2017.02.27
6:00起床
ダラットの宿は朝食も付いているので、バナナパンケーキを頂く。
苺の名産地で、苺ジャムも名産品の一つなので、たっぷりと苺ジャムをかけて食べてみる。
苺がゴロゴロ入っていて、甘いけど、適度に酸味も効いていて美味しかった。
ごちそうさまです。
今日は COFFEE TOUR の日。
昨日、La Viet Coffeeで
「明日、7:30にお店に行くね。」
と言っておいたので、7:15に宿を出る。
宿を出て、5分。
桜の花を発見!!!!
今年は日本でお花見できないと思っていたけど、こんなところで桜の花が見れると思わなかった。
7:30
約束通り、お店に到着。
まだ開店準備中だった。
カウンターに座り、コーヒーを注文する。
マシーンも準備中なので、しばらく待ち。
開店準備を眺める。
店内にお客さんはまだいない。
そうこうしているうちにコーヒーが運ばれてきた。
旦那はんはMacchiato。
私はAmericano。
コーヒーを飲みながら、ゆったりと待つ。
うちらの他にもツアーの人はいるのか探して見たけど、見当たらない。
8:30過ぎ
TAXIが到着。
どうやらうちら二人だけのプライベートツアーっぽい。
しかも、農園まではタクシーで移動するらしい。
街を抜け、山に入る。
途中、細い山道に入り、
約20分後、TAXIが停車。
ここからは車は入れないので、徒歩で行く。
細い道を進むこと5分。
コーヒーファームに到着。
コーヒーファームの入り口にコーヒーチェリーで作っている肥料があった。
乾燥していてパサパサした感じ。
臭くもない。
入り口からすぐのところにコーヒー豆が干してあった。
こちらはまだ青いコーヒーチェリー。
近づいてみるとこんな感じ。
コーヒー豆をとった後のコーヒーチェリーも乾燥させる。
これはコーヒーチェリーティーとして飲む。
コーヒービーンズ
今日のうちらの先生、サベットちゃんがコーヒー豆について説明してくれる。
左の赤いコーヒーチェリーの中に通常はコーヒービンズが2つ入っているが、稀に3つや4つ入っているものもあるそう。
豆の説明を聞いたら、今度はカゴを持ち、コーヒーチェリーの収穫に向かう。
ササベットちゃんの行く手を阻むのは、ここのファームの看板犬のUCC。
人懐っこいわんちゃん♪
UCCがいるハウスの中にも乾燥中のコーヒービーンズがいっぱい。
ここのハウスを抜けるとコーヒー豆の木がある。
今日はアラビカ種のコーヒーチェリーを摘む。
低地でも栽培可能なロブスタ種と違い、アラビカ種は標高1,500m以上の高知でしか栽培できないため、ダラット地方でしか栽培されていない。
アラビカ種はロブスタ種に比べ、病気にかかりやすいため、土壌は弱酸性で排水性の良いところでの栽培が必要なので、急斜面に生育されていることが多い。
帽子もかぶり、摘み取り開始。
積み始めにコーヒーチェリーの身を食べたけど、甘い。
フルーツみたい。
ササベットちゃんの後ろは地味に崖になっている。
ビーサンで行ったのは間違いだったかも。。。
リアルに滑る。。。
コーヒーチェリーは意外と簡単に摘める。
初めての経験で楽しくて仕方がない♪
旦那はんも楽しそう。
結構高い。。。
下のビニルハウスでは花や野菜を作っているらしい。
ダラットは花の産地でもある。
昨日と違って快晴〜
気持ちが良い♪
これくらい摘んだところで終了〜
摘み取りが終わり、先ほどの豆を干していた場所に戻る。
ファームのオーナーのSonさんと一緒に。
干している豆を見つめる旦那はん。
摘み取ったコーヒーチェリーに水を入れる。
浮いてきたものはダメな豆とのこと。
中の豆が虫食いだったり、欠けていたりする。
浮き上がったコーヒーチェリーを取り除く。
取り除いたら、ザルにあけ、脱穀機のような機械に入れる。
普段は電気で動くらしいけど、今日は停電しているらしく、Sonさんが手動で機械を動かす。
あっという間にコーヒーチェリーと豆に別れる。
白いのがコーヒービーンズ。
出てきたコーヒービンズに水を注ぐ。
浮き上がった殻やゴミなどを取り除く。
コーヒーチェリー5,6kgでコーヒービーンズは500gくらいしか取れないと言っていた。
この後、乾燥の工程。
