2017/12/22

クタ②⇆ウブド


2017.12.20


7:00 起床

まだ眠いが起きましょう。

外ではまた雨音がする。

今日も雨かぁとカーテンを開けると、子猫が部屋の前のソファで雨宿りをしていた。


近くのレストランのほとんどは8時に開くので、8時に宿を出る。

宿の前にはチャナンと呼ばれるお供え物が置かれていた。


これを見るとバリに来たなぁと思う。

バリ・ヒンドゥー教徒は、このチャナンを毎日決められた場所にお線香とともに供え、聖水を振りかける。

また、朝一番の炊き立てご飯をバナナの小片に載せたサイバン (Saiban) というお供え物も、毎日のように供える。


チャナンは置く向きも決まっているらしい。

お供えすること意味があるらしく、お供えしたあとに踏まれても蹴られても関係ないらしい。

毎日大量にボロボロになったチャナンを街中で見かける。


宿から徒歩5分くらいのところにあるWarung (ワルン) へ。

ワルンとは、インドネシアやマレーシアの一部で見られる、カジュアルな売店や質素な食堂、喫茶店といった小規模な家族経営のビジネスの一形態。


オーダーした後に一枚の紙を渡される。

バリでの注意点が書かれた紙。

なんと親切な。

おっちゃん、ありがとう。



旦那はんはMie Goreng


焼きそばです。

麺好きの旦那はんはアジアに戻って来て麺が食べられて幸せらしい。


私はNasi Goreng


ちょっと油強めでした。

この店はナシゴレンより、ミーゴレンの方が美味しいかも。


さて、昨日のドライバーの兄ちゃんとの待ち合わせがあるので、サクッと宿に戻ります。

宿の前までは車は入れないので、宿の近くのコンビニ前で待ち合わせ。

9時に待ち合わせしたけど、時間通りにお兄ちゃんは現れた。

なかなかやるなぁ、バリニーズ。

道が狭いのでサクッと車に乗り込み出発。

昨夜調べて書き出した、行きたい場所リストを渡すと、


「4つ中1つは方面が違うから、今日は行けない。」


とはじかれた。

昨日は一日どこでも良いよと言っていたのに、、、まぁ、良いか。

小道を抜け、大きな道に出ると早速渋滞。

バリ島の渋滞は時間関係ないのか?

雨だからなのかな?

分からないけど、今日も絶好調に混んでます。

クタを出発し、渋滞にはまりながら約1時間半。

最初の目的地


Puri Saren Palace  (プリ・サレン王宮)


ウブドの中心部にあるウブド王宮。

かっての王政時代には政治経済の中心地だった。

現在も王族の子孫たちが暮らしているが、一部は一般公開され、当時の華やかな暮らしが伺える。

無料で入れるが、夜の伝統舞踏を見る場合は有料。


雨も降っているので、早速中に入りましょう。




石像の彫刻が細かい。














雨なので、ザッと見学し終了。

最後に出口で一枚。


そっくり。


道路を挟んで反対側の建物も素敵だった。

中に入って良いのかわからなかったので、外から眺めるだけ。




再び車に乗り込み、テガラランへ。

テガララン村は、ウブドを北上したキンタマーニ方面8kmくらいのところに位置する小さな山間の村。

バリでは、農業の中心は稲作であり、島にはいたるところに水田がある。

しかし、テガララン村を南北に走り、川沿いに広がるライステラスは、バリのなかでも非常に美しく、有名。

2014年にユネスコが世界遺産に登録した「プクリサン川流域のスバック(棚田)の景観」のエリアにもテガラランは含まれているらしい。


駐車場に車を停め、そこから歩くこと5分。

入り口に到着。


トレッキングって書いてある。。。

雨の中、トレッキングかぁ。。。

ライステラスは入り口からすでに見えてる。


Tegalalang Rice Terrace


雨で滑りそうだけど、階段を降りて反対側へ行きましょう。


階段の後はドロドロの水たまりに入りながら細い道を進む。

途中、池のようなものがあった。


中に石像が。

だいぶ水に浸かっちゃってます。


その後も土の階段を登り、土砂崩れの道をドロドロになりながら歩き、ようやくてっぺんの茶屋のようなところに到着。

コイン以外のドネーションを設置してある箱に入れるように言われ、中へ。


おぉっ!!!!


見たかった景色!!!!


