。

ボーダーでは大行列。

並ぶ前にそこにいたARMYに聞いてみたら、


どこに行くんだ?


と聞かれたので、


国境を越えて、タンザニアに行く。


と言ったら、


電車の中に係りの人が行くから急いで戻れ。


と言われ、無駄にダッシュで電車とボーダーを2往復する羽目に。

電車の中に戻ると両替商とSIMカードを売るおっちゃん達がひっきりなしに声をかけて来る。

そんなことよりまずはパスポート


自分の荷物を時々確認したりしながらしばらく待っていると、係りの人がやって来た。

パスポートを渡し、目の前で出国のスタンプを押され、ザンビア側の手続きは終了。

その後もしばらく停車。

レートがあまり良くないので、US$10だけ両替した。

旦那はんは残っていたザンビアクワチャも全てタンザニア・シリングへ両替。


14:45


ようやく出発。

また少し走ると今度はタンザニア側のボーダーで停車。


14カ国目


タンザニア連邦共和国


部屋で待っていると係りの人がやって来た。

パスポートとVISA代のUS$50を渡す。


後で返しに来る。


と言われ、隣の部屋に篭ってしまった。

パスポートがないので、ソワソワしながら待つ。

その間に電車の職員は掃除を始めた。

うちの部屋と隣の部屋が1番汚かった。。。

食べかすやら得体の知れない液体、ペットボトルなどが散乱していた。


綺麗に使うという習慣は皆無らしい


下に押し込まれた私のコロコロは謎の液体の被害は辛うじて回避していたけど。。。


地獄絵図


約1時間後くらいにやっとパスポートが返却された。

とりあえず、一安心。

その後もしばらくうんともすんとも言わない電車。

外の物売りですら、帰り始めた。



遅れ過ぎて、イライラを通り越して、半ば楽しくすらなって来た。

タンザニアに入ってから、今まで車内で見かけなかったゴキブリなどの小さな虫を見かけるようになる。

タンザニアはいるとは聞いてたけど、本当に出始めた。


18:30


ようやく電車は出発。

ザンビアとの時差が1時間あるけど、それにしても3時間近く待った。

停車していた理由は全く分からない。

やっと電車が動き始めたので、特にやることもなく、色々嫌になって思考が停止した旦那はんはビールを買いにBARへ。

お目当のビールがまた売り切れで、次の街に行かないと入らないと言われ、昨日と同じビールをオーダー。


皆やることがないから、昼間っから飲むしかないので、軒並みビールが売り切れ。

私は眠くなりそうなので、ビールは飲まず。

ビールが飲み終わっても一向に着く気配はないので、旦那はんの部屋に戻る。


9割以上の人がザンビアのボーダーで降りてしまったので、車両に殆ど人がいない。

私の部屋も旦那はんの部屋も他の人が誰もいない。

ベッドを確保するのに荷物を置いて、盗られないようにワイヤーロックをして放置して、旦那はんの部屋に籠る。

どこにも行けないし、24時間も軽く経過したし、軟禁状態


暇すぎる。。。


旦那はんは途中から寝始めた。

いつ着くか分からないから、ひたすらソリティアしながら、時間を潰す。


色々飽きた。。。


苦行だ、マジで


何の罰ゲーム?


何人もの人に電車を勧められたし、Blogなどでも良いと書いてあったが、部屋のメンツやベッドなど完全にハズレくじを引いた私には正直電車の良さは全く分からなかった。

辛くてもバスの方が早く着くし良かったのではないかとさえ思う。

もし今後乗る人がいたら、オススメはしないかな、と言うのが正直なところ。


23:00


やっと MBEYA (ンベヤ) の駅に到着。

 


約30時間の移動。


一番着いちゃいけない時間に到着。

降りる人はほぼいなく、薄暗い駅舎で2人途方にくれる。

一応、外に出てはみたけど、暗過ぎてTAXIらしき車がいるのかどうか分からない。

駅舎の中で椅子に座り、売り子達が片付けるのを見ていた。

駅の入り口付近に寝始めた人もいた。


明らか雰囲気は悪い


1人のおっちゃんがうちらに近づいて来た。

売り子達の仲間なのかと思ったけど、スワヒリ語ではなく、流暢な英語を話す。


元気? どこの国の人?


