2018/12/26

ジョードプル ③→→→アーグラ①


2018.12.25


7:00 起床

荷物をまとめる。


8:30

昨夜、支払いは済ませてあったので、宿のスタッフにトゥクトゥクを呼んでもらい、駅へ向かう。


うちらの乗る電車は1番線。

ホームに行くと既に電車が来ていたが、誰も乗っていない。

乗る予定の電車ではなく、どうやら今、着いた別の電車らしい。

暫しホームで待つ。


ホームには果物を売っている人やお菓子を売っている人、色んな人がいる。


売店でお菓子を買い、寒いのでチャイを飲んで待つ。


 紙コップのイラストが地味に可愛い。


今日は11時間くらいの長丁場になるので、朝ごはん用にバナナを買った。


ラッシーも飲みたくなったので、売店へ。


スウィートとソルティーがあるので、スウィートを買った。




駅構内の壁画が可愛い。



エレベーターにも絵が描いてある。


インドの列車は長いので、ある程度自分の乗る車両の近くにいたい。

電光掲示板で表示されているところもあるが、うちらの乗る予定の車両が表示されていなかったので、駅員っぽい人に聞いたら、あっちと。

言われた方向に進むとちょうど列車が入って来た。

しかし、明らかに乗車率300%と言われる車両ばかり。。。


絶対におかしい。

これ逆側じゃない!?


列車は入って来ているので、先頭車両の方までダッシュ!!!!

その間にもジェネラルシートと呼ばれる乗車率300%の車両の乗り方を見てひく。


まだ列車が走っている状態なのに、列車にしがみ付き、窓から中に入る人達。

どんだけ熾烈な席争いなんだ!?

ちょっとお金を出してでも、良い席を買って良かった、、、と心の底から思った。

一緒のフィールドでは戦える自信はない。。。

重い荷物を持ってホームを端から端まで全力疾走し、やっと乗る予定の車両を見つけた。


既に数人が並んでいる。

しかし、こちらは全席指定なので、ジェネラルシートのような争いはない。


入り口が開き、列車に乗り込む。

ベッドの下に荷物を入れ、席に腰掛け、ラッシーを飲む。


ROSEと書いてあったけど、確かにROSE味。

美味しい、これ。

日本で買うと高いらしい。


2Aランクの車内はこんな感じ。


2段ベッドでカーテンで座席が仕切られている。

下の段は日中は椅子としても利用でき、背もたれを倒せばベッドにもなる。

写真を撮っていたら、向かいの席のおっちゃんが俺も一緒にと。
 

奥様はスマホに夢中。

後にこのおっちゃんが災いをもたらす事になるとは、、、


うちらは上のシート。


紙袋に入ったシーツとタオルが配られる。


シーツを敷き、寝床を作る。


9:30

ほぼ定刻通りに出発。


荷物を取られないように、バックパックにワイヤーをかけようとしたら、先ほどのおっちゃんにバックパックを引っ張られ、南京錠のダイヤルがずれてロックがかかってしまった。

番号が狂ってしまい、ロック解除出来ず。

うちらがパニックになり、ガチャガチャやっていると、原因を作ったおっちゃんが


「まだまだ先は長いんだから、気にするな。」


と。

流石に2人ともカチンッ!!!!


あ"ぁ"っ!? 誰のせいでこんなことになってると思ってるんだよ!?


と、思わず言ってやりそうになったけど、ブチ切れてる場合じゃない。

しかも、おっちゃんはここの席の人ではなかったらしく、どこかに行ってしまった。

本来の席のおっちゃんに


「大丈夫か?番号は覚えているのか?」


と心配そうに聞かれ、


「番号は覚えれいるんだけど、ズレてロックがかかっちゃってロック解除出来なくなったんだ。」


と言うと


「どれどれ貸してごらん。」


と代わりにダイヤルを動かし始めたけど、そんなに簡単に外れるものではない。

結局、おっちゃんもお手上げだったようで、旦那はんが000から999まで地道に一つずつやる羽目に。

黙々とダイヤルを合わせる旦那はん。


一周してしまい、それでもロック解除にならず、2周目の途中でロック解除。

旦那はん、良くやった。

1時間近くかかった。。。

でも、解除出来て良かった。

解除出来てホッとしたところで、眠りにつく。

昨夜、何故だか寝付けず、殆ど寝ていなかったので、ここで爆睡。

気が付いたら、4時間近く寝ていた。


寝すぎだ。


目を覚ますと、車内がなんだかザワザワしている。

何かと思ったら、数日前までいたジャイプルの駅に着くらしい。


どんだけ寝たんだ!?


