2018.12.27
5:00 起床
今日はインドのハイライト、タージ・マハルを観るために早起き。
タージ・マハルは日の出から日没と言うアバウトな時間でやっているので、オープンと同時に入る為にも早起き必須!!!!
6:00
マンシーンが迎えに来る。
トゥクトゥクがないと思ったら、
「歩いて行く?それともトゥクトゥク?」
???????????
いや、昨日、貴方、自分で
「明日の朝、送って行くから。」
と言ってたじゃん。
昨夜、お金払わなくて良かった。。。
きっと払ってたら、迎えに来なかっただろうなぁ。
危ない、危ない。
インド人、やはり信用ならぬ。
「トゥクトゥクで行くから、よろしく。」
と言って、トゥクトゥクに乗り込む。
朝の気温は日本の冬と変わらないので、物凄く寒い。
それなのに、謎にビーサンで来てしまったので、足が霜焼けになりそうなくらい寒かった。
東門の近くで降ろされる。
ここから先は一般車両は進入禁止なので、歩いて向かう。
夜明け前なので、まだ暗い。
チラホラ観光客が同じ方向に向かって歩いている。
ゲート近くにチケットカウンター。
現金払いとクレジット払いと選べる。
クレジット払いの方が圧倒的に列が長い。
タージ・マハルのチケットは近年凄まじい勢いで入場料が上がっている。
つい最近までRs750だったものが、Rs1100になり、つい先日Rs1250になった。
インド人の料金も値上がりしているらしい。
今後もどんどん上がるらしい。
政府が入場制限する為に金額を上げているとの事。
チケットを買った後は、すぐ近くにあるカウンターでペットボトルとフットカバーを受け取る。
ゲートへ向かう。
ゲートの前は既に沢山の人が並んでいた。
右は男性、左は女性の列なのだが、案内がないので、皆、どこに行って良いのやらとゴタゴタしている。
なかなか列が進まず、何かと思ったら、
チケットのバーコードを読み取る機械が壊れたらしい。。。
パスポートや身分証の提示を求められる人とそうでない人といて、謎に進まない。
私はパスポートの提示は求められなかった。
チケットのチェックが済むと、今度はセキュリティーチェック。
ボディーチェックと荷物の中身の検査。
それを通過し、やっと中へ。
早くしないと日の出が。。。
さて、急ぎましょう。
最初の門をくぐる。
門をくぐると
見えたーーーーーーーっ!!!!
って、だいぶ霞んでるけど。
でも、ずっと観たかったものがやっと目の前に。
もうちょっと近付いてみる。
朝の早い時間はまだ比較的人もまばらなので、真ん前で写真を撮る事も可能。
水面に映る逆さタージ・マハル。
写真を撮っていたら、昨日、ベビー・タージで会ったカップルに声を掛けられた。
お互いに写真を撮る。
最初っから圧倒されまくりのタージ・マハル。
タージ・マハルは、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に産褥病のため死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設した総大理石の墓廟。
1632年着工から完成まで22年の月日と莫大な費用をかけた。
名前の由来は不確定だが、王妃ムムターズ・マハルのムムが消え、ターズがインド風発音のタージになったらしい。
ムムターズ・マハルはペルシャ語で「宮殿の光」、「宮廷の選ばれし者」を意味する言葉。
タージ・マハルを言葉どおりに訳せば「王冠宮殿」もしくは「宮殿の王冠」という意味になる。
そんなタージ・マハル、霊廟の中にも入れます。
中に入るにはチケットを買った後に貰えるフットカバーを装着!!!!
真冬の気候なのにビーサン族な2人にはちょっと温かくなりありがたい代物。
後ろ姿がちょっと可愛い。
遠くに入ってきたメインゲートが薄っすら。。。
だいぶガスってますな。
早速、霊廟内へ。
って、デカ過ぎる。。。
遠くから見ると白い建物だけど、近くで見ると意外とカラフルな模様。
タージ・マハルの建材は、インド中から1,000頭以上もの象をつかって運ばれてきたといわれ、大理石はラージャスターン地方のジャイプル産、さらに赤砂石はファテープル・シークリーの石切り場から運ばれたとされている。
翡翠や水晶は中国、トルコ石はチベット、サファイアはスリランカ、カンラン石はエジプト、珊瑚や真珠貝はアラビア、ダイヤモンドはブンデルカンド、アメジストや瑪瑙はペルシャから集められたとのこと。
他にも、碧玉はパンジャーブ地方、ラピスラズリはアフガニスタン、カーネリアンはアラビアから取り寄せられたもので、全体で28種類もの宝石・宝玉がちりばめられているらしい。
ちなみに霊廟内は撮影禁止。
完全な左右対称な姿のタージマハルですがわずか1カ所、シャー・ジャハーンと妃ムムターズ・マハルのひつぎの安置室だけは、左右対称になっていない。
実物は地下にあるため見ることのできるのはレプリカで、大きさも形状も異なる。
シャー・ジャハーンはヤムナー川の対岸に対となる自分自身の黒大理石の廟の建設を構想していた。
これは、タージ・マハルがイスラーム建築の原則である対称性に則していないことから発したもので、北岸に同じ形の黒い墓廟があれば南北の対称性は果たされると思ったからだとか。
しかし、シャー・ジャハーンの失脚で、白大理石のタージ・マハルと対となる、黒大理石の墓廟の計画は幻に終わった。
昨日行ったマターブ・バーグの胸壁と望楼は、その基礎工事の名残とも言われる。
対岸に作るよりかは、アシンメトリーになったとしても、大好きな奥さんと同じお墓に入った方がシャー・ジャハーンは嬉しいんじゃないの?