うちらが日本人と分かると日本人の友達がいると言って来た。


完全警戒モードのうちら。


どこまで話を信用していいのかわからず、疑心暗鬼なまま話を続ける。

おっちゃんは自分のIDカードを見せて来た。

おっちゃんの名前は Anase


うちらが乗ってた電車に家族が乗るので、送りに来たけど、何時間も待って夜中になってしまったとのこと。

ナミビアで5年働いていたとか、今まで行った国のことなど色々話してくれた。


うちらが何でこんな所にいるのか?

これからどこに行くつもりなのか?

今日はどうするつもりなのか?


色々聞かれたので、

電車が夜中に着いたので、どうしたらいいか分からない


TAXIは危険だから乗りたくないけど、街までは遠そうだから、どうしようか考え中。

明日の朝の便でアルーシャに行くつもり。


と一通りこれからの予定を伝えた。

AnaseさんもTAXIはリスキーと。




家族を見送って、自分は街に戻るところだから、乗って行くか?


と。

バスターミナルに行くなら、バスターミナルに寄って、チケット探しも手伝うと。

チケットを買った後、バスターミナルの近くの安宿に泊まればいいと。


もちろんお金はいらない、フリーだ。


と。

どこまで信用したら良いか分からないけど、この状況でうちらがここから脱出するすべはない。


このおっちゃんについて行って何かあれば、その時はその時だ


と腹をくくることに。

駅を出て車に向かうと、フツーに素敵な4×4が停まっていた。

車に荷物を載せ、うちらも乗り込んだ。




カピリムポシ②→→→


2017.04.25


7:00 起床


昨夜から降っていた雨も止んだらしい。

夜中に宿に来た人が数組いたようで、来るたびにクラクションの音で目を覚ました。

この街は夜に到着する人が多いのか?

顔を洗った後になぜだか水が止まる。

うちの部屋だけではないだろうけど、水が止まった事を宿の人に話すとバケツに汲んだ水を持って来てくれた。

こんな状況下でもうちらの部屋の前で洗車してることにビックリする。

感覚の違いでしょうか?


9:00


とりあえず、やる事もないので、宿を出る。

昨日のTAXIのおっちゃんに


明日の朝、迎えに行くから連絡して。


と言われてたけど、後から料金追加された上に軽く逆ギレされたから、呼ぶ気なし。

歩いて New Kapiri Mposhi の駅を目指す。

途中にあるミニバスのターミナルでTAXI攻撃されるも無視!!!!

ひたすら歩いて駅を目指す。

ちょこちょこ路上の人に挨拶されるから、それは返す。


9:30


駅に到着。



昨日もいた駅泊をしていたであろう家族が一組とお姉ちゃん二人組みがいただけ。

昨日渡されたチケットを手にカウンターに行くが、職員は中に何人もいるのに、声をかけてるのに無視。

Facebookを見ているのが見えた。


おい、コラ、仕事しろっ!!!!


旦那はんが何度か呼んで、やっとこちらを向く。


チケットを出し、部屋とベッドの番号を聞くが、要領が悪く、また名前を聞かれるところから始まる。

昨日と同じくだり。

昨日、色々聞かれたのは何だったんだ!?

要領の悪さに私より旦那はんの方がイライラしてた。

やっと戻って来たチケットだが、


字が読めない。。。


聞き返し、やっと部屋とベッドの番号が判明。


仕事が出来ないやつらばっかり!!!!


と旦那はんはかなりご立腹。

とりあえず、ベンチに向かうとおっちゃんに声をかけられた。


今日の電車は 16:00 だよ。


あれ? 14:00 じゃないの?


16:00だよ。



まだ10:00



1日長いな。。。


念のため、駅構内にいたPOLICE にも聞いてみたが、やはり 16:00出発 とのこと。

仕方ないので、ベンチに座って待つことに。


駅の周りには売店や飲食店は皆無。


本当にな〜んにもない!!!!


ひたすらベンチで待ち続ける。

お昼を過ぎた頃、おっちゃんに声を掛けられる?


あっちのVIP ROOM 使って良いよ。


と。


なぜ急にうちらにそんな事を言うんだ!?