ジャイプル駅では数分停車する感じだったので、列車から降り、追加でお菓子と水、チャイを買う。


バナナとラッシーしか食べていなかったので、ここでおやつタイム。

おやつの後はベッドでゴロゴロ。


流石にいっぱい寝たので、眠気はないので、読書をして過ごす。


変な角度で首が痛い。

走行中にもお菓子やチャイを売りに来るので、車内でもチャイが飲める。


途中、何度か停車を繰り返し、予定より1時間半遅れでアーグラ駅に到着。


12時間の列車の旅でした。


降りる人と乗り込む人で列車やホームはカオス。


宿の近くで水が買えるか分からなかったので、ホームで水を買っておく。

外に出るとやはりやって来た。

トゥクトゥク攻撃。


「ホテルはどこだ?」


などギャーギャー言ってくる。

宿の住所を見せると


「Come!!」


と言ってくるが、


「いくら?」


と聞くと


「Rs350」


と。

すかさず、旦那はんが


「クレイジー!!!!」


この街のトゥクトゥクの相場はRs100。


どんだけふっかけてくんだよ!!!!


おっちゃん:「じゃ、いくらなら良いんだ?」

旦那はん:「Rs50」

おっちゃん:「Rs250か?良し乗れ!!!!」

旦那はん:「Rs50だってば。」

おっちゃん:「何を言っているんだ。Rs250だ。今は夜だから夜間料金だ。」


あ〜、もううるさい。


他の人を当たりましょう。

1人蹴散らすとまた1人刺客のごとく現れる。

次のおっちゃんに

「宿はどこだ?」

旦那はん:(地図を見せながら)「ここ。」

おっちゃん:「良し、分かった。乗れ。」

旦那はん:「いくら?」

おっちゃん:「Rs150」

旦那はん:「Rs100」

おっちゃん:「Rs120だ。スペシャルプライスだ!!!!」

旦那はん:「もう、良い。他探す。」


トゥクトゥクは高いので、その辺でダラダラしている人力のリキシャのおっちゃんに近寄る。

交渉を始めようとすると、先ほどのおっちゃんが客を取られるのが惜しいと思ったのか、


「Rs100で行ってやるよ。乗れ。」


と言ってきた。

大きな観光地だと、最初の金額と降りるときに金額が変わることがあるから、何度も乗る前に2人で


「Rs100ね。」


と確認する。

最初からRs100以上払わないつもりだったので、バッグの中にRs100札だけ入れてあるので、何か言われてもそれ以上払うつもりはない。

トゥクトゥクに乗ると、気温は今までで一番寒く、東京の冬と変わらない。

夜なのに空気が淀んでいて、目の前の景色が霞んで見える。

ストールで口を鼻を覆うが、むせる。

ドライバーのおっちゃんも数分に1回ペースで痰を吐き捨てる。


どんだけ空気悪いんだ!?アーグラ。


スリランカのキャンディと張るくらいの空気の悪さ。

空気の悪さで旦那はんのアレルギーも悪化しているし、2人とも頭痛がしている。

ドライバーの勘違いで別の宿に連れて行かれそうになったが、なんとか軌道修正し、宿へ。

チェックインをし、何か食べるか?と聞かれたが、すでに22:00を回っていたので、


「今日は疲れたので、もう寝るから要らない。」


と伝え、部屋へ。

旦那はんが先にシャワーを浴びた。


「ギリギリ浴びれるくらいの水温だったよ。」


と。

日本の冬と変わらないくらいの気温なのに、ギリギリかぁと思いつつ、私もシャワーを浴びる。

ギリギリじゃなくて、これ無理なレベルですが、、、と思いつつ髪を洗う。

コンディショナーを洗い流そうとしたら、なんとお湯どころか


水が完全にSTOP!!!!


コンディショナーのついた髪のまま固まる。。。

旦那はんに助けを求め、ベタベタの髪のまま、とりあえず、体にタオルを巻き、凍える。。。


やはり持ってる。


シャワー運はとことんない。

ブラジルでは洗髪中に泡だらけの頭のまま、水が止まったこともあるし、ミャンマーでもやはり洗髪中に水が止まり、しかも、一緒に停電までするという奇跡。


神ががってる。


もう、またかよ。と思いつつも、極寒の状態ではしんどい。

すると旦那はんが戻ってきた。


「タンクの水がなくなったらしく、入れ替えるから、5分待てってさ。」


5分って、、、

暫くすると水が出るようになった。

しかし、まだほぼ水シャワー。

数分後、やっとお湯も出るようになった。

なんとかシャワーを浴び終えたが、体は冷えた。

手持ちのドライヤーで温風を体に当てながら暖をとる。


あ〜、しんどい。。。


身も心も疲れたので、日付が変わるくらいには2人とも寝た。