と勝手に思ってしまったけど、どうなんだろ?
レプリカを見ながら何となくそう思った。
外に出ると集会所が朝日に照らされていた。
ヤムナー川の対岸は霞みがかっていて何も見えず。
霊廟をくるっと回る。
旦那はんと比較。
コーランがビッシリ。
天井はツルツルではなく、ゴツゴツした感じ。
ミナレット
モスク
墓廟を挟むモスクと集会場は、対称な形で向かい合い、いずれも赤砂岩づくりの外観である。
モスクには礼拝のために聖地メッカの方向を示すアーチ形のミソラーブがある。
集会場の内部には迎賓などのための広い空間だけがある。
集会所
朝日を浴び、少しピンク色に染まる霊廟。
モスクへ移動。
こちらもかなり大きい。
右下に旦那はん。
内部の装飾も綺麗。
修復された後なのか?
モスク内から霊廟を見るとちょうど靄が濃くなった。
何だかとても幻想的。
暫くこの状態が続いた。
色んな顔を見せてくれるタージ・マハル。
混んできたのでモスク内部へ。
壁の装飾も綺麗。
モスク内部を見ていると靄が晴れた。
8:00を周り、団体様御一行も増えてきて、だいぶ混雑して来たので、退散。
振り返ると青空バックのタージ・マハルが。
混雑していたのに、一瞬、人が減ったので、帰りもど正面で水面に映るタージ・マハルが撮れた。
反対側にはメインゲート。
メインゲートへ。
出る前にトイレに行こうとしたら、
「ハロー、マダームッ!!!!」
と呼び止められる。
でも、こっちを向いていない。
人違いかと思い、トイレに行く。
トイレを済ませ出て来ると、旦那はんが
「さっきさぁ、トイレに行く時にハロー、マダームって呼び止められたんだけど。
近くにいた欧米人が男だよって言ってくれたから良かったけど、マダムと勘違いされたんだけど。」
と。
さっきのハロー、マダームはまさかの旦那はんに向けて発せられた声だったとは、、、
髪長いし、アラジンパンツだし、欧米の方に比べれば華奢でしょうから、確かに後ろ姿では判断しにくいかもね。
いや、でも笑った。
暫くハロー、マダームと旦那はんを呼んでいた。
さて、出口から出ますかと出口に向かう途中にミュージアムの存在に気が付いた。
危うく出るところだった。
引き返しましょう。
9:00オープンのところに8:55に着いた。
まだ1組しか待っていなかったので、入り口で待つ。
中は写真撮影禁止。
そこまで大きくないので、あっさり見終わった。
これでタージ・マハルは終了〜。
中学からの夢が叶った。
何でこれを見たいと思ったのかは忘れたけど、数十年ぶりの夢が叶った。
帰りは南門から出た。
ちなみにこのタージ・マハルは今、アーグラ周辺の空気汚染・水質汚染や川の水位の減少によりその土台が空気にさらされ、乾燥し、脆くなるなど、その他もろもろの問題によって存続の危機にあると懸念されているらしい。
アーグラの空気や水質汚染はホントどうにかした方が良いと思う。
喉も肺も目も痛い。
今までマダガスカルのアンタナナリボがぶっちぎり1位だと思っていたが、アーグラの方が酷いかもしれないと思う今日この頃。
そんなこんなでお腹も空いたので、朝ご飯。
予め調べておいた店が近いので、行ってみることに。
バナナラッシー
プレーン以外初めて飲んだけど、美味しかった。
濃厚。
バターチキンカレー
バターがそのまま乗っている。
斬新。
ビリヤニ
野菜とチーズと卵の入ったビリヤニ。
マサラチャイ
ポットで頼んだら、7杯分くらい入ってた。
お腹チャポチャポ。
どれも美味しゅうございました。
食事が済んだと思ったら、突如、腹痛に襲われた。。。
遂にインドの洗礼か?
しかし、店にはトイレはないらしい。
OMG!!!!
