2017.05.19
3:00 起床
今日はツアーに行くので、早起き。
4:00 に宿にピックアップが来るというので、レセプションの前で待つ。
4:20
ピックアップが来た。
どうやらうちの宿が最後だったらしく、車の中にはすでに4人の人が乗っていた。
4:50
なにやらGATEっぽいところの前で、ミニバンは停車。
他にも同じようなミニバンが数台止まっている。
前の席の人がドライバーになんで停車しているのか尋ねると、5:00にならないとGATEが開かないとのこと。
5:00
GATEを抜け、砂漠地帯をひたすら走る。
朝早かったので、基本、皆寝ている。
私もひたすら寝る。
7:40
アブ・シンベル神殿の駐車場に到着。
遠くに顔らしきものが落ちている。。。
入場ゲートを探してフラフラ。
115L.E. (¥710)
ここには大小二つの神殿があ理、どちらも世界遺産。
まず目に飛び込むのは山状のもの。
入り口もある。
本当の入り口はこの山の反対側にあるらしいので、ぐるっと回り込むように歩く。
右手に見えるのはナセル湖。
アスワンハイダム建設によってナイル川が堰き止められできた人工の湖らしい。
アブ・シンベル神殿は、アスワンハイダム建設時に神殿が水没の危機にさらされ、ユネスコの呼びかけにより、1964年から68年にかけて工事が行われ、大小二つの神殿をブロックに切断する方法で、元の位置より60m上にそっくり移動することに成功した。
そんなこんなで正面。
どーーーーーーーーーんっ!!!!
Great Temple of Ramses 2 (アブ・シンベル大神殿)
旦那はんと比べるとこの大きさ。
大きいなぁ〜。
この大岩窟神殿を建設したのは、古代エジプト新王国時代第19王朝のラムセス2世。
ラムセスさんはこの当時40代くらいが平均寿命の中、90歳を超えるくらい長生きしたため、色んなところに自分の巨像を残してるくらい、
自分大好きナルシスト♪
神殿の正面には4体の像がある。
右からラムセス2世、お次もラムセス2世、その隣もラムセス2世、一番左ももちろんラムセス2世。
どんだけ自分好きなん!? ラムセス2世!?
ちなみにラムセス2世の巨像の高さは20m。
入り口近くの壁に描かれたヌビア人戦争の捕虜のレリーフ。
隣には上下エジプト統一のレリーフ。
神殿の大列柱室は、オシリス真の姿をした10mの高さのラムセス2世の立像が8体。
中にまで自分大好き、ラムセス2世。
そんなオシリス柱が並ぶ列柱室のさらに先には至聖所が見える。
至聖所には4体の神像が並ぶ。
神殿内部は撮影禁止とのことですが、
「ギリギリのところまではいいよ。」
と入り口のお兄ちゃんがいうもんだから、ギリッギリのところまで撮らせてもらいました。
内部撮影禁止というので、そこは真面目に守る日本人。
ヨーロピアンのおっちゃんはスマホで撮影して、めっちゃ怒られてた。
ヨーロピアンと中国人は撮影禁止と言われても御構い無しに撮っている。
そして、怒られる。
それでも気にしない強靭なメンタルの持ち主。
ちなみに内部には、
カデシュ(現在のシリア)の戦いで戦車に乗るラムセス2世のレリーフ。
(※撮影禁止なので、ちょろっと写真を拝借。)
戦車を引く馬の脚が複数あるの分かりますかね!?
これは敢えてたくさん描くことで、馬が猛スピードで走る様を表現しているらしい。
アニメーションや漫画の代表的な技法“デフォルメ”の原点だと言われている。
こんな昔からそんな技法が使われているとは。。。
Temple of Hathor (アブ・シンベル小神殿)
こちらはラムセス2世が王妃ネフェルトアリのために建造した岩窟神殿。
大神殿と比べると小ぶり。
正面にはネフェルトアリ2体、ラムセス2世4体。
奥さんのために作った神殿なのに、ラムセス2世の方が多い!!!!