と思ったが、


ついて来な。


と言うので、ついて行くと立派なソファの応接間のような部屋があった。


他にも声をかけられた人がいたみたいで、そこで待つことに。

徐々に人が増えて来たけど、外国人と現地の人でも綺麗な格好をした人ばかりだったので、きっと1st class と 2nd class の人だけなんだと思う。


15:00を回った頃


駅職員がVIP ROOM に来た。


1st classと2nd classの人は電車に乗り込んで。


と。

荷物を持って、車両を探す。

どの車両だか分からないので、駅員に聞くと、目の前の車両だった。

部屋を探し、ベッドを確認。


グループで予約しない限り、男と女は分かれている。

  
旦那はんは隣の部屋でベッドは中段。


私は一番下のベッド。


他の人が来る前に荷物の場所を確保し、ベッドメイキングする。

ベッドを空けると取られる可能性もあるので、しばらくベッドに横になり待機。

ゾクゾクと人々が乗り込んで来る。


16:00


電車は時間通り出発。

出発するなり、私のベッドに人が座り始める。


寝れないわっ!!!!


しまいには向かいに座っていたおばちゃんに


そのベッド代わってくれない!?


と言われた。


はぁ!? 

ここは私のベッドで予約番号にもここなんだけど。


と言うと、おばちゃんがすかさず


(一緒にいる)彼女は病気で、私はデブだから、代わって。


って、デブって!!!!


確かにかなり大きめですけど。。。


まぁ、病気はまだ分かる。

でも、病気のおばちゃんは反対側の一番下のベッド。


デブって。。。


分かってるなら、


その炭酸飲料を飲むな!!!!


少しは痩せる努力をしろ!!!!


家族と思われる男性まで


替えてやれよ。


と言って来た。

一番下は楽だし、替えたくないけど、このままだと寝たくても、ベンチ代わりに2、3人の人が座り続け、私は眠れない。

イライラを表に出しながら、中段に乗っていたものを下段にポイポイと下ろし、再びベッドメイキング。

デブのおばちゃんが下段の下に置いておいた私の荷物を足で蹴飛ばして、移動させようとしたから、


私の荷物を蹴らないで!!!! 

下には入らないし、割れ物が入ってるから、触らないで!!!!


とブチギレた。

おばちゃんは あっ、そう。って態度で荷物から足を離した。

頭に来たので、事の顛末を隣の部屋にいた旦那はんに話に行く。

旦那はんと一緒に話していたおっちゃんに心配そうな顔で見られた。

言わなくても見れば分かる状況だろうけど、


私は今怒ってんの!!!!


とおっちゃんにも説明する。

一通り怒りをぶちまけて、自分の部屋に戻り、ベッドで横になる。

デブのおばちゃんが大声で上機嫌で話してるのが、イライラを倍増させるが、無視して外の景色を眺める。

暫くすると最初の駅に到着。

旦那はんが部屋に顔を出したので、一緒に部屋の外に出る。



写真を撮ろうと入り口に行くと


日本人ですか?


と声を掛けられる。

彼はJICAでザンビアの南部の街で小学校の教師をしていて、休みを利用して北部の同僚のところに行くらしい。

あまりのマシンガントークっぷりに旦那はんも私も圧倒される。

流れで一緒に夕食を食べることに。

食堂車はほぼ満席。

無理矢理、空いてる席に座らされる。

旦那はんとJICAの彼(名前を聞き忘れた。) はT-boneを私はBeef stew with chips を注文。

何故だかchipsは時間がかかると言われたけど、まだ時間も早いしいいかと思い待つ。

旦那はんとJICAの彼はタンザニアのビールを飲んでいる。

その間もJICAの彼のマシンガントークはノンストップで続く。

ここで日本人に会えるとは思わなかったから、嬉しいとのこと。

喜んで頂けて何よりと思いつつも、相槌をうつのが精一杯。

食事を待っていると、


見慣れた顔がっ!!!!


ウィントフックとリビングストンの宿で一緒だったSungさんがっ!!!!


TAZARの中でまさかの再開!!!!


リビングストンの後、ボツワナのチョベに行くと言っていたので、チョベの感想を聞いたら、象がめっちゃ見れたと言われ、軽く凹んだ。

でも、その後行ったジンバブエ側のビクトリアフォールズが天候不良で残念な感じだったと言っていた。

そんなこんなでやっと2人がオーダーしたT-boneが運ばれて来た。


その時にも


chipsは時間がかかる。


とまた言われた。

トウモロコシを練ったシマかライスならすぐに出せるらしいが、運ばれてくる大量の炭水化物を見るととても変更する気にはなれず、待つことに。

次から次へと後から来た人の食事が運ばれて来る。

2人も食べ終わりそうだし、1時間半も待って、さすがに遅すぎだろ!?と思い、2人のプレートを下げに来たお兄ちゃんに


1時間半前に頼んだ私の食事がまだなんだけど。


と言ったら、


後ろのお兄ちゃん達は同じメニューで1時間50分待ってるよ。


と言われた。


マジかっ!?