近くにどこかトイレがないか聞くと
「あっちのホテルのトイレは使えるから行って来な。」
と言われ、トイレを目指す。
ホテルに着くと、レセプションには誰もいない。
なんてこった。。。
するとホテルの関係者ではなさそうなおっちゃんが現れ、とりあえず、トイレに行きたいというと
「こっちだよ。」
と案内してくれた。
電気もつかない真っ暗なトイレ。
スマホのライトで照らすと知らない方が幸せと言う言葉が頭を過るレベルだが、そんな事は気にしてられない。
囲いがあるだけマシだ。
随分、強くなったなぁと思う。
結局、インドの洗礼ではなく、ただ便秘が解消されただけでした。
そう言えば、長時間移動したあたりから便秘だった。
ただスッキリ。
お騒がせしました。
ホテルの外に出るとさっきのおっちゃんに
「大丈夫か?」
と聞かれたので、
「もう大丈夫。ありがとう。」
と言って次の目的地へ。
チャリンコが綺麗に並べられている。
変なところがちゃんとしている。
綿飴は意外とどこの国にもある。
このお兄ちゃんの後を暫くついて歩く。
タージ・マハルの西門へ出た。
そのまま公園内を歩く。
大きな倒木の横で団欒する人たち。
野良孔雀に遭遇。
ダッシュで逃げて行った。
公園を歩いていたら、見知らぬお兄ちゃんに手を振られたので、振り返すと
"I love you〜"
と突然の愛の告白を叫ばれた。
隣に旦那居ますけど!?
何だ?この国。
公園から外に出て暫く歩くとピンクの門。
その先には明らかヤバイ雰囲気のスラム街が。
ちょっとマズイ雰囲気なので、足早に立ち去る。
駅の近くまで来ると急に人通りが多くなる。
人だけではなく牛も。
ちょっとローカル過ぎる雰囲気にバッグのファスナーはキッチリホールド。
ポケットのコンデジも上から押さえる。
ガード下を通り、反対側へ。
変わらず混沌とした雰囲気。
お目当のモスクが見えて来た。
しかし、入り口が分からず、ウロウロ。
やっと入り口を見つけ中へ入る。
何だか修復中。
そして、観光客もお祈りしている人もいない。
お世辞にも綺麗とは言えないモスク。
特に見所もなかったので、すぐに出る。
次の列車の切符のことで聞きたいことがあったので、帰りにすぐ近くの駅に立ち寄る。
何やら豪華列車が停まっている。
マハラジャ・エクスプレス
もう、名前から豪華。
チラッと中を覗くとカードキーの扉が見えた。
インドの列車でカードキー。
ヤバイな、これ。
ただ停車しているだけで、乗客らしき人は誰1人いなかった。
マネージャールームとやらを見つけたので、持っているチケットを見せ、質問。
問題は解決したので、宿へ戻る。
駅から宿まで少し距離があるので、面倒でもトゥクトゥクと交渉しなければならない。
すぐにおっちゃんが近づいてくる。
住所を見るとすぐに
「Come!!!!」
と言うが、いくらよ?
おっちゃん:「Rs150」
旦那はん:「Rs50」
おっちゃん:「それはローカルプライスでツーリストプライスではない。Rs100だ。」
旦那はん:「Rs60」
おっちゃん:「Rs100」
旦那はん:「Rs70」
おっちゃん:「Rs100」
旦那はん:「他当たるから良いわ。」
おっちゃん:「Rs90」
Rs100切ったから良いか、乗ろうかね。
旦那はん:「じゃ、Rs90で乗るよ。」
交渉成立。
宿までトゥクトゥクで帰る。
宿でゴロゴロ過ごそうかと思ったら、
停電。。。
中途半端に停電。
Wi-fiとコンセントが使えない。
宿にいる意味ないので、近くのショッピングモールへ。
ショッピングモールは空き店舗だらけで、エスカレーターも止まってているような場所で、暇潰しにならず。
仕方ないので、マックでアイスを食べる。
食べ終わった後に、旦那はんが気になっているレストランにも行ってみた。
何故だか飴をくれた。
マサラチャイをオーダーしたが、砂糖を入れ忘れたらしく、久しぶりに甘くないチャイを飲んだ。
これはこれで美味しいのでよしと。
一旦、宿に戻るもまだWi-fiが復活しておらず、やる事もなくダラダラ。
夕方、お腹が空いたので、先ほどのレストランへ。
Special Thali
インディアンスパイシーかヨーロピアンスパイシーか聞かれたので、インディアンスパイシーと答えたら、私には辛かった。
でも、ちゃんとスパイスが効いていて美味しかった。
ナンとチャパティもセットで付いてきた。
バターチキンカレー
色んな店のバターチキンを食べ比べているけど、ここのお店のが今のところ一番美味しい。
ベジパコラ
サクサクでこちらも美味しかった。
外を眺めると牛が道の真ん中をのっそのっそと歩いていた。
皆避ける。
牛は気にせず。
お腹いっぱいになり宿に戻る。
すると部屋をノックされた。
マンシーンが
「もう夕飯にする?」
と。
「いや、外で食べてきたからいらないよ。」
と。
食事付きの宿泊プランではないし、宿で食べなきゃいけない決まりはないし、外で食べるのと金額的には変わらない。
申し訳ないけど、今日のレストランの方がコスパも味も良い。
トゥクトゥクもご飯も必要ならオーナーさんに声かけるから、ほっといて欲しい。
と言うのが本音です。
インドに来てからどこの宿も他の国に比べ営業が凄い気がする。
宿にいる時くらいゆっくりさせてくれ。
と思う、今日この頃です。