ここまでくるとちょっと面白いよ、ラムセスさん。
ちなみに足元には彼らの子供達の像が刻まれている。
大きさだいぶ違うけどね。
大神殿より小さいと言っても、やっぱり大きいね。
像の横にあったレリーフ。
言われたことはきちんと守る日本人。
最後に出口のところで、お兄ちゃんに
「鍵を持って写真撮る?」
と言われたので、パシャリ☆
大神殿でも言われたけど、撮らなかった。
大神殿では先に撮ってた人がチップを要求されていたけど、特に言われなかった。
それにしても良くこんな暑いところにこんな大きな神殿造ろうと思ったなぁ〜。
働く方の身になるとちょっと気の毒。。。
意外と早く見終わってしまったので、もう一度大神殿の中に入ってみる。
外が時間と共に暑くなってきて、神殿の中の方が断然過ごしやすいので、避難。
朝でこれだけ暑いんだから、日中は地獄なんだろうなぁ〜。
集合時間近くまで、大神殿の中で過ごす。
8:45
またミニバンに乗り込み、アスワンの街に戻る。
皆、帰りもぐったりと寝る。
「もうすぐアスワンの街に着く。」
と言われ、叩き起こされる。
良くわからないところで、うちのホテルの名前を言われ、
「ここで別の車に乗り換えろ。」
と言われる。
とりあえず、言われるがままにミニバンからセダンに乗り換える。
うちらの他にもアルゼンチン人カップルも同じ宿なので一緒に乗り込む。
ドライバーのおっちゃんはほとんど英語が話せないが、頑張ってこの後どこにいくかを伝えてくれた。
うちらはアブ・シンベル神殿のツアーの後に午後のツアーにも申し込んでいたので、おっちゃんの言う行き先が合っているか確認。
私は助手席で変なアラビックとおっちゃんは変な英語を駆使して話をする。
そうこうしているうちに最初の目的地、アスワンハイダムに近く。
チケットを買うので一緒に降りるようドライバーに言われたので、降りようとするとアルゼンチン人のお姉ちゃんの方が
「私はここには行かないから降りない。」
と言い出した。
ドライバーのおっちゃんとうちら2人は意味が分からず、フリーズ。
うちらは行くので、チケットを買ったが、2人は頑なに買わず。
30L.E. (¥185)
そうこうしているとたまたまスペイン語を話せるガイドが来て、何やら話をしている。
話がまとまったらしく、
「10分くらいで戻ってくるから、ここで待ってて。」
と、GATEで彼らは待つことに。
うちらは車で中へ。
数分後、アスワンハイダムのパーキングに到着。
幅3600m、高さ111mの巨大なダム。
1970年にドイツとソ連の協力によって完成した。
毎夏氾濫するナイル川をコントロールすることでエジプト農業の生産性向上を図るために作られた、アスワンダムでも問題が解決されず、新たに造ったのがアスワンハイダムらしい。
午前中に観た250km以上も上流にあるアブ・シンベル神殿を水没させるような大きなダムだが、観た感じ、ただのダム。
面白みも何もなかった。。。
ただ世界史で習ったから来てみただけって感じだった。
土産物屋すらなかったから、訪れる人もあんまりいないんだろう。
アスワンハイダムの反対側はナセル湖。
ちょっと行ったらスーダン。
スーダンには行かないけど。
GATEに戻る途中にあった塔。
ドライバーのおっちゃんがこの塔の名前を教えて来れたけど、忘れてしまった。
GATEに戻るとアルゼンチンカップルが待っていた。
話を聞くと、
2人は午後のツアーには申し込んでいないことが判明っ!!!!