Chips 作るのに約2時間て。。。


どんだけ要領がわるいんだ!?


オーダーしてから、1時間半以上待って、ようやく食事が運ばれて来た。


Chipsは揚げたてだったけど、シチューは煮込みすぎたのか肉が固くて噛み切れなかった。

食後、BARの方に移動。

相変わらずのマシンガントークに頑張って相槌をうつ。

途中、水を取りに部屋に戻るとデブ一家が手とテーブルをベトベトにしながら、チキンを食べていた。

触るなと言った私の荷物は無理矢理ベッドの下に押し込まれていた。


もう、どうでも良いです。。。


この家族に関わりたくない。

フライドチキン臭の残る部屋には戻りたくはないので、しばらくBARにいることに。


22:00


眠くなって来たので、諦めて部屋に戻ると、私以外の5人は寝ていた。

テーブルは油でテカテカしていた。


あ〜、嫌だ


とりあえず、横になるがなかなか寝付けず。。。


ルサカ③→カピリムポシ①


2017.04.24


7:00前に目が覚めた。


窓の外から雨の音が聞こえる。

夜中から降っていたらしいけど、爆睡していたので、朝まで気付かず。

パッキングを済ませ、リビングへ向かうと、月曜の朝で皆さん忙しいにもかかわらず、


朝食が用意されていた


泊めて頂いただけでもありがたいのに、朝ご飯までご馳走になった。

本当にありがとうございます。


完食!!!!


美味しく頂きました♪

食後、バスターミナルまで送ってくれるとのことで、本当に至れり尽くせり。

これから出勤するNumbaと弟くんも一緒に車に乗り込み出発。

ママとSananaとはここでお別れ。

ルサカの街は話には聞いていたが、やはり所々渋滞にハマる。

渋滞にはまりながらも、9:15にバスターミナルに到着。


駐車場でお別れかと思ったら、皆でバス会社まで一緒にきてくれるらしい


ホント、どんだけ親切なんだ!?


バスターミナルに入ると、そこは相変わらずのカオスっぷり。

次から次へと客引きが寄って来るが、温厚そうに見える英剛くんがそんな客引きたちを蹴散らしながら、前に進んで行く。

お目当のバス会社の窓口へ到着。

次のバスは10:30


K90 (¥1,060)/人


目の前のバスの隣のバスと窓口のお姉さんに言われる。

言われたバスまで来ると、カピリムポシに行くバスか確認までしてくれた。

まだ荷物も積んでいなそうなので、ここで英剛くん達とお別れ。

リビングストンの縁でお家にまでお邪魔させて頂くことになり、ご家族の皆さんにも大変お世話になりました。

お礼を言ってお別れ。


次は日本で!!!!


本当にお世話になりました。

楽しかったです♪


本当にありがとう!!!!


3人と別れ、荷物を預けようとするが


まだ。


と言われる。

ドアの前で待っていようかと思ったけど、排ガスが酷くて、反対側に回ると、先ほどはまだと言っていたのに、今度は荷物を入れていいとのこと。

扉を開けようとすると、


勝手に開けるな!!!!


と言われた。

お兄ちゃんが2人とバス会社のお兄ちゃんが1人。

荷物を入れると


K50だ。


と言われる。


えっ、なんで?