すでに干してあるコーヒービーンズの匂いを嗅いでみる。
特に匂いはない。
ここで一旦休憩。
コーヒーブレイク♪
UCCを観察。
Sonさんのファームのアラビカブレンドを入れてくれるとのこと。
入れる前に匂いを嗅がせてもらったけど、物凄く良い香りだった。
幸せ〜♪
Sonさん自らコーヒーを淹れてくれる。
きっちりスケールで計る。
お湯の量と時間と両方計りながら淹れていく。
淹れたてのコーヒーはとても綺麗な色。
酸味と甘みのバランスが良いコーヒー。
今日は停電しているので、薪でお湯を沸かしたので、少しスモーキー。
お次はコーヒーチェリーティー。
良い状態のコーヒーチェリーだけを乾燥し、お茶にするそう。
状態の悪いものは肥料になり、またファームの土になるらしい。
初めて飲む。
色はこんな感じで、見た目はお茶。
コーヒーチェリー自体が甘いので、お茶も甘めで美味しい。
短期旅行なら買って帰るだろうけど、まだ旅の始めなので、泣く泣く諦める。。。
しばらくいろんな話をしながら、コーヒーとお茶を何杯も頂き、お腹がチャプチャプに。
Sonさんが何かしているので、見に行く。
Sonさんのファームの看板。
そして、下のファームにケーブルが繋がっていて、荷物を運べるらしい。
いちいち荷物を持って上り下りするには大変な高さだから、ケーブルが必要なのね。
しばらくファームでまったりした後、コーヒーショップ兼ファクトリーに戻る。
コーヒーショップにあるコーヒーの木には白い花が咲いていた。
昨日と今朝は気づかなかった。
コーヒーの花はジャスミンのような香りがする。
良い匂い♪
ファームに行くときにランチは何が食べたいか希望を聞かれたので、
ローカルフード
と答えたら、こんな豪華なご飯が出てきた。
ハノイで食べなかった
Bun Cha
ハノイの名物と知っていたけど、まだベトナムに来てすぐで、冷たい食べ物はちょっと怖かったので、避けたもの。
まさかここで食べれるとは。
つけ汁もお肉も春巻きも全部美味しかった。
二人して完食。
1時間くらい食休み。
コーヒーショップを眺めてぽけ〜っと過ごす。
午後はファクトリーでお勉強。
ここのコーヒーショップでは豆の選別、焙煎、袋つめ、販売など全てのことをやっている。
まずはファクトリー内の見学。
これは豆の選別機。
茶色の部分を豆が通り、ふるいにかけられ、4つくらいの大きさに選別される。
分けられた豆は今度は重さで選別される。
さらに色まで選別できる機械もあるらしいが、ここのファクトリーにはないとのことで、ここから先は人による選別。
この日は8人のお姉さんがひたすら豆を選別していた。
肩が凝りそうな仕事だ。。。
選別された豆は箱に入れられる。
Bourbon と Arabica Blend
豆を比べてみても全然違う。
山積みのコーヒー豆。
一通りファクトリー内を見学し、ここからは自分たちで。
まずは豆の選別。
二人とも真剣。
割れているものや虫食い、白いもの、黒いものなどと取り除いて行く。
やっているうちに全部が悪くも見えるし、全部が良くも見えてくる。
選別した豆から200g計る。
ここでエプロンを渡される。
今回は黒。
水筒のような機械の上部に豆を入れ、豆の湿度を図る。
3回測った平均を紙に書き込む。
湿度を図った豆を焙煎機へ。
温度と時間を計り、豆の色や匂いを嗅ぎながら、記録して行く。
焙煎が終わり、殻を飛ばし、冷ます。
それぞれ別の豆なので、今度は私が焙煎をする。
豆の色や状態を確認。
出来上がったものを混ぜながら、殻を飛ばし、冷ます。
豆が冷めるのを待つ間、テイスティングの説明を聞く。
項目がたくさんある。
冷ました豆を少しだけ挽く。
まずは粉だけでAromaを確認。
嗅げば嗅ぐほどわけが分からなくなってくる。
次はお湯を注ぐ。
4分ほど蒸らし、味や後味などいろんな項目をチェックし、記録。
最終的にそれぞれのコーヒーの評価をする。
テイスティングが終わると次はショップに移動し、自分で作ったコーヒーを淹れる。
まずはフィルターをセット。
豆を20g量り、ミルへ。
時間と重さと両方測れるスケール。
ゆっくり慎重に時間と重さを計りながら淹れていく。
たまたまカウンターにいた台湾人フォトグラファーののJeanさん。