この景色なら雨の方が趣があって良いかも。


日本にも棚田はあるけど、ヤシの木と棚田のコラボレーションはなかなかないだろう。





雨が強くなって来たので、茶屋の軒下で景色を見ながら雨宿り。

弱まりそうもなかったので、来た道を戻る。

行き以上に帰りの方が大変。

滑りそうだし、旦那はんはビーサン脱げるし。

泥にはまって足はドロドロ。

あ〜ぁ。。。

途中の水たまりで足を洗ってみた。


ライステラスに感動し、次の場所へ。



Bali Pulina

到着すると呼んでもいないのに、傘を持った施設の職員と思われる人がお出迎え。

まずはインフォメーションに行き、入場料を払うのかと思いきや、Visiterと印刷されたチケットを渡され、これを持って中に入るよう言われた。

入り口には豚。


そして牛。


入り口を入り、階段を上ると大きな看板が。



施設の中を案内してくれるお姉さんが現れ、通り道にある木の説明をしてくれる。

Cocoaって書いてあったけど、cacaoじゃないん?


コーヒーの木


パイナップル


朝鮮人参


写真で見るとどこにあるか分からない。。。


施設内に生えている植物を見に来たのではありません。

ここに来たのはこの子に会うため。

動きが早くて写真がブレまくり。

イタチでもタヌキでもありません。


ジャコウネコ




この子たちが作り出すコピ・ルアックに興味があり、一度お会いしてみたかったのね。


Wikiさんによると

コピ・ルアク(インドネシア語 Kopi Luwak)とはジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことである。
「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアク」はマレージャコウネコの現地での呼び名である。
日本では、コピー・ルアークやコピ・ルアック、ルアック・コーヒーとの呼称も通用している。

独特の香りを持つが、産出量が少なく、高価である。

世界で最も高価なコーヒーとして知られており、500グラムにつき300から500米ドルの価格で販売されている。
かつては主にアメリカ合衆国と日本に出回っていたが、現在は、なお供給量こそ限られてはいるものの、世界各地で入手することが出来るようになった。
世界最大の消費地は日本や台湾、韓国などのアジア諸国である。
アラミド・コーヒーは、日本ではJALほか数社が、高級コーヒー豆として頒布を取り扱っている。
コピ・ルアクやカペ・アラミドの高価格は、


稀少価値がきわめて高いことが最大の理由であり、必ずしもコーヒー豆としての品質や味が最も優れているからというわけではない。


実際のところコピ・ルアクやカペ・アラミドの味の評価は、好き嫌いがはっきりと分かれやすい。
豊かな香りと味のこくを高く評価する向きもある反面、「ウ◯チコーヒー」("poo coffee")と茶化す向きもある。



そんなジャコウネコのう◯ちコーヒーを飲みたくてやって来ました。

ジャコウネコとの対面を果たした後は、お姉さんによる簡単なコピ・ルアックが出来る過程の説明。



45分間煎るらしい。




潰したものの香りを嗅ぐと良い匂い〜♪



一通り簡単な説明を受けた後、移動。

ここでもライステラスが見られると言うので、見に行く。


先ほど見た物よりかは規模は小さかったけど、ここからも見える。


チラッと見て、カフェへ。

ここではフリーで8種類のお茶やコーヒーを試飲することができる。

席に案内され、まずは先ほど説明されたコピ・ルアックの粉末の匂いを嗅ぐ。


その次に普通のバリコーヒーの匂いを嗅ぎ比べると、全然違う。

コピ・ルアック、かなり良い匂い。


日本の喫茶店では一杯8000円で出している店もあるらしい、このコピ・ルアック。


ここではRp50,000 (¥420) で飲めると言うので、早速飲んでみましょう。

ライステラスを見ながら、コーヒーを待つ。



まずは試飲用のお茶とコーヒーのセットが運ばれて来た。

説明のパネルもある。


角度を変えて見たり。



左からLemon Tea,Ginger Tea,Ginger Coffee,Ginseng Coffee,Chocolate Coffee,Pure Cocoa,Vanilla Coffee,Pure Bali Coffee


Pure cocoaとPure Bali Coffee以外は砂糖がたっぷり入っていて、かなり甘かった。

朝鮮人参のコーヒーを初めて飲んだけど、不思議な味だった。


次にお待ちかねのコピ・ルアックが運ばれて来た。

カップに粉がそのまま入っていて、そこにお湯を注いで行く。


あれ?ドリップじゃないんだ?



