2017/02/04

バガン①


2017.01.26


10時間後、バスはBaganのバスターミナルに着いた。


極寒のバスだったが、二人ともほぼ爆睡状態。


4:30


辺りはまだ真っ暗。


バスを降りるなり、TAXIの客引きが群がって来る。


どこに行く?


宿にチェックインする前に、サンライズを観に行こう。その後で宿まで送るよ。


完全に寝起き状態で、捲し立てられるように色々言われても、頭が全く働かない。


今は疲れているし、サンライズは明日観に行く。宿に行くにもまだ早いから後でにして。


と、説明し、やり過ごすも、また同じことの繰り返し。

また違う相手が次から次へと現れ、同じことを言う。

まるでゾンビのごとく。。。

毎日のことで彼らも断られ慣れているので、ちっともヘコタレナイ。。。

何度も同じやり取りをして、こっちがヘトヘト。

2時間くらいそのままバス会社の椅子でボーッとする。



さすがにサンライズには間に合わない時間になったので、


宿に早く行ってもチェックインは出来るから、もう行こう。


と彼らも言い方を変えて来た。


こちらもまだ動く気はないので、


とりあえず、目の前の店でお茶して来るから、その後にして。


と言って、お茶しに行く。


甘めのチャイ。

冷えた身体にはしみる〜

300Ks (¥25)




お茶が終わるのを客引き達が待っている。

店を出たところですぐに声をかけられる。


7000Ksで街まで行くよ。

さっきのおっちゃんは5000Ksって言ってたから、貴方には頼まない。


じゃ、5000Ksで良いよ。あそこの看板にも書いてあるし。

とバスターミナルに掲げてあるTAXIの料金表を指差した。



金額決まっているのに、ふっかけて来るとは。。。


まぁ、そんな手には乗りませんけど。

やっとこ重い腰を上げ、タクシーに乗り込む。


5分くらい走ったところで、ゲートが。


このエリアに入るためには、一人250000Ks (¥2,090)払わなければならない。

とのこと。


貰った紙は無くさないようにと。




あっという間に宿に到着。

相手いないかと思ったら、開いていた。

早いなぁ〜


チェックインを済ませ、荷物を置かせて貰い、少し町歩きをすることに。




ミャンマー文字、可愛いけど、全く読めない。


Manisithu Market


Nyaung U (ニャウンウー) 最大のマーケット。

噛みタバコ用の葉っぱかなぁ!?


マーケット内部の雰囲気。


たまご屋さん。

色んな色の卵を売っていた。


野菜もたくさん売られている。


こちらは米屋さん。


食料品や衣料品、お土産など、なんでも揃う感じ。

くるっと一周し、お腹もすいて来たので、朝ご飯を食べに。

マーケット近くのローカルフードの店に入ってみる。



Myanmar Tea


350Ks (¥30)

濃いめに淹れた紅茶にコンデンスミルクがたっぷり入っている。

これはこれで好きな味。



チキンカリー


ご飯とスープもセットで付いて来る。

3500Ks (¥290)

少し油と塩気が強めだけど、ご飯がススム味。



頭に花や野菜など、何でも乗せるミャンマー人。


首がこらないのかな?


バガンの街中は馬車や牛車も走っている。


のどかな風景。


e-Bikeという、電気バイクをレンタルして、遺跡を観に行くことに。

朝から晩まで借りて 8000Ks (¥670)

ヘルメットは貸してくれないので、


ノーヘル、2ケツです。

田舎のヤンキーを彷彿とさせるスタイルですな。


ちなみにこんなスタイルで乗っています。


現地の人に笑われた。。。


ノーヘルで頭が暑いから、帽子は必須。

砂埃が酷いから、サングラスとマスクもないとシンドイ。。。

怪しさ満点の格好。


これで2ケツですからねっ!!!!