ただ宿の名前を言われたから、一緒に乗り換えてしまっただけらしい。
なんてこった。
ミニバンのお兄ちゃん、ちゃんと確認しようよ、そのへん。
残念ながらドライバーのおっちゃんは英語がほとんど通じないので、その辺のことをお姉ちゃんがいくら話しても通じず。
ドライバーのおっちゃんも困ってどこかに電話をしている。
そのまま次の目的地、イシス神殿へ。
GATEでドライバーのおっちゃんと一緒にチケットを買う。
60L.E. (¥370)
1時間半の時間を与えられるが、お姉ちゃんは
「うちらはそんなに待てない。」
とご立腹。
仲介に入ったおっちゃんにもギャーギャー言っていたので、うちらはイシス神殿を目指すことに。
イシス神殿は島なのでボートで行かなくてはならない。
ボート乗り場へ向かう。
向かう途中には土産物屋が少しある。
ガラスの香水瓶可愛い♪
たまたま目の前に人がいたので、ついて行ったら、ガイドらしきおっちゃんに
「これはツアーだから、君たちは別にボートを手配する必要がある。
ボートはそこのお兄ちゃんに1人100L.E.とチップを払えばお願いできるから。」
と言われた。
色々、あとから知る。
ツアーに入場料やこういう後から発生する金額の話が全くないエジプト。
もう入場料も払ったし、目の前に神殿はあるし、ボートしか行く手段はないし。。。
面白くないけど、お兄ちゃんにボートをお願いする。
ここから船に乗る。
遺跡が見えてきた。
約10分くらいでフィラエ島に到着。
世界遺産
Temple of Isis (イシス神殿)
フィラエ島は、古代エジプトでは聖なる島とされていた。
イシス女神を祀るヌビア遺跡。
この神殿も、アブ・シンベル神殿と同様、アスワンハイダム建設時に水没の危険性があったため、隣の現在地アギルキア島への移転が行われ、1980年に完成した。
イシス神殿の塔門はかなり大きい。
島だったせいか、他に比べて壊れている部分も少ない気がする。
神殿内部の撮影はOK。
イシス神殿の至聖所のレリーフ
うちらの後をずっとついてきたおっちゃんが
「一緒に写真を撮れ」
というもんだから撮ってあげたら、案の定、チップを要求される。
「撮れって言ったのお前だろ!?」
と言ったら、
「わかった、わかった。」
もう、完全に口癖なんだろうね!?
550年に東ローマ帝国のユスティニアヌス1世により閉鎖され、閉鎖後は4つのキリスト教会としt利用された。
後に建てられた教会の跡もあり、コプト十字が残っている。
神殿の外にでる。
外側にも立派な壁画がたくさん残っている。
アウグストゥス礼拝堂
ハトホル神殿
ナイル川
トラヤヌスのキオスク
誰もいなくなった第1塔門の前でパシャリ。
暑いので1時間弱で退散。
またボートに乗る。
ボートで戻り、暑かったので、珍しく炭酸飲料を飲みながらドライバーのおっちゃんがくるのを待つ。
待っている間、売店のお兄ちゃんに
「なんで夏に来るの?
暑いのに。」
と言われた。
こっちだって好き好んで45℃の世界に飛び込んでるんじゃないわ!!!!
旅程の関係でこの時期になっただけだわ。
売店のお兄ちゃんはナイル川流域の地図を見せながら、色々説明してくれた。
予定より早くドライバーのおっちゃんは迎えに来てくれた。
車の中にアルゼンチンカップルの姿はなかった。
おっちゃんは片言の英語で
「問題ない。」
と連呼していたから、きっと誰かが宿に連れて帰ったんだろう。
最後の目的地へ向かう。
本日の最終観光スポット
世界遺産
Unfinished Obelisk (切りかけのオベリスク)
切りかけのオベリスクは長さ42m、重さは1168tと推定される。
完成すればエジプト最大のオベリスクとなった。
古代の石切り技術がわかる作成途中のオベリスク。
これしかないので、上から全容を見たら暑いのでサクッと降りる。
14:45
本日のツアー全て終了〜
朝ご飯がついていると言われたのになかったり、特に何もしていないドライバーのお兄ちゃんにチップを要求されたり、明らかにぼったくりの船に乗ったり、色々めんどくさいツアー内容だった。
午後のツアーのおっちゃんはあまり会話できなかったけど、良い人だった。
最後、駅でチケットを買う都合があったので、駅でお別れ。
明日のルクソール行きのチケットを購入。
アスワン→ルクソール 60L.E. (¥370)
帰りがけにジューススタンドでサトウキビのジュースを飲む。
さすがにお腹が空きすぎたので、ご飯を食べに。
昨日も行った宿の近くのローカル食堂へ。
今日はコフタのセット。
うちらの大好きなタヒーナ(ゴマペースト) もついて来た♪
念願のモロヘイヤのスープ。
トロトロで美味しかった〜♪
かなりボリューミーなご飯になったけど、美味しかった。
40.L.E. (¥250)
疲れたので、シャワーを浴びて、洗濯して、さっさと寝た。