2017.05.21
6:00 起床
旦那はんはお腹が冷えて、朝からお腹の調子がすこぶる悪いらしい。
7:00
朝ご飯を食べる。
ここの朝ご飯は美味しいと聞いていたので、ちょっと楽しみにしてた。
この他にオムレットとパンケーキも出来たてのを出してくれた。
朝からお腹いっぱい。
旦那はんは相変わらず調子が悪いようで、何度かトイレへ。
8:00
ツアーのピックアップ。
他のホテルも回ったが、今日のツアーはコロンビア人のおばちゃんとうちらの3人のみ。
今日も張り切ってツアーに行きますよ〜。
まずは 世界遺産 The Valley of the King (王家の谷) に向かいますよ〜。
ルクソールの街からは橋を渡って反対側、車で約40分のところにある。
王家の谷は新王国時代に造られた岩窟墓。
全部で60を超える数の墓が発見されているが、見られるのはごく一部。
100L.E. (¥620)
見られるのは3つのお墓のみ。
ツタンカーメンの墓もあるが、そこは別途100L.E.かかる。
ビジターセンターから王家の谷の入り口までは観光列車に乗って移動。
まず入り口でガイドさんの説明を聞く。
自分で行く墓を決められるのかと思っていたら、見る墓は決められているらしい。
王家の谷は写真撮影は禁止。
特に内部は絶対にダメとのこと。
外は
「一瞬で撮るなら良いよ。」
とガイドのおっちゃんは言ってたけど、まぁ、外も写真撮影は禁止。
まずは入り口近くの第20王朝ラムセス4世から。
墓の入り口から階段を降りて行くと巨大な石棺がある。
写真撮影禁止と言ってもスマホで撮った人がいたらしく、係りの人にめちゃくちゃ怒られてた。
その後、外に出るまでずっとマークされていた。
次にツタンカーメンの墓を見ようとしたら、
「チケットセンターに戻ってチケットを買わなきゃいけないと言われ、黄金のマスクなど、基本全部カイロの考古学博物館にあるから、特に見る必要もない。」
と言われたので、黄金のマスクはすでに見ているし、まぁ、良いかとツタンカーメンの墓は見なかった。
お次はラムセス6世の墓。
ここは壁画や天井画が綺麗と聞いていたので、一番楽しみにしていたところ。
確かに綺麗。
天井や壁がカラフル。
今までエジプトの壁画は単色ばっかりと思っていたけど、実際はこんなにカラフルなんだと知った。
最後にラムセス9世のお墓。
ここも確かに綺麗だったけど、先に6世のものを見てしまったので、ちょっと物足りなかった。
3つ見終わり、ガイドさんと合流。
またミニバンに乗り込み、次の目的地へと思っていたら、その前に石細工の店に寄るらしい。
聞いていなかったけど、ツアーの中に土産物屋も組み込まれていたらしい。
特に興味がある訳でもないけど、車から降りないわけにもいかないので、降りる。
工房のおっちゃんの説明を聞く。
エジプトの石細工は3つカラーがある。
白、ブラウン、グレー。
まずは石を削り、形を造り、その後仕上げにヤスリ代わりの石で磨くらしい。
旦那はんも
「やってみろ」
と言われ、石を削らされる。
良くわからず、石を削らされる旦那はん。
しまいには
「そうじゃない、こうだ。」
と訳もわからず、ダメ出しをされていた。
私もやってみろと言われたけど、特に興味もなかったのでお断り。
そんなことより暑くなるから早く観光したい
ってのが本音。
ガイドのおっちゃんは、土産物の中で一足先に涼んでる。
先に入ったコロンビア人のおばちゃんが一通りスペイン語のガイドによって話を聞き、土産物を見ていた。
うちらは英語のガイドに今度は土産物の説明を聞く。
途中で、朝からお腹の調子が絶不調の旦那はんはトイレに消えて行った。
残された私は土産物のおっちゃんと世間話。
かと思ったら、
「最近、観光客が減っていて、商売があがったりなんだよ。
家族も養わなきゃいけないから、人助けだと思ってお土産に何個か買ってくれ。」
と懇願された。
きっと半分本当で、半分嘘だと思う。
旦那はんが戻ってくるまでは1人であまり動かないようにしようと思って、ぽけ〜っと遠目に並んでる石細工を眺める。
「これが欲しいのか?
こっちか?」
と聞かれても、
「ただ眺めてるだけだよ。」
としか答えない。
とにかく
余計なことをしない。
旦那はんが相変わらずしんどそうな顔で戻ってきた。
カイロでピラミッドの置物を買おうとしていた旦那はん。
でも、土産物屋で
「3つセットじゃないと売れない。」
と言われ、買わずにいた。
もしかしたら、ここなら1つ買いができるかもしれないと思って聞いてみる。
1つから買えるというので、それなら小さいピラミッドを1つ買おうかという流れになった。
石の色も柄もたくさんある中から、1つ決めた。
「もっと大きいのを買った方がいい。
他にも何か買わないのか?」
と言われたけど、
「日本の家は小さいから、小さいので十分。
荷物もすでに重いから、これ以上石はいらない。」
と答えるも次から次に商品を勧めてくる。
おい、こら、人の話聞いているか?
