2018/12/29

アーグラ④


2018.12.28


8:00 起床

昨夜も今朝も猿VS犬の仁義なき戦いの騒音で睡眠の邪魔をされる。

スリランカもそうだけど、インドも


猿が怖い。


至る所にモンキーテンプルと呼ばれる所があり、どこの土地に行ってもトゥクトゥクドライバーに


「モンキーテンプルは凄く良い場所で、そこからの眺めも最高だから行こう!!!!」


と言われるが、今のところ全てお断りしている。

モンキーテンプルと言われる所は、だいたい山で、これでもか!!!!って言うくらい猿がいるので、行きたくない。

アーグラの街中には猿が沢山いる。

だいたい犬と喧嘩しながらゴミを漁っている。

子連れも多いので威嚇される事もあるし、本当に嫌だ。

昨日もタージ・マハルで襲われそうになったし。。。


今朝ももれなく寒いので、ミノムシ状態。

なかなかベッドから出られず。

トイレに行きたくなり、諦めてベッドから這い出る。


ん?

何かお腹の調子がいつもと違う。


大丈夫か?

寒さで冷えたのかな?

洗濯を頼んだりして、暫く部屋で様子をみるが、問題なさそうだったので、朝ご飯を食べに昨夜行ったレストランへ行く。


パラタカード(ヨーグルト)、マサラチャイ


ポテト入りのパラタはだいぶズッシリ。

カードはブルガリアヨーグルトみたいで食べやすい。

野菜のピクルスとカードを付けてパラタを食べる。

 食べきれず、旦那はんにキラーパス。


旦那はんも少しお腹の調子が良くないのか、トイレに行く。

完全にインドの洗礼を受けた訳ではなさそう。


でも、お尻は痛いらしい。


夕飯がかなり辛かったからかもね。


昨日、


「トリップアドバイザーに店のレビューを書いて」


と頼まれていたので、書いたことをスタッフに伝えると、1Lのペットボトルの水を1本ずつくれた。

朝からありがとう。

水は助かるわ。

店を出て、タージ・マハルの方にお散歩。

金曜はタージ・マハルが休みなので、土産物屋も大半が閉まっている。

観光客も殆ど居ないので、トゥクトゥクも少ないからウザさも軽減。

旦那はんのお母さんに頼まれた代物を探しながらお散歩。

途中、野良豚の親子に遭遇。


ホントこの国は野良だらけ。

フラフラと南門の近くまでやって来た。

昨日、朝ご飯を食べたカフェへ。

バナナラッシーとチャイを頼む。


Wi-fiが使えるので、メールを開くと旦那はんがフリーズ。

ここに来る途中にATMでお金をおろしたが、それがまずかったらしく、


クレジットカードが止められたと言う知らせが!!!!


もう、毎日何かしら起こる。

まだ旅をするので、今、カードを止められると困る。

Wi-fiが強そうなので、すぐにSkypeでカード会社に連絡。

例によってなかなか繋がらない。

色んな番号に電話しまくる。

その間に私は再び腹痛と吐き気に襲われる。

しかし、ここのカフェにはトイレがない。

また少し先のカオストイレに行くしかないか。。。

仕方ない、行こう。

外に出て、少し歩き始めたら腹痛も吐き気も治った。

治ったならカフェに戻ろう。

と店に戻ると、再び腹痛と吐き気に襲われる。

座るとダメなのか?

仕方ないので、諦めてカオストイレに向かう。

トイレに入ろうとすると人の気配が。

電気が点かないので、分からない。

そして、微かにガンジャの匂い。


完全にアウトーーーーーーーッ!!!!