旦那はんにはヤンキー呼ばわりされたけど、格好なんて気にしてられない。



観光地だからか、意外と道は整備されている。


頭の中で 右車線 と唱えないと間違えそうになる。


サンライズのポイントを確認しに行く。

幹線道路から逸れると、砂漠のような道になるので、上手く走れない。

キャーキャー言いながら運転する。

後ろに乗っている旦那はんは本気で怖かったらしい。


ごめんよ、旦那はん。






サンライズポイントに到着。

これに登るらしい。。。


手すりはないし、階段は急だし。。。

高所恐怖症の私には死ねる高さ。。。


旦那はんはどんどん登って行く。


一応、頑張って登ってみた。

足はすくむし、怖いから下は直視できない。。。

良く分からないけど、内臓がキューってなる感じ。

まだ上に登れるらしいが、見上げるだけで精一杯。。。


勇気を出して、下を見て見たが。。。

やはり、死ねる。。。

傾斜おかしいだろ。。。


いっそのこと、立ち入り禁止とかにして貰いたいわ。

それでも、一応、無理矢理、写真だけは撮ってみた。


無数のパガンが点在している。

ヨロヨロしながら、先に降りる。


旦那はんは高さになれた様子。

パガンの上の部分を一周して来たらしい。。。




また砂漠のような道を通りながら、幹線道路に戻る。




YWA HAUNG GYI TEMPLE


中には誰もいなかった。

くるっと一周できる造りになっていて、突然、仏像があったりして、ビクッとする。


天井や壁に仏像の絵が描いてあるが、老朽化なのか、上から塗りつぶされたのか、ほとんど消えていた。






Ananda Path Temple



きっとそれぞれの方角に仏像があるんだと思う。

4箇所に大きな仏像があり、大きさも顔も全部違っていた。


廊下を進む。

壁にあるもの全て、中に大小様々な仏像が置かれている。



足元に電飾。

やはりこの国はパチ屋のようにピカピカ光らせたいらしい。


不思議な空間。

昼でも薄暗いので、天井にはコウモリがいる。


ガラスを一枚一枚丁寧に拭いていたので、このエリアだけガラスの扉が開いていて、仏像を直接見ることができた。


外に出るとマーケットが。

結構大きい。

生活雑貨や家具なども売られていたので、現地の人も来るマーケットなんだと思う。


謎の生き物のぬいぐるみ。

少なくともこんな生き物にミャンマーで遭遇はしなかったけど。。。


ウサギなのかネズミなのか、全く分からない。。。





Shwe San Daw Pagoda


サンセットのポイント。

今日、見に行く予定なので、日の沈む方角など、下見を兼ねて来てみた。

サンライズのポイントよりはるかに大きいパゴダ。

もちろん、ここも登れる。

石段は熱いが履物、靴下も禁止なので、裸足で登る。

それはどこも同じなので、足の裏は真っ黒。


。。。やっぱり高い。。。


またしても内臓がキューってなる。



眺めは良いけど、高い。。。

そして、怖い。。。




先ほどと違って、ここには手すりが付いているので、まだマシだけど。。。


完全に腰が引けている。




降りたところにおじさんがいると思ったら、ゴミ箱だった。

頭がパカッと。


サンセットのポイントも確認したので、次の目的地へ。





THATBIYNNYU PHAYA


白くて大きな寺院。

車は進入禁止と書いてあったので、バイクを外に置いたら、バイクは入れたらしい。。。

知らずに炎天下、歩いてしまった。。。

溶けそう。。。


基本ミャンマーの寺院は裸足で入る。

足の裏、真っ黒。。。

外は暑いが、建物の中は涼しいので、快適♪


ここにもたくさんの仏像があり、それぞれ違うので、見ながらテクテク。

くるっと一周し、外へ。


車やバイクが通る道を馬車も普通に通る。


バイクの後ろに乗りながら、旦那はんがいつの間にやら撮影していた。



気温が上がり、暑くなって来たので、一時退散。

宿に戻る途中で見つけたローカル食堂でランチ。


豚と魚のカレーをオーダーしたら、テーブルいっぱいになるくらいの皿が出て来た。

これもメニューのうちらしい。

どれも美味しい♪




旦那はんは途中から、足を蚊に刺されまくり、食欲が完全になくなってしまった。。。

私は3箇所くらいしか刺されていなかったけど。。。

旦那はんが蚊の餌食になってしまったようだ。


食後は宿に戻り、移動続きで溜まった洗濯をしたり、外が暑くて出れない分、お昼寝したり。





気がついたら16時少し前。

サンセットを見に行く準備をします。

宿では


16時半に出れば間に合うよ。


と言われたけど、場所取りで結構早くから入る人もいるようなので、16:15には出発!!!!