これ以上いらないって言ってるでしょ。
こちらも強気でいかないと主導権を握れませんので、強気でいきますよ。
「ハイ、このピラミッドはいくら?」
「$35ね。」
!?!?!?!?!?!?!?!?
その辺の石をちょっと加工しただけで、¥4,000近くって。
完全にナメてる。
いやいや、その金額あったら違うことに使うわっ!!!!
「そんな高いなら買えないわ。いらない。」
「じゃあ、いくらなら良いんだ!?」
「出して$5だね。」
「$5!? ハンドメイドだから、それは無理だ。$30でどうだ!?」
「そんな高いものはいらん。$5以上は出さん。」
「$25でどうだ!?」
「だーかーらー、さっきから$5しか出さないって言ってるでしょ!?」
「じゃあ、ラストプライス!!!! $15でどうだ!?」
「何度も言ってるよね!? $5以上では買わないから。」
おっちゃん、黙る。。。
近くにいたコロンビア人のおばちゃんの接客をしていた店員に
「(アラビア語で) こいつら$5でしか買わないって言ってるけど、どうする!?」
「(アラビア語で) オーナーに相談してみなよ。」
↑きっとこんな感じの会話。
大方、合っていると思う。
おっちゃんはオーナーらしきおっちゃんの元へうちらを連れていき、
「(アラビア語で) こいつら$5って言ってるけど〜。」
↑きっとこんなことを言っている。
オーナーらしきおっちゃんはちらっとうちらを見ただけで無言。
ダメって言われたら、買わないつもりだったけど、どうやら$5で良いらしい。
オーナーらしきおっちゃんに$5分のエジプシャンポンドを支払う。
渋々、うちらの相手をしたおっちゃんはピラミッドを新聞紙で包む。
他の人から見えない角度で、青い小さな石を数個一緒にラッピングして
「これはプレゼント。だから、俺にチップを頂戴。」
ともはや支離滅裂なことを言ってきたので、
こいつ、、、
最後の最後までうぜぇーーーーーーっ!!!!
「プレゼントなんていらない。新聞紙外して、それ取って!!!!」
とギャーギャー喚く。
こういう時は大声で喚くのが一番。
私がずっとギャーギャーいうので、彼、根負け。
エジプト人に勝った♪
こんなとこでも負けず嫌い発揮。
その代わり、日本語を教えてと言われたので、数字を教えた。
一生懸命、紙に書いて覚えようとしている。
そういうところは素直でよろしい。
彼も数字に満足したようなので、終わり。
「ちゃんと覚えるんだよ〜。」
とかなり上からの発言をして、お別れ。
石屋をあとにして、次の目的地へ向かう。
車で走ること5分。
世界遺産
Deir el Bahri (ハトシェプスト女王葬祭殿)
まずガイドさんの説明を聞き、観光列車に乗って中へ。
観光列車に乗ろうとしたら、なぜだか私だけドライバーから助手席に乗るように言われた。
「どこから来たの?」
「日本だよ。」
「日本人、一番いい人♪」
とお決まり文句から始まり、
「観光列車、運転して良いよ。」
となぜか私が運転することに。
結果、このドライバー、ただのナンパでした。
自分で言うのもなんですが、、、
エジプトで異常にモテます、ワタクシ。
一生のうち、三度のモテ期があるとするなら、前回の旅のモロッコと今回のエジプトでそのうちの2回を使ってしまっているんだはないか、、、とさえ思う。
旦那はんが隣にいようといまいとエジプト人には関係ないらしいです。
悲しいかな、旦那はんは隣にいるのに完全にエジプト人から無視されてます。
まぁ、そんなこんなでハトシェプスト女王葬祭殿の入り口に到着。
ハトシェプスト女王はエジプト初の女王。
夫亡き後、まだ幼かった妾腹の息子トトメス3世の摂政となったが、のちにファラオとなる。
公の場では男装し、顎に付け髭をしていたらしい。
そんな女王の葬祭殿。
ここにもスフィンクスはいますよ〜
って言っても、これだけ。
発見時、かなりボロボロだったので、スフィンクスもこれだけしかいない。
かなり修復されて、今じゃもはや新品。
まずは第2テラスの色彩壁画。
薄っすら色が残ってる。
北の柱廊。
坂道を登り、第2柱廊へ。
隣はほぼ崩れた状態。
これもいつの日か修復するんだろうか?
