2017/05/18

カイロ②


2017.05.15


6:00


ドミで誰かのアラームが鳴り、ビックリして起きた。

久々、抗アレ剤を飲んだせいで、昨夜は早々と寝たのに、アラームが鳴るまで全く起きなかった。

今日はツアーに行くので、朝ご飯を30分前倒しのはずが、レセプションのお兄ちゃんがずっと電話をしていて、なかなか朝食が出てこない。

やっと出て来たと思ったら、


もう下にドライバーが来てるから、食べ終わったら下に降りて。


と。


いやいや、君が電話に夢中にならずに時間通り朝食を出してくれれば、間に合うわっ!!!!


旅に出てから思うこと。


日本以外の国の人はいつでも誰かと電話している


本当に電話が好きね〜と思う。

日本人は通話よりLINEとかのメールの方が好きね〜って思うけど。

そんなこんなで朝食。


ドリンクがないので、ややむせる。

ゆで卵がビックリするくらい熱くて悶絶。

他にもツアーに行くスペイン語を話す家族も同じくゆで卵に苦戦。


朝食後、予定より15分遅れで出発。

最初の目的地、Giza (ギザ) までは約40km


ギザのピラミッドまでは遠いので、ラクダで行くらしい。

馬でもラクダでもどちらも$41

と言われたけど、2人で$80にしてもらった。

頭に乗せるスカーフは$5


勝手に頭に乗せられ、鏡を見てみなよ〜。

乗せた方が雰囲気出るよ〜。


と言われたけど、特にいらないのでお断り。

本日の相棒とご対面。


ビーサンで馬とラクダの糞だらけのエリアに侵入〜。

旦那はんはラクダ。


ちなみにこのこの名前は


ミッキーマウス


なぜそうなったのかは知らないけど、この名前らしい。

ミッキーが起き上がった。



さてさて出発です。


ミッキーさんの乗り心地は意外と良いそうです。


馬に惹かれるミッキーさん。


あらかじめ80L.E. (¥500) でチケットを買ってあるので、GATEで見せる。

その際に荷物検査もある。

GATEの中に入ってからは、ミッキーさんの手綱はガイドのランボーの手から解放された。


徐々にピラミッドに近づいて来た。

先を行くミッキーさんと旦那はん。


念願のピラミッド。


ちなみに私の相棒はです。

ラクダは前回の旅でモロッコでお尻が痛くなるほど乗ったので、今日は楽チンな馬で。


ガイドのランボーが


左手を上げて。


というので、何かと思ったら、ピラミッドをつまんでたらしい。

この時は何のことかわからず。


カフラー王のピラミッド

建造:B.C.2550年頃

1辺の長さ:215m


座り込む瞬間が怖いラクダさん。


旦那はんもフラフラしてます。


レディーファーストってことで私から記念撮影が始まった。



まずは2番目に大きなカフラー王のピラミッドをつまんでみる。


一番大きなクフ王のピラミッドを押す。

建造:B.C.2550年頃

1辺の長さ:230m


ランボーの指示通り写真を撮って行くが、どんな写真が撮れているかはこの時はわからず。


これピラミッド隠れてるしっ!!!!


 ジャンプを要求され、低いとダメ出しをされる。。。

何度目かでやっとOKがでた。


ビーサンで飛ぶのツライわ。。。


お次は旦那はんの番。

まずはカフラー王のピラミッドをつまむ。。。

って、

手の形、なんかおかしいっ!!!!


次にクフ王のピラミッドをつまむ。。。

って、

やっぱり手の形、おかしいっ!!!!


そして、ピラミッドが関係ない写真。


これは何のために撮ってるんだろ?


旦那はんもジャンプを強要される。


荷物を置いてお姫様抱っこ


ってランボーが言ったのに、何かを勘違いした旦那はん。


肩車をしようとしているのか!?


本気で怖い。。。

ビビりまくる私。。。


怖すぎて顔が放送事故レベル


怖くてキャーキャー騒がしい。


怖いけど、最終的には吹っ切れた。


やっぱり怖いので金輪際肩車はしません。


お姫様抱っこがどうして肩車になったんだろ?


