2017/04/01

アンタナナリボ⑧→セーシェル


2017.03.31


お腹が冷えたのか、4時前に軽い腹痛で目が覚めた。

白湯を飲んでしばらく大人しくしてたら落ち着いたけど、完全に目が覚めてしまった。。。

起きたついでにパソコン作業。

眠れないまま夜が明けた。



6時過ぎ


顔を洗おうと洗面所に行くと、


水が完全にSTOP!!!!


うちの部屋以外、同じフロアのバスルームはなぜか部屋の外にある造りで、同じフロアに宿泊客がいなかったので、他の部屋のバスルームの水道もチェックしたが、どの部屋も水が完全に止まっている。。。

これではトイレにも行けないので、レセプションに行くとお兄ちゃんが眠そうに


分かった。ちょっと見てみる。


と言ってくれた。

レセプションに行ったついでに、他の棟のトイレを借りると普通に水が出た。

どうやら増築分のうちの棟だけおかしいっぽい。

昨日もシャワー止まったし。


部屋に戻り、10分後くらいに水を出してみると、凄い音を立てて、変な勢いで茶色い水が出てきた。。。


やっぱり顔は洗えない。。。


水道と格闘していると、その音で旦那はんも目を覚ました。



水道のことを伝えるついでに、昨日、仕上がっていなかったランドリーも取りに行く。

そのついでに朝食もお願いした。



タナでの最後の宿飯。

空気と治安の悪さでだいぶお世話になった。


今日はタナを出る日。

食後からゆっくりパッキング開始。



10:00過ぎ


お願いしておいたTAXIが迎えに来た。


なぜか宿のお兄ちゃんも一緒に乗り込む


最初は家に帰るのに途中まで一緒に乗るだけかなぁ〜と思っていたけど、ずっと乗っている。

旦那はんが


きっと彼、空港まで一緒に行くんじゃないかな?

多分、別の客をピックアップするんだと思うよ。


と。


空港までの道はいつもに増して空気が悪く、窓全開にしているため、うちらは二人とも鼻と口を服で押さえていた。

TAXIの運転手のお兄ちゃんと宿のお兄ちゃんがその光景を不思議に思ったのか、理由を聞かれたけど、ここで育った彼らには苦しさは分からないらしい。。。


吐き気がするほどの大気汚染

タナの街の空気の悪さは今まで行った中でワースト1かもしれない。


渋滞にはまりながらも、1時間弱で空港に到着。


旦那はんの予想通り、宿のお兄ちゃんは空港まで一緒だった。

降りるときに


誰かのお迎え?


と聞くと、はぐらかしたので


ピックアップは何時?


と聞くと


12時。


と。


やっぱり次の客のピックアップも兼ねていたらしい。

うちらが全額払ったから、気まずかったのかもしれない。

別に良いけど、それなら最初に一言声をかけてくれればよかったのにとも思った。


TAXIを降りると、3人くらいのおっちゃんに囲まれる。


荷物を奪われ、勝手に運んでチップをもらう


というものなので、TAXIの荷台と彼らの間に入り込み、荷物を取られないようにする。

おっちゃん達に荷物を奪われることなく、荷物を受け取り、建物内へ。

残ったアリアリを両替しようとすると、またどこからか


両替したいのか?


とおっちゃんが寄ってくる。


ホント、次から次へと。。。


怪しさ満点なので、無視して銀行の窓口へ。

手持ちのアリアリを綺麗さっぱり$に両替し、チェックインカウンターへ。



時差1時間しかない南アフリカのケープタウンに向かうのに、うちらのトランジットは2回もある。



3/31 14:50 アンタナナリボ → 18:35 セーシェル

4/1  09:20 セーシェル → 12:25 ヨハネスブルグ

4/1  15:00 ヨハネスブルグ → 17:10 ケープタウン



セーシェルに夕方着くので、そのまま綺麗な海を見ることもなく、

空港泊の予定


ヨハネスブルグまでは同じ航空会社なので、荷物はてっきりヨハネスブルグまで行くものかと思ったら、トランジットでも


日付が変わってのフライトになるので、一旦、セーシェルで荷物を取り出さなければならない。


と言われた。


セーシェルでの宿泊先を聞かれたが、空港泊する気満々だったので、バカ高いセーシェルに宿なんて取っていない。


南アを出るチケットは持っているか?