ハイ、出来上がり。


初めてコピ・ルアック飲みましたが、、、

正直なところ味は普通でした。

香りは良いけど、薄い。

Wikiさん情報にもあったけど、“稀少価値がきわめて高いことが最大の理由であり、必ずしもコーヒー豆としての品質や味が最も優れているからというわけではない。”と言うのはあるのかもしれない。

¥8,000出してまでは飲まないかなぁと言うのが正直なところです。


まぁ、今日はジャコウネコに会えて良かった。


車に乗り、クタ方面に戻る。

戻る途中にライステラスが綺麗に見えるポイントで車を停めて貰った。





満足。

帰りももれなく渋滞。

民族衣装を着た人の行列があり、何かと思ったら結婚式らしい。

行列の先頭には新郎新婦。


あいにくの雨だけど、幸せそう。

末長くお幸せに〜♪


今日は日が良いのか、何箇所か結婚式の会場を見かけた。

だいたい会場近くは大渋滞。

行きより帰りの方が時間がかかる。

バリは銀細工も有名と言うことで、大きなギャラリーにも寄るが、ゴテゴテした派手なものしか置いてない。

シルバーはこの前タスコで買ったからなぁ。

何も買わず退散。

斜め向かいにあるバリの伝統的な布、Batik (バティック)の店にも寄る。


Batikとは、インドネシア、マレーシアのろうけつ染め布地の特産品。

インド、スリランカ、イラン、タイなどでも多く見られるが、インドネシア、マレーシアのものが最も多い。

特にジャワ島のものが有名なため、「ジャワ更紗」と呼ばれることもある。

18世紀頃から作られるようになり、用途はサロン(腰巻き)、パレオ、スカーフ、ハンカチ、頭巾など様々なものがある。 

2009年10月2日インドネシアのバティックは、ユネスコの無形文化遺産に認定された。


そんなロウ付けの過程を見せて貰う。


鍋には溶かしたロウが入っている。


鉛筆で描いた下書きの上にロウを塗る。


馴れた手つきでサラサラ描いて行く。


服にロウで絵を描くサービスもあるらしいが、メキシコで買ったお気に入りの服には描いて欲しくなかったので、お断りした。

他にこんな機会も置いてあった。





バティックに興味はあったけど、観光客価格でかなり高かったので、買わずに退散。

やっとクタに戻って来たが、美味しいローカルのシーフードレストランがあると言うので行くことに。

しかし、着いたエリアは昔は栄えていたんだろうけど、今は完全に寂れている感じ。

レストランに到着し、席に案内されるが店内に客は1人だけ。

大量のご飯粒でベトベトになっているメニューを渡されたのと、席にいるハエの多さとで食欲が全くわかず。

一応、メニューを見るかと思って見てみるが街中で食べるよりもかなり高額。

店員はべったりと横につき、一番高いコースを勧めてくる。


げんなり。。。


せっかく連れて来てくれたのはありがたいけど、全くもって食べる気が起きないので、お断りして、店の外に出た。

ドライバーを探すがいない。

完全に店の中に戻る気がないと分かってくれたのか、ドライバーを呼びに行ってくれた。

ドライバーのお兄ちゃんは


えっ? なんで?


と言う顔をしていたが、理由を説明し、車を出して貰う。

悪いと思ったのか、ローカルなWarungに連れて行ってくれた。


Kwetiaw Kuah Special


旦那はんは米粉の平打ち麺を使ったものを。

Bihun kuah Special


私はビーフン。

どちらもスープは完全にタンメン。

久しぶりにこう言うものを食べた気がする。

タンメンな感じはかなり久しぶり。

ドライバーのお兄ちゃんもナシゴレンか何かを食べていた。

最初からこう言う店で良かったのに。


「他にもどこか行くか?」


と聞かれたが、渋滞にハマりすぎて疲れたので、宿に戻ることに。

雨も降っているので、しばらく部屋にこもる。


20:00過ぎ

ようやく重い腰を上げ、近くのレストランへ。

とりあえず、ビールで乾杯。


スペアリブ


Tom Yam 


店の前の渋滞を眺めながらの食事。

宿に戻り、眠気がなかなか引かないので、シャワーを浴びて、即寝。