旦那はんの写真を撮る後ろからさらに撮ってみた。
出来上がり♪
今日1日の集大成。
皆で試飲する。
ファームで豆の摘み取りから始まり、選別、焙煎など全てやってみた。
コーヒー1杯作るのにこれだけ手間暇がかかっているのか、、、といろいろ考えさせられる1日だった。
今朝、ファームに出かける前にササベットちゃんが
「是非飲んでみて。」
と言っていた Cold Brew を出してくれた。
コーヒーに丸氷が入っていて、ウイスキーみたい。
味はワインのような感じ。
右下のガラスのボール状の入れ物に氷を入れ、1日かけゆっくり滴下しながら作るコーヒー。
今まで飲んだコーヒーの中でTop3に入るくらい美味しいコーヒーだった。
昨日、お店に来た時に頼んだケーキが美味しかったので、今日もケーキをお願いした。
ガトーショコラとプリンのケーキ。
ケーキも安定の美味しさ。
最後に今日作ったコーヒーを袋に詰めて渡してくれた。
しばらく持ち歩くことになるけど、帰国したらすぐに飲もう♪
コーヒーの淹れ方を習うスクールは日本でも出来ると思うが、コーヒーファームでコーヒーチェリーのピッキングからやるというのはなかなか経験できないことだと思うから、すごくいい経験になった。
楽しすぎて一日中ワクワクしていた。
楽しかったけど、
コーヒーは奥が深い。。。
帰る前にJeansさんとパシャリ☆
朝から一日お世話になったうちらの先生のササベットちゃんともパシャリ☆
いろいろ満たされ、お店を後に。
お次は旦那はんが行きたがっていた、The Crazy House へ。
途中、綺麗な紫の花が咲いていた。
歩くこと約45分。
The Crazy House に到着。
入り口からして、不思議な雰囲気。
ヘンテコなオブジェがチケット売り場の前に。
入場料 40000d (¥200)
この建物はモスクワ大学で建築学の博士号を取得した女性建築家ダン・ヴェト・ガーにより設計された。彼女の父親 (チュオ・チン) は政治家で、ベトナムの国家主席、共産党総書記を務めた人物。
1990年に着工し、現在も建設中。2007年にようやく建築物として認可された。“景観を乱す”として、一時は取り壊されそうになったこともあるらしい。今は観光名所になっている。
ゲストハウスでもあるため、泊まることも出来る。テーマを有する客室が10室ある。トラ、タカ、アリ、カンガルー、クマなど。宿泊してなければ、見ることも出来る。
早速、中へ。
初めの階段だけ教えてくれて、あとはご自由にどうぞ。というスタイル。
木の中にいるような感じ。
木の枝で蜘蛛の巣も作られている。
唯一、クマの部屋だけ見れた。
熊がいる。
まだ建設途中のところもちらほら。
屋根と同じ高さ。
屋根に沿って階段が。。。
細い。。。
そして、高い。。。
なのに、手すりが低すぎる。。。
遠くに街が見える。
こんな階段がいっぱい張り巡らされていて、高所恐怖症の私は確実に死ねる高さ。。。
「この手すりはあってないようなもんだし、この建築家設計ミスじゃないの!?バカじゃないの!?」
と思いつつも怖すぎて足がすくむ。。。
早く降りたい。。。
旦那はんはホイホイ先に進んでいく。
旦那はんははるか先の屋根の上。。。
怖すぎて壁に張り付き、動けなくなる。。。
壁も薄くて怖い。。。
顔が完全にこわばってる。。。
やっと下まで降りてこられた。。。
本当にクレイジーだ。。。
変な置物のあった。
ヘロヘロです。
高いところはやっぱり苦手。
宿の夕食は 18:00
ギリギリに宿に戻ったが、まだ準備している段階だったので、間に合った。
今夜は豆腐とキノコの炒め物。
少しだけ辛いインゲン
白身魚
冬瓜っぽい野菜と鶏肉のスープ
どれも美味しかった。
La Viet Coffee で昨日と今日 Take away したヨーグルトの瓶を返しに、瓶を持って夕食後に再びカフェへ。
ササベットちゃんは早上がりらしく、いなかったけど、瓶を返し、来たついでにプリンを食べることに。
ベトナムのプリンは氷を添える。
濃厚プリンに苦めのカラメルが良い♪
明日の分のCold Brew がセットされていた。
氷がいっぱい入ってる。
La Viet Coffee を後にし、宿へ。
今日は朝から濃い1日だった。