2018/12/09

キャンディ③→→→ヌワラ・エリヤ①


2018.12.08


6:00 起床

今日は早起きしてパッキング。


7:00

宿のオーナーさんが呼んでくれたトゥクトゥクが到着。

オーナーさんに挨拶をして、トゥクトゥクに乗り込む。

キャンディの街も一通の所が多く、距離の割に遠回りする分、遠く感じる。

ガンガンバスの排ガスを吸い込みながら駅に到着。


事前に購入している人が殆どなので、チケットカウンターには誰も並んでいない。


駅の敷地に入ってすぐの所にカフェを見つけたので、朝ご飯を調達しに行く。


出発20分前になったので、ホームへ向かう。


改札でチケットを見せてホームの中へ。


この列車に乗ります。
 

一等車の1。


うちらはDの車両。


ホームは意外と長い。


まだ誰も乗っていない。
 

33,34のシートに座る。

全て指定席。

早速、朝ご飯。

サモサ


バナナマフィンとシギリヤで食べた甘いココナッツの入っているクレープ状の物。


出発時間ギリギリにワラワラと乗り込んで来る。

現地の人ばかりで、家族旅行が多い感じ。

中国人の団体が乗っている事が多いらしいけど、今日は運良く団体様御一行はいなかった。

静かに乗れるかと思いきや、現地の人達も電車の旅にテンションが上がっているらしく、なかなか落ち着かない。


とりあえず、座りなさいな。


他の列車待ちをしていたせいか、約30分遅れで出発。

思いの外揺れる。


縦にも横にもユッサユッサ。


バスよりマシと聞いていたけど、乗り物酔いする人はしんどいだろうなぁと。

私は気がついたら寝ていた。

時々、激しい揺れで目を覚ますが、また寝落ちする。

大きな揺れで目を覚ますと、景色が変わっていた。


走行中もいつでもオープンなドア。


結構な速度で走行しているので、一歩間違ったら振り落とされそう。。。

それでも“世界の車窓から”的な写真を懸命に撮ってみる。
 

山道を進むのでカーブの連続。


車両ナンバーかな?


徐々にお茶畑が増えて来る。


見れる緑全てが茶畑状態。


旦那はんも外の景色を見にやって来た。
 

この列車には食堂車もあるので行ってみる。


この感じ、アフリカのタザラ鉄道の食堂車を思い出させる。。。

席に着き、ミルクティーをオーダー。
 

茶畑を見ながらお茶をする。


めたんこ甘かったけど、美味しかった。

途中、街も抜ける。


食堂車の奥の席では勤務中にトランプをする職員。

 
自由だ。

茶畑の傾斜がおかしい。。。


そんな茶畑の間を列車は行く。


ずっと見える景色が茶畑。





お茶摘みの人達の日給は日本円にして90円くらいらしい。

安過ぎる。。。



Nanu Oya駅の到着。

ホームに降りるなり、おっちゃんに声を掛けられる。


「宿まで送るよ。」


と。


宿まで駅から10km弱あるので、勿論、歩くつもりはない。


私:「ちなみにいくら?」


おっちゃん:「Rs.700」


いつものトゥクトゥクだと思って、Rs.500以上は出さないと決めていたので、交渉開始。


私:「Rs.300じゃないと乗らない。」


おっちゃん:「Rs.600でどうだ?」


私:「じゃあ、Rs.400」


おっちゃん:「いや、無理だ。Rs.500だ。」


私:「じゃあ、いいっす。他あたって。」


私がダメなら旦那はんにと一生懸命、旦那はんに交渉していたようだが、無視。

それでもおっちゃんは先導を続ける。

階段を上り、駅舎をパシャリ。


改札を出て、道路からホームをパシャリ。
  



方面が一緒なので、おっちゃんもずっと一緒について来る。

トゥクトゥクかと思ったら、ワゴン車だった。

後ろを開け、荷物を載せるように言われたが、


「Rs.400じゃないと乗らないよ。」


と最後に念押しをしたら、おっちゃんが折れた。

スリランカ人は押しに弱いのか?

他の国ならバイバイされるのに。

宿までは細いクネクネの山道を進み、到着。

土のツルツルの階段を滑りながら降り、何とか今日の宿に到着。

おっちゃんに


「午後はどうするんだ?