綺麗な状態の壁画もあった。
ハトホル女神礼拝所の列柱室
ハトホル女神礼拝所の至聖所
ハトシェプストの顔をしたオシリス神列像
全部で9体
中庭へ
帰りがけに像の前でパシャリ☆
綺麗なライオンもいた。
後から知ったけど、Wikiさんによるとここは1997年にルクソール事件が起こった場所。
日本人を10名を含む外国人観光客61名とエジプト人警察官2名の合わせて63名が死亡し、85名が負傷した。
犯人と思われる現場から逃亡した6名は射殺された。
なんとも悲しい事件です。。。
しかも、この時4組は新婚旅行でエジプトを訪れていたらしい。
そんなところをこの時は知らずに観光してました。
無知の恥。
お次も 世界遺産
Habu Temple (ラムセス3世葬祭殿)
40L.E. (¥250)
凱旋門を入ると、正面が高さ22m、上部の幅63mの第1塔門。
その奥は第1中庭、第2中庭、列柱室、至聖所へと続いている。
第1塔門には勇ましいラムセス3世のレリーフが残っている。
第1塔門には勇ましいラムセス3世のレリーフが残っている。
天井にはまだ少し色が残っているのもの。
第2中庭の奥には部分的に色彩が残っている柱や天井もある。
本日のラスト。
世界遺産
Colossi of Memnon (メムノンの巨像)
ここは見学無料。
巨大な1対の座像で、新王国時代絶頂期の王アメンホテプ3世のもの。
元々、座像の後ろには、彼の葬祭殿があったが、後の王たちが石材として使用し、完全に破壊されてしまったらしい。
ローマ時代に起きた地震によってヒビが入り、激しい温度差による軋み、風によっては“像が歌う”と言われ、不思議がられた。
その後の補修工事により、今では音は鳴らなくなった。
13:00
本日のツアー終了です。
30分くらいかけてルクソールの街に戻ります。
ちなみに帰りのミニバンの中でガイドさんはコロンビアのおばちゃんとランチの約束をしてました。
いつものジューススタンドの脇で降ろしてもらい、サトウキビのジュースを飲んで宿へ。
相変わらずお腹の調子が絶不調の旦那はんはトイレにこもる。
その後、旦那はんは1時間はん近くお昼寝してました。
15:00過ぎ
さすがにお腹が空いたので、寝ている旦那はんを起こし、遅めのランチへ。
宿のおっちゃんに
「今からご飯を食べに行ってくるよ〜。」
と言ったら、オススメのローカル食堂を教えてくれたので、そこに行くことに。
旦那はんはマトンのコフタ
40L.E. (¥250)
私は牛肉のコフタ
コフタを頼むとセットでタヒーナ(ゴマのペースト) とサラダとパンもついてくる。
30L.E. (¥185)
宿のおっちゃんのオススメの店だけあって、安くて美味しかった。
食事の後、先日、エジプトのミイラをお勧めされたので、ルクソールにもミイラ博物館があるから観に行くことに。
テクテクナイル川の方に向かうと看板が。
そこには午後の部は17:00からと書いてあった。
16:20
なんとも中途半端な時間。。。
どうしようかと旦那はんと相談していると、
「博物館はまだ開かないから、それまで1時間船に乗らないか?」
とこれまた鬼の勧誘。
しつこい男は嫌いです。
あんまりしつこいので、最終的には無視。
近くにある土産物市場に行ってみることに。
建物の中は閑散としていた。
この時期は本当に暇なんだろうなぁ〜
確実に全員に声をかけられる。
旦那はんはTシャツを購入。
この旅で5枚目のTシャツです。
最後の最後に話しかけてきたおっちゃんの店でシャーイをご馳走になる。
タイで象柄の楽チンパンツを買ったけど、エジプトで同じパンツのラクダ柄を見つけた。
これは欲しいと思って、交渉。
あまりに高いので
「いらん。」
と店を後にすると、結局、こちらの言い値に近い額で買えることに。
おっちゃん、ありがとう。
結局、博物館が開く時間まで時間を潰せた。
Mummification Museum (ミイラ博物館)
60L.E. (¥370)
開いたばかりだからか、うちら以外に客が誰もいなくて貸切状態。
ミイラの作り方や猫、ワニ、羊、バブーン、もちろん人のミイラも展示されている。
ミイラにする際に内臓を入れるカノプス壺やミイラ作りの際に用いられた器具や薬品なども展示されていた。
エジプトのミイラは南米のビーフジャーキーみたいなミイラと比べると生ハム
と言われたので、どんなもんかと思ったが、さすがに生ハムほどフレッシュではなかったけど、綺麗な状態だった。
寝てるようにしか見えないわ〜
ここは撮影禁止なので写真はないけど、観にきて良かった。
GATEを出ようとしたら、
「反対側の出入り口からナイル川が近くで見れるから見て来な。」
とセキュリティのおっちゃんが言うので、見に行くことに。
フルーカって言う帆船が光の中を通過〜
ナイル川も見たし帰ろうとすると、再びGATEのおっちゃんに呼ばれる。
「ちょっと手を出して。」
と言われ、何かと思ったら手の甲にボールペンでうちらの名前を書かれた!!!!
アラビックで上が私の名前。
下が旦那はんの名前らしいけど、旦那はんの名前はスペルミス。
そして、おっちゃん、真ん中にハート描いた。
ちょっとお茶目。
カイロの宿でダニにやられ、痒さのあまり掻き壊した痕がありますが。。。
なかなか消えにくい体質なもんで。。。
さて、ミイラも見たし、落書きもされたので、ビールを買って帰りましょう。
宿に戻り、シャワーを浴び、ルーフトップで晩酌。
ルーフトップから見たサンセット。