引き返そうとすると暗いトイレからおっちゃん現る。


「トイレ使って良いよ。」


いや、怖すぎるだろう。。。

腹痛も吐き気も今の一瞬で治った気がするけど、使えと言うので入ったものの、何も起こらず。

さっさとカフェに逃げ帰る。


カフェに戻ると旦那はんがまだカード会社と話し中。

別な番号にかけ、色々説明。

カードが止められた原因は、昨日私がATMでキャッシングしてから、24時間経たない状態で、今日またキャッシングで引き出そうとして出来ずにエラーになったのが一つ。

その直後に、家族カードの旦那はんのカードでキャッシングしたのが、


第三者による不正利用


とみなされたらしい。

時間を置かずにキャッシングしたのが不味かったようだ。

利用状況がこちらの説明と合っているので、再び利用再開の手続きをしてくれた様子。

行く先でATMがなかったらめんどくさいと思って、立て続けにキャッシングしたけど、今度から気を付けよう。

暫くはATM使わなくても大丈夫そうだけど。


問題が解決したが、私の体調は悪化。。。


バナナラッシーは飲みきれず。。。

とりあえず、宿に戻る事にしたが、今度は歩いていても腹痛と吐き気に襲われる。。。

でも、止まると動けなくなりそうなので、ゆっくり歩く。

途中、トイレを見付けたので、入ろうとすると


「ここは有料トイレだけど良い?」


と聞かれたが、もう何でも良いわと中に入る。

掃除係のような女性にヒンディー語で金額を言われるが、全く何を言っているのか分からず。

とりあえず、Rs10を渡すと足りないのかもっとよこせとジェスチャーされる。

仕方ないので、もうRs10を渡すともっとと。


Rs5でチャイが飲めたり、ローカル列車に乗れる金額。

Rs30だったら2Lの水のペットボトルが買える金額。

流石にRs20以上は高いだろうと体調が悪いにも関わらず、イラッとしたので、


「それならトイレ使わない!!!! Rs20返して!!!!」


とお金を取り返そうと紙幣を引っ張ると向こうも凄い力で握っている。


「もう良い、使って。」


とジェスチャーで。

きっとRs20だって払い過ぎていると思うくらい。


日本円にしたら¥10くらいで揉めている計算。


しかし、外国人だからって全部応じるわけじゃない。


腹痛と吐き気でこちらはしんどいのにキレさせんなっ!!!!


何とかトイレを使える事に。

でも、完全にお腹を下している訳ではない。

多分、夕飯がスパイシー過ぎたのと、昼夜と連チャンでバターチキンを食べたので、バターを取り過ぎたのかもしれない。


油とスパイス。


ついにインドの洗礼を受けたのか?


分からないけど、トイレの後は腹痛も吐き気も少し治った。

今なら宿まで帰れそうな気がするので、頼まれた品を買い、宿へ帰る。

旦那はんもスパイスと油の摂り過ぎで軽くお腹の調子が悪いらしく、午後は宿でゴロゴロして過ごす。


インド映画でも観に行こうか?


って話を昨日していたが、そんな状況ではない。


17:00

お腹の痛みも完全に治り、ご飯も食べれそうな気がしてきたので、再びレストランへ。

お腹に気を遣い、トマトスープをオーダー。


美味しいし、お腹にも優しい感じ。

様子を見ながらカレーもオーダー。

昨夜、スパイシーと言ってお腹がやられたので、辛くないカレーをセレクト。


Spinach Cheese Kofta


ポテトコロッケが入ったほうれん草のカレー。

ほうれん草のカレーはあまりハズレがない。

ここも美味しい。


Chicken Shahi Korma


バターチキンのバターを入れてない感じ。

こってりだけど、バターがない分、お腹には優しそう。

全然辛くないし、どれも美味しかった。


食事をしている最中、突如、店の外でトゥクトゥクドライバーと若者とで殴り合いの喧嘩が始まった。

周りの人も止めに入ったり、かなり大ごとになってる。

野次馬も集まって来て、道はすぐに人だかり。

道を塞ぐもんだから、他のトゥクトゥク や車がクラクションを鳴らしまくる。

一気にカオス。

原因は分からないが、最後はトゥクトゥクが立ち去って終わった。


今度は近くで犬の悲鳴に近い鳴き声。

どうやら子犬が車に足を轢かれたらしい。

近くにいたトゥクトゥクドライバーが子犬に近寄り、心配そうに見つめる。

最初は痛がって鳴いていた子犬だが、暫くすると放心状態の様になり座った。

気がつくと何処かに行ってしまった。


ほんの10分くらいの間に近くでそんな事が立て続けに起こり、ゆっくり食事どころではない。

時間も早かったので、うちらが食べ終わる事には誰もいなくなり、スッタフも暇そう。

何ならシェフも出て来て、隣に座ってお話し。

スタッフのAsirがジェンガをしようと提案。

急遽、ジェンガ大会。


Asir:「僕が買ったら、そのスマホちょうだい♪」


と旦那はんに。

負けられない戦いが始まった。

旦那はん真剣。


途中、お客さんが来たので、Asirは接客に。


Asirがいない間に旦那はんが、、、


崩した。。。

旦那はんの負けです。

Asirに画面がバッキバキに割れたスマホを渡す旦那はん。


Asir:「OK!OK! 画面は直せば良いよ〜。」


って言いながらも接客が忙しくなったのか、すぐにスマホを返してくれた。

お会計をお願いすると、何故か端数をおまけしてくれた。

しかも、また1Lの水を2本もくれた。


どんだけサービス精神旺盛なん!?


インド人が皆こう言う人達ならインドも楽しいのに。

インドのイメージはコロコロ変わる。

やはり飴と鞭の国なのかもしれない。


「明日の朝、また来るね〜。」


と言って店を後にした。

先ほどまであまり人がいなかった街中。

金曜で礼拝の時間が終わったからか、一気に人が溢れて来た。

宿に戻り、今朝頼んでいた洗濯物を引き取ると、お釣りを渡すのが面倒だったのか、オーナーさんが端数をおまけしてくれた。

今日は何だか端数を負けて貰う日だ。

シャワーを浴び、胃もたれしない様に食べた分を消化するまでベッドでゴロゴロ。