グッドプライスでツアーをするよ。」


と言われたけど、ちょっとめんどくさかったので、ほっといてくれオーラを全開で出す。

そんなオーラを感じ取ったのか取らなかったのか、おっちゃんは宿のオーナーさんに電話番号を残し、決まったら連絡をしてくれと立ち去って行った。


やっと落ち着いてチェックイン。

ウェルカムドリンクにティーセットを出してくれた。


スリランカに来てからミルクティーを飲みまくっている。


やはり紅茶の国の紅茶は美味しい♪


チェックインをし、今夜と明日の夜の料理教室もお願いする。

午後のプランを聞かれたので、何箇所かティーファクトリーに行きたいと言うと、


「さっきのドライバーにはツアー代はいくらと言われた?」


と聞かれたので、


「値段は聞かなかった。」


と答えると、先ほどにドライバーに電話し、金額を確認してくれた。

すると


「滝を5つ見て、ティーファクトリーに2つ行くツアーで$30。」


と。

さすがにオーナーさんも高過ぎると感じたらしい。


「そもそも滝に興味はないので、行くつもりはない。

ティーファクトリーに行ければそれで良い。」


と伝えると


おっちゃん:「それなら$20」


私:「高過ぎるから行きません。」


おっちゃん:「いくらなら良いんだ?」


私:「$10」


おっちゃん:「$15」


結局、$12くらいで決着がついた。


「2:00pmに迎えに行くから。」


と言われ、それでお願いした。

おっちゃんにも生活があるでしょうが、こちらにも資金の限界ってものもあるんです。

イチイチ交渉するのはめんどくさいけど、仕方ない。

決まったところで、オーナーさんに


「じゃ、料理教室は5:00pmからで良いかしら?」


と聞かれたので、それでお願いした。

ピックアップまで1時間くらい時間があるので、暫し部屋でまったり。


来た時は雨が降ったり止んだ理だったけど、晴れて来た。

庭には紫陽花が咲いている。


紫陽花の向こうには茶畑。



2:00

約束通り、おっちゃんが迎えに来た。

出発。


天気が少し回復し、宿に来るときには見えなかったアダムスピークが薄っすら遠くに見えた。


アダムスピークは、スリランカ中央部のサバラガムワ州にあり、ラトゥナプラ北方にそびえる山で、スリー・パーダとも呼ばれる。

スリー・パーダとは、シンハラ語で、聖なる足跡という意味で、頂上付近にある1.8m大の岩にある穴が足跡に似ており、仏教徒は仏陀の足跡、ヒンドゥー教徒はシヴァ神の足跡と、イスラム教徒は人類始祖のアダムの足跡、キリスト教徒は聖トーマスの足跡に見立てる。

アダムスピークという名前は、イスラム教徒の主張するアダムの足跡に基づく呼び名。

ちなみに、パワースポットらしい。

列車から見た景色も茶畑だったが、車から見る景色も見事に見渡す限り茶畑。



 

茶色くなっている部分はお茶の木を刈り取った跡らしい。


半年〜8ヶ月くらいでまた新しい芽が出て来るらしい。

お茶の葉。


遠くにHollywoodのパロディな感じのDAMRO Teaの文字が。




ここは以前Mackwoodという会社だったが、2年前に買収されてDamroになったらしい。
 
社名のみが変わり、他は何も変わっていないらしい。

1件目の工場見学はここと思っていたのに、運悪くただいま


ストライキ中


賃上げを訴えているらしい。

まぁ、そりゃそうだよね。。。

1日90円ってどうなのよ?って思うよね。

そんな訳で、工場が稼働していないので、見学出来ず。。。

仕方ないので、次。


お次はBLUE FIELD GARDENS


ここも漏れなくストライキ中〜。


どんなタイミングだよ!?