今まで言われたことなかったのに。

でも、バス会社の人もいる


何だかおかしいとは思いながらも、


K50、K50払うんだ。


と言われ、


払ってしまった


バス会社の人に座席を聞くと


どの席でもいい。


と言われたので、状況が一番わかる一番前の席に座る。

席に座り、先ほどのことを思い返すと、やっぱりおかしい気がする…

旦那はんと2人、


あ〜、絶対やられたよ。。。


と2人ともテンションが急降下。


K50 (¥590) の損失


お昼代か夕食代にはなったなぁ…

気が完全に緩んでたな…

勉強代かもしれないけど、騙した奴らにもまんまとハマった自分たちにも腹が立つ。

イライラしながら、バスの外の売り子たちを眺める。

何も買う気はしない。

声をかけられても首を横に振るだけ。


頭にバナナを乗せて歩くバナナ売りのおばちゃん。


バスがたくさん。


なぜだかバスの中までベルトを売りに来る人。



他のバス会社のカウンターも混んでいる。




10:40


ほぼ定刻でバスはルサカのバスターミナルをでた。


バスが走り出すと、テレビのモニターの下と出入り口の辺りの雨漏りが酷くなった。

特に出入り口の雨漏りがヤバくて、左側にGがかかると滝のように水が落ちてきた。

さすがにドライバーも乗務員も気になるようで、チラチラ見てはいるが、特に何も対策はとらず。

ただひたすら雨漏りが続く。


電気系統やられないのか?


色々不安になるけど、バスの人が何もしないなら、仕方ない。

バスが街を出る頃、眠りについた。



何度か寝て起きてを繰り返すと、旦那はんが声を上げる。

それと同時に ズサッ という鈍い音もした。

何かと思ったら、旦那はんの頭上の荷物が旦那はんの頭にミラクルヒットしたらしい。

旦那はんのイライラはさらに増したらしい。


旦那はん、御機嫌斜め


その一件の後も私は何度も寝たり起きたりを繰り返す。

私が寝ている間に、

何件もの交通事故の現場を旦那はんは目撃したらしい


救急車も行ったよ。


と言われたけど、相変わらず、気付かず寝ていた。

その後、私も交通事故の現場を目撃する。


ザンビア、事故率高いのか?


どこぞの街のバスターミナルにしばらく停車して、約4時間後


14:30


Kapiri Moshi (カピリムポシ)に到着。


降ろされたのは、街の外れ。

荷物は自分で出さなきゃいけないようだけど、詰め込まれすぎてなかなか出せず。

先ほどのK50の件もあり、ただでさえ荷物を見るとイラッとするのに、その荷物が見つからないと焦る。

イラッとしてるところにTAXI攻撃。


今、それどころじゃないんだよ!!!!


カピリムポシで降りたのはうちらしかいないから、バスから離れるとバスが出発してしまうかもしれない。

色々ムカついたので、他の荷物を降ろし、それでも見つからない旦那はんのバックパックを探すのに、ポケ〜ッと突っ立ってたバス会社のお兄ちゃんを呼び、一緒に探させた。

結局、見つからないから、旦那はんに


荷物を見てて!!!!


と頼んで、反対側のドアへ。

開けると旦那はんのバックパックがあった。

でも、扉を持っていないと荷物が取り出せない。

周りのギャラリーはキレてる私を眺めてるだけ。

そこら辺にいる人を捕まえて、ドアを持っててもらい、バックパックを取り出した。

その間もTAXI攻撃は続く。

荷物を取り出し、TAXI攻撃を無視し、歩き出す。

後ろから声がするのは分かってるけど、イライラが収まらないのでひたすら無視。

明日乗る予定の電車のチケットを買うのに駅に行かなきゃいけないけど、降ろされたポイントから 2.5km はある。


もう歩き出したから、あとには引けない。

無心で歩く。

雨まで降って来た。

お金が足りなくなるかもしれないと言うので、途中にあったATMでお金を引き出そうとするも、全てのカードを弾かれ、イライラはピークに。


一度歯車が狂い出すと、何をやっても上手くいかない


15:00で駅のチケット売り場が閉まるかもしれない。


と旦那はんが言うので、一生懸命歩くが、歩いている途中で15:00を回ってしまった。

それでも、駅に向かう。

先に窓口に着いた旦那はんが誰かと話す声が聞こえる。


窓口は開いていた


乗ろうと思っていた1st classは既にいっぱい。

うちらが買えるのはその下の2nd class

それでもここまで来たのだから、電車に乗ろうとチケットを買おうとするも、窓口職員の要領の悪さに再びイライラ。


先にお金を払え。


と言われだが、金額を聞いても言わない。


もう、どいつもこいつも何なん?


張ってある紙に金額を見つけたので自分たちで計算し、なるべくお釣りが少なくなるようにお金を渡す。


K152.6 (¥1,800)/人


お金を渡すと、駅員はお金を握りしめ、机の中やら、引き出しの中やら、何かを探している。


サクサク仕事してくれよ。


1st classに乗りたいの?


とこのタイミングで聞いて来たりする。


乗りたいけど、あんた今1st classはいっぱいで空いてないって言ったでしょ!?