日中、下見をしていたので、スムーズに行くことが出来た。





途中、僧侶が運転する車が飛び出して来て、危うく衝突するところだった。


後ろの旦那はんも乗っているし、絶対に事故る訳には行かないと思って、何とかハンドルだけはしっかり握って、車に当たらないようにして、転倒しないように気をつけた。



意外とその辺は冷静。


でも、表向きはずっとキャーキャー言っていたし、車を交わした後は日本語で僧侶たちの乗る車に向かって、大声でブチ切れていたから、色んな意味で旦那はんは怖かったらしい。。。


本当に死ぬかと思った…


と言っていた。


怖い思いをさせてごめんね。

二人とも怪我をしなくて良かった。






怯える旦那はんを乗せ、サンセットポイントを目指します。


16:30には到着!!!!


既に観光バスもガッツリ停まっている。



遅かったか。。。




とりあえず、また登る。

一回登っているので、最初よりかは怖くない…気がする。


一番上の段まで登ると、ベスポジには三脚を立て、スタンバッテいる人がたくさんいた。

少し後ろに座って、沈むのを待つ。

今日の日没は18時少し前。


下には観光バスがズラリ。


夕日に照らされ、無数のパゴダや寺院のシルエットが綺麗に浮かび上がる。


サンセット待ちをしていると、何やら下の方に日本の撮影クルーが。

その前を歩いているのは、北澤豪さん。

こんなところでお会いするとは。

どうやら撮影場所を探しているようだが、少し来るのが遅かったみたい。

いい場所もそうでない場所もすでに埋まってます。

うちらのすぐ近くまで来たが、諦めて戻って行ったっぽい。






もうすぐ日が沈む。






幻想的でした。

一つ下の段も人だかり。


日が沈むと皆さん一斉に階段を降り始めます。


渋滞。




e-Bikeを返して、宿の目の前にいた屋台で夕飯を食べることに。


油そば。

スープ付き。

ヤンゴンで食べたものよりか油が強くなかったので、美味しかった。

お腹も満たされ、近くの商店でビールを購入。


宿に戻って飲みます。

ミャンマーのビールはどれを飲んでも美味しい♪








宿に戻って、ビールを飲み始めて30分後。


旦那はんに異変がっ!!!!


酷い腹痛に襲われ、トイレに駆け込みます。

案の定、夕飯にあたったようです。。。

その後も何度もベッドとトイレを往復する。


いつもなら残すことのないビールを殆ど飲んでいない。

ビールを飲まないなんて、珍しすぎるので、心配になる。

手持ちの薬は整腸剤しかないが、とりあえず渡してみる。


とりあえず、水を飲むんだっ!!!!


ってことで、近くの店に水とポカリを買いに行く。

いつもなら出し切れば良くなるはずだが、今日は症状が悪化して行く。




今度は吐き始めたっ!!!!



下痢と嘔吐を繰り返し始めた。

さすがにヤバイと思い、宿のオーナーさんに相談する。


薬局はまだ開いているはずだから、行って来なさい。

あと1Lの常温の水も買って来なさい。

と。



オーナーさんが宿のスタッフのお姉ちゃんにミャンマー語で何やら説明をしている。

どうやら宿のお姉ちゃんが薬局に連れて行ってくれるらしい。

薬局までは徒歩10分弱くらい。

歩きながら彼女は

私は日本が好き。特に桜が好き。

日本とミャンマーはどれくらい離れているの?

など、日本が好きなことや日本について色々聞かれた。

彼女といろいろなことを話しながら、薬局に向かう。

薬局に到着。

店はまだやっていた。

薬局でお店の人にオーナーさんから言われたことを伝えてくれる。