とも聞かれたけど、この質問は想定内だったし、ナミビアへ抜けるバスのチケットも手配済みだったので、PDFにしたチケットを見せ、そこはスルー。


結局、セーシェルまでのチケットしか発券されず。。。


色々と不安


出国カードを渡され、あちらに行けと指示される。

指示された方へ向かうと、空港職員のお兄ちゃんがパスポートと一緒に出国カードも受け取り、そのまま書き始めた。

手渡されるときにチップを要求されたが、アリアリは綺麗さっぱり両替したので、


手持ちの金はないと拒否


ないものはない。

そのままイミグレに向かい、あっさり出国。

手荷物検査もあっさり通過したが、その後にPOLICEのチェックともう一人チェック。


出国後に3重チェック


今までの国の中でも一番厳重なチェック。

私の後に手荷物検査した旦那はんはバッグの中身を全部チェックされた上、それを見ていたPOLICEにも別室へ連れて行かれた。。。

私には笑顔でしかも日本語で


ありがとう


と言ってパスポートを返してくれたPOLICEが、


旦那はんを別室へ連れて行った。。。


すぐに出てきたけど、


初めて別室へ連行されて行く人を見た


タナの空港はかなり規模が小さく、中に入ったときには店すら開いていなかった。

昨日買い込んだお菓子を食べながら待つ。


機内へ乗り込む際、機体の前でさらにバッグの中身をくまなくチェックされる。


計4回のチェック


マダガスカル、なんでこんなに厳重なん?


機内は空席が多かった。

定刻のフライト。


早起きだったので、離陸後すぐに眠ってしまった。

LCCではないので、今日は食事付き。

旦那はんは魚。


私はチキン。



食後にコーヒーをもらうつもりでいたのにスルーされた。

呼び止めると返事すらしないで振り返る。


コーヒーが欲しいんだけど。


というと、ぶっきらぼうに渡された。


差別? 


それとも、機嫌が悪いの?


どうでも良いけど、仕事はちゃんとしてくれ。

旦那はんに


アジア人のことを嫌いなんじゃないの?


と言われた。

面白くないけど、そんなものなのか?

ぶっきらぼうに紙コップも回収された。



約2時間半のフライトでセーシェル国際空港に到着


飛行機を降り、徒歩で建物中へ。

係のお姉さんがトランジットか入国か聞きながら振り分けている。

うちらはトランジットだけど、荷物のこともあるので、その旨を話すと、入国の方に振り分けられた。

入国審査へ向かい、


トランジットだけど、明日の朝のフライトだから、タナの空港で一旦荷物を受け取るよう言われた。


というと、


セーシェルでの宿は? 今の所持金は?


など質問攻め。


空港から出るつもりはないので、宿は取っていないし、現金は$500くらいならある。


現金まで確認され、


なんで宿とってないの? トランジットならあっち。


えっ!? じゃあ、荷物は受け取れないの? 荷物はどうすれば良いの?


知らない。




いやいや、知らないって。。。


せっかく書いた入国カードも没収され、入国もさせてくれないので、仕方なく、トランジットの入り口までテクテク歩く。


ほぼ100%近くの人がトランジットらしく、トランジットのカウンターは混んでいた。


順番が回ってきて、今までの件を説明。


出国ロビーからは出たい?それとも中にいる?


と聞かれたので、中でとお願いすると


パスポートを回収されてしまった


初めての経験で戸惑う。

荷物はどうすれば良いのか聞くと、荷物もパスポートも預かっておくとのこと。


もう、わけが分からない。。。


とりあえず、

空港の中にいるのにパスポートがないという状況


そのまま手荷物のチェックだけされ、出発ロビーへ。


ロビーへ入ると後ろから別の空港職員に声をかけられた。


airport duty managerがあなたたちのパスポートを預かっているので、明日のフライトの前に取りに来て。

1階は24時で閉まるから、2階で休むと良い。


と言われた。

ちゃんとした人がパスポートを持っていてくれるなら良いけど、やっぱりわけが分からん。


明日の朝取りに来いって。。。


不安過ぎる。。。


とりあえず、言われた通り、2階へ上がる。

ベンチを確保し、ぽけ〜っとする。


私は、今までの旅であまりイレギュラーなことがなかったので、色々と不安。

旦那はんは


オイラの人生自体がイレギュラー。

なんとかなるよ。


と言って、そこまで気にしていない様子。


この温度差


せめて水でも買おうと探すもミニマーケットのようなところがない。

カフェに水はあるが、現地通貨

米ドルとユーロしかないので終わった。。。

水も買えず、途方にくれる。。。

Wi-Fiも激弱でネットすら繋がらず。。。


最近、ちょいちょいトラブル続き。


何のための旅なんだろう、とか色々考える。


完全にネガティブモード


ハネムーンやバカンス先なので周りは老いも若きもイチャついている。


この温度差


何やっってんだろ?自分。。。


たくさんいた人たちが次々といなくなっていく。


23:50


本日最後のEmiratesのDubai行が飛び立つと、広いエリアに旦那はんと二人だけになってしまった。

日付が変わる直前、旦那はんは眠りについた。

私は眠れず。。。