勿論、工場は稼働していない。

だが、ここはカフェとショップは開けていて、ガイドさんの説明は受けられると言うので、見学することに。



摘んだ茶葉の40%をファンを使って乾かすところ。


稼働していないので、茶葉は入っていない。


乾燥させた茶葉を下のフロアに落とし、すり潰して細かくする機械。


普段は撮影禁止らしいけど、今日は稼働していないので、撮っても良いとのこと。

すり潰した茶葉の大きさを選別する機械。


大きな葉は再びすり潰され、細かくする。

細かくした葉を広げ、自然乾燥させ、酸化させる場所。


酸化させた茶葉をドライヤーを使って完全に乾かす機械。


からっからに乾いた茶葉。


乾燥した茶葉から葉と茎などの不要な部分を取り除く機械。



色を見分ける機械を使い、色と細かさを分ける。


袋詰めして出荷。


茶葉の製法や細かさ、強さなどで分けられた見本。




説明が終わると試飲タイム。

試飲と言っても1種類だけ。

ここではBOP(ブロークンオレンジペコー)を頂いた。


うん、美味しい♪

この先にスト中でも稼働しているティーファクトリーがあると言うので行くことに。

道路脇に滝。
   




Oak Ray Tea Factoryに到着。
 

茶摘みしている女性の顔はめがあったので迷わずはめたらこのクオリティ。


リアル過ぎてビビる。


顔だけが本物。

違和感なさ過ぎる。

早速、中へ。



昨日から同じ説明を3回も聞いているので、さすがにもう内容を覚えた。

復習みたいになっている。


ここは稼働していると言っていたが、4時で終わったらしく、結局、動いていなかった。。。

到着したのが4時過ぎ。。。

茶葉たっぷり。


おばちゃんがファンのスイッチを入れると、茶葉が舞い上がった。


一生懸命茶葉を混ぜる旦那はん。

下のフロアに進み、すり潰す機械を見る。
 

機械はどこも基本同じ。



ここは薪を使って茶葉を乾かしている。
 

この機械は日本製。

茶葉の色を分ける機械。


どの工場もこの機械だけは必ず日本製だった。

茶葉の見本。





説明が終わったので、試飲コーナーへ。

ここは何種類でもフリーで試飲できる。

お茶を待つ間、外の景色を眺める。



お土産も見てみる。

ズラッと並んだ紅茶。
 


紅茶の準備が出来たらしい。


OP(オレンジペコー)とBOPのミルクティー


OPは時間が短かったせいか、少し味が薄かった。

ミルクティーはここの会社のが一番美味しかった。

フレーバーティーも試飲。

お姉さんオススメのレモンとサワーサップ。


サワーサップが美味しかったので、BOPと共にお買い上げ。


4:45

予定より長く外にいた。

5:00から料理教室だから、帰らねば。

距離はたいした事ないが、グネグネの山道なので、なかなか着かず。


5:30

やっと宿に戻った。

オーナーさんは今夜はパーティーに行く予定があるので、時間がない。

そんな中、リクエストに応え、ベジタブルカレーの作り方を教えてくれた。

まずは平茸のようなキノコを細かくちぎり、塩水で揉む。

暫く放置。


ココナッツミルクがたっぷり。


次に細いゴーヤの仲間の皮を剥く。


ワタを取り、細く切る。


一旦フライパンへ。


オクラを切る。
 


オクラと水切りしたキノコ。


玉ねぎ、にんにくをスライス。

 

パンダンリーフを手でちぎ理、カレーリーフを細かく切る。

青唐辛子も斜めに切っておく。


スパイス登場。


熱した鍋にココナッツオイルを入れ、先ほどのニンニク、玉ねぎ、パンダンリーフ、カレーリーフ、青唐辛子を投入〜。
 

水を切ったキノコを入れ混ぜ混ぜ。



ココナッツミルク投入〜


こんな感じ。


火にかけ、混ぜながらも次のカレーに。

切ったカボチャを鍋へ。


ニンニク、玉ねぎ、パンダンリーフ、カレーリーフ、青唐辛子を一緒に。
 

ターメリック、シナモン、チリパウダーを入れる。


ココナッツミルクと塩を投入〜


火にかけ、煮込む。

お次は先ほど切っておいた細いゴーヤの仲間にスライスしたトマトを入れる。
 

その間にキノコのカレーが出来上がり。


切ったオクラにもトマトと青唐辛子を入れる。


ココナッツミルクを入れて煮込む。


カボチャのカレーももうすぐ出来るらしい。


円形の生地現る。


ゴーヤも良い感じ。


カボチャのカレーが出来上がった。


旦那はんは必死にメモメモ。


今度はオクラのカレー用に鍋を熱し、ココナッツオイルを入れる。

ニンニク、玉ねぎ、パンダンリーフ、カレーリーフ、青唐辛子を炒め、切ったオクラを投入〜


ココナッツミルクを入れ、煮込む。


その間に先ほどの生地を4つに割る。



オクラのカレーにスパイスを入れる。


別の鍋でココナッツオイルを熱する。


先ほどの生地を一枚ずつ入れさっと揚げる。

作り始めてから約1時間。

カレー4品の出来上がり〜♪


どれも良い香り。

作っている最終に味見させて貰ったけど、どれも美味しかった。


カボチャのカレー


キノコのカレー


ゴーヤのカレー


オクラのカレー


お米と一緒に盛り付ける。


 ホテルの料理も美味しかったけど、やはり家庭料理が一番美味しい♪


カレーは全て完食っ!!!!


ガツガツ食べてしまった。

美味しゅうございました。

オーナーさん親子はこの後、着替えて、バースデーパーティーに出かけて行った。

シャワーを浴び、部屋でまったり紅茶を飲んだら、9時過ぎに旦那はんはすぐに寝てしまった。

私もブログを書き終わったので寝ます。