とさすがに強めの口調で言った。

うなづきながら、何かを書き始めた。


明日の朝、部屋の番号教えるから、またここに来て。


と。


いや、うちらチケットも引換券も何も貰ってないんですけど?



あれ?さっき渡したよね?


みたいな態度を取られたので、更にカチンと。


うちらは何も貰ってないから、チケットがないなら、それに変わる何かを出せ!!


バスターミナルの一件からイライラが止まらない。

旦那はんも含め、誰も止める人もいないから、


ワタクシ暴走


そこまで言われ、やっと探し始めると、途中まで書いた紙が山積みの書類らしき紙の下の方から出て来た。


机が汚い人は仕事が出来ない人だ


こいつも例外ではない。

やっと引き換えの紙を渡され、しばし窓口の前で立ち尽くす。


読めない。。。



16:00過ぎ


この街にはあまり宿がないようなので、予め目星を付けていた宿を目指すか、今日は駅に居座るか、旦那はんに問われるが、ここまで来るのに汗だくで、更にこんな何もないところに夜通しって…


治安とかどうなのよ?


電車が出るのは明日の14:00


今、16:00過ぎ


そんな長い時間、駅にいたくない。


3.5km先の宿を目指すことに。


駅周辺は本当に何もない。

店すらない。

駅を出たところで遠くからTAXIのおっちゃんに声をかけられるが、そこまで行くのが面倒で、宿の方に向かって歩き始める。

しばらくすると流しのTAXIのおっちゃんに声をかけられた。

旦那はんが


この宿に行きたいんだけど、いくら?


1人K5 (¥60) でいいよ。


と言うので、乗ることに。


明日の電車に乗るのか?

その宿は高いから、街にもっと安い宿もあるから、そっちはどうか?


と提案された。

この街の宿情報がなさ過ぎたので、駅に近くて安い宿なら、こちらもありがたいので、そこに行くことにした。

途中、Take awayするならこの店など、色々教えてくれた。

街の中心部にある宿にTAXIごと入る。

さっきも歩いた道だけど、宿には気づかなかった。

どこにも宿の看板は出ていなかった。

宿のおっちゃんは、すぐに部屋を見せてくれた。

比較的綺麗なツインの部屋で値段も調べていた宿よりかは安かったので、ここに決めた。

2人でK180 (¥2,200)


決して安くはないが、ドミがないし、他に選択肢もないから、仕方ない。

TAXIのおっちゃんにK20紙幣を渡したので、


K10お釣りをちょうだい。


と言うと、


拾ったところから、バスターミナルまでが1人K5で、そこから先、街の中心部まではさらに1人K5だ。

宿も紹介して決まったんだからいいだろ!?


と訳のわからない事を言い始めた。


もう、今日は色々嫌だっ!!!!


宿のおっちゃんも相場はそうだ的な感じで言ってるし、TAXIのおっちゃんも大きな声で怒鳴り始めたので、もうどうでも良くなってお引き取り願った。


明日の朝、駅に向かうときまた来るから連絡して。


とご丁寧に携番を2つも書いて、笑顔で去って行った。

お金に関して甘やかしてはいけないのかもしれないけど、立て続けだともう嫌になる。

喧嘩する気力すらおきなくなる。


まぁ、絶対明日は彼を呼ばないし、意地でも歩いて駅まで行くと心に誓った。


あ〜、心穏やかに生活したい。。。


アフリカに来てから感情の起伏が激しくて、自分でも疲れる。。。


とりあえず、荷物を置き、近くのスーパーに明日の買い出しをしに行く。


天気も悪いので街の印象もどんより。




アジア人が珍しいのか、道を歩いてるだえで、ちょいちょい声をかけられるが、笑顔で対応できるだけの気力がもはや今の私には残っておりませぬ。

買い物をするだけして、宿に戻る。

2人ともどっと疲れが出た。

汗だくだったので、シャワーが浴びたいが、ホットシャワーは宿のおっちゃんに言って、スイッチを入れてもらわないと出ない仕組みになっているらしく、おっちゃんにお願いする。

意外と快適なシャワーだった。


18:00前には食事もシャワーも終了〜


夕食はTake Awayしたパイ。


私以上に疲れが溜まっていたらしく、旦那はんは20:00過ぎには寝てしまった。

Wi-Fiもないし、やることもないからちょうど良かったのかも。

私も今日は早めに寝よう。



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