どっちも高所恐怖症の私には難易度高いのに。。。


肩車の恐怖を味わった後は勝手に写真撮影。

奥に小さなピラミッドが3つ。

あれは奥さんのピラミッドらしい。

小さなピラミッドの手前、カフラー王のピラミッドの隣にあるのがメンカウラー王のピラミッド

建造:B.C.2550年頃

1辺の長さ:103m


クフ王の子供がカフラー王、カフラー王の子供がメンカウラー王。

親子3代のピラミッド。



カイロの街が見える。


カイロ市街は思ったより近いのです。

ギザに行くまでピラミッドは砂漠の真ん中にポツンとあるもんかと思ってたら、カイロの街の外れにあると知った。

パノラマで1枚。

右端にカイロの街も入れてみた。


さて、また馬に乗り、先に進みます。

それにしても暑い。。。


40℃はあるらしい。。。



ピラミッド・パノラマポイントからの眺め。

ここからだと大小3つずつのピラミッドが一気に見れる。





ピラミッドの近くに向かいます。



表層石が残っているのはカフラー王のピラミッド





2番目に大きなカフラー王のピラミッド。

ここは登ってはいけないらしい。

石を触るのは良いらしい。

石の表面はこんな感じ。


下から見上げると意外と凸凹してる。


 
ここでラクダと馬をチェンジ。

ラクダにも少しだけ乗ってみた。


モロッコよりも乗り心地は良かったけど、やっぱりラクダの背中は高くて怖い。。。


クフ王のピラミッド


本来の高さは146mだったが、現在は頂上部がなくなったため137m

頂上の中央に立っている鉄の棒は本来の頂上を示している。

かつて表面は外装用の化粧岩で覆われていたが、今では全部盗まれてゴツゴツした岩がむき出しになっている。



ピラミッドがだんだん遠のいて行く〜



スフィンクスのところまで来ましたよ〜


ここでもトリックアート写真撮影開始〜

どんなのが撮れているのかこの時はわからず。

まずはスフィンクスが手の甲にキス。


定番のスフィンクスとちゅ〜。

お腹にパスポート入れているので、ぽっこりお腹で妊婦さんみたい。


ピラミッドとスフィンクス。

この写真は何がしたかったのか、よく分からない。


お次は旦那はん。

やっぱり手が丸まっちゃうらしい。。。


これは何でしょ!?

ランボーの指示通りなんですが。。。


微妙に届いてません


やっぱりピラミッドをつまむことは無理なんでしょうか!?


最後は仲良く2人で。


スフィンクスにもう少しだけ近付く。



スフィンクスは全長57m高さ20m

顔は男。
髪は女。
体はライオン。


鼻はナポレオンが落とした。


と言っていたけど、本当のところはわからない。

色んな説があるらしいけど。

かつてはヒゲがあったらしいけど、イギリスに取られ、現在、イギリスの大英博物館にあるらしい。

鼻もヒゲも取られて、かわいそうなスフィンクス。




一生に一度は見てみたかった景色の一つ。

やっと来れた〜♪

最後、ランボーにチップを要求され、金額で多少トラブル。


チップは払っても払わなくても良い。


と最初に言っていたのに。。。

まぁ、そんなもんだよね。

何だかスッキリしない終わり方。


パピルス屋に寄り道。

どことなく山村紅葉似の店員さん。


パピルスはこの植物の緑の部分をそぎ落とし、中の白い部分を使って作る。


白い部分をゴリゴリと延ばし、薄くする。


それを2~3週間水につけて、糖分を抜く。

浸けた時間によって白っぽかったり、茶色っぽかったり、色が変わるらしい。

短い方が白っぽく、長く漬け込むと茶色っぽく変色し、アンティーク調になるらしい。

ちなにみ水は毎日交換する。

水に浸けておいた植物を縦横交互に置いていく。


その上からプレス。

昔は石を使っていたらしい。


こうしてパピルスはできる。

光にかざすと縦横の模様が見える。


そちらもパピルス。

水に浸けた時間によってここまで色が変化する。


本物のパピルスは折っても曲げても、水に浸けても大丈夫。

街によくある偽物のパピルスは折り曲げると割れるらしい。

パピルスは1枚は欲しかったので、お買い上げ〜

名前を入れてくれるサービスがある。


フリーハンドでサクサク書いていく。


ギャラリーはこんな感じ。




在庫もたくさん。

同じ絵の規格違いもあったりする。


書き終わってから、名入れ料は$5と言われた。


それなら最初から言ってくれ。

書いてからいらんとか言えないでしょ〜。

まぁ、それが狙いなんでしょうけど。。。



時間もないので、サクサク次に参ります。

お次の目的地は


Dahshur (ダフシュール)


ここには中に入れるピラミッドがある


施設内の料金はかかるけど、ピラミッド内部に入るのはフリー。

ギザのピラミッドは中に入るのにさらにお金がかかるから、こっちの方がいいと言われた。

どのみち中は空っぽなので。

中身はエジプト考古学博物館内に展示されているとのこと。


40L.E. (¥250)


赤のピラミッド


赤っぽい石が使われたので、こう呼ばれているらしい。


玄室までの階段は結構急。

5,6mあるらしい。



久々に太ももを使ったらしく、下まで降りた時には太ももがプルプルいってた。

内部の天井。


中も三角形。


なぜだか中はアンモニア臭が充満していて臭いので、ちらっとみて退散。


来た道を戻る。


外に出て来た。

太もものプルプル具合がヤバイ。。。


ドライバーさんがパーキングから迎えに来るまでペットボトルを頭に乗せ、暇をつぶす。


ダフシュールにはもう一つピラミドがある。


屈折ピラミッド


高さ105mの真ん中くらいで角度が変わっているので、そう呼ばれているらしい。

石を積み上げていく過程で、角度が急勾配すぎて石の重量を支えきれなくなったためと推測されている。



サクサク進みますよ〜

お次は

Memphis (メンフィス)


MIT RAHINA MUSEUM (メンフィス博物館)

40L.E. (¥250)

脚の一部が欠けたラムセス2世の虚像が横たわったまま保存されている。

体長は15m












博物館の人だろうか?

写真を撮ってたら、ピースして来た。


上から撮ってると手招きするので、旦那はんが降りて行くと、ロープの中に入れと。


まぁ、この後お金を要求されたけど、無視。

外に出る。

外にも無造作に色んなものが置かれている。


結構、状態が良いものもあるのね。




1912年に発見された10mぐらいのスフィンクス。


ギザのスフィンクスは鼻がないけど、こちらは結構綺麗な状態。



時間がないのでどんどん行きますよ〜

次はSaqqara (サッカーラ)

向かう途中、パームツリーだらけ。

それだけ暑いってことだなぁ〜


ギザから南約10km

エジプトで一番古いピラミッドがある。


ジョセル王の階段ピラミッド。

6重の階段状になったピアミッドは、高さ約60m、基底部140m×128mとギザのピラミッドよりかは小ぶり。


80L.E. (¥490)


修復中。


ピラミッドコンプレックス(複合建設) の柱廊。


ここを抜けると中庭に出る。

中庭の東側にある3本の柱の後ろが王の小館。


中庭から見た階段ピラミッド。



周壁。


中庭側から見た柱廊。


砂が熱い。。。


写真を撮るだけ撮って、そそくさと退散っ!!!!



柱廊内部。

2列20本の柱が並ぶ。


15:30

全行程終了〜

カイロの街に戻ります。

ドライバーさんに


ご飯を食べてから帰るか?


と聞かれたが、行きたい店もあったので、そのまま宿に戻ってもらった。

一旦、宿に戻り、馴染みの店でオレンジジュース補給。


7L.E. (¥40)

旦那はんがチェックしてた店へ。

お腹も空いているので、気になるメニューをかたっぱしからオーダー。

オーダー後、すぐに運ばれて来た。

右上がコールスロー。

真ん中がピクルスっぽい感じ。


Lentil Soup with Butter


15.50L.E. (¥95)

レンズ豆のスープ。

チーズっぽい感じの味で、濃厚で美味しかったけど、お腹に溜まる。

Kazaz Mex


チキンカツレツ、チキンのグリル、Kofta、ご飯。

60L.E. (¥365)


Falafel Alexandrian


うちらの大好きなファラフェル。

どの辺がアレキサンドリアだったのかは分からないけど、少し塩気が強かった。

2.25L.E. (¥15)/個


お腹いっぱいになったけど、これで89.60L.E. (¥545)

エジプトの食事は安いなぁ〜


お腹も満たされたので宿に戻りますよ〜


カイロの街は15:30から帰宅ラッシュらしく、宿の近くの道も激混み。

クラクションがうるさい。


宿から道路を眺めて見たけど、やっぱり渋滞。


本日、行ったところの入場券。


ギザ以外、入場料の他にも車の入場料として2L.E. (¥12) 徴収された。

ランチ兼夕飯を食べた店でプリンをTake away。


8L.E. (¥50)

意外と甘さ控えめで美味しかったけど、大き過ぎてお腹いっぱい。。。

歩いてたら、たまたま酒屋を見つけ、冷えたビールも売っていたので、お買い上げ〜

イスラム圏では普通の店でお酒が売っていないから貴重。


16L.E. (¥100)

暑い国だから軽めのビール。

お腹いっぱいで飲みきれず、旦那はんにパス。

夜も渋滞しておりました。


カイロの街も渋滞だらけ〜

毎日毎日、きっとベッドのダニにやられているのか、体の痒さがハンパない。

エジプトに来て以来、毎日抗アレ剤を飲み続けているので、副作用で眠くて仕方がない。。。

今夜も21時には就寝。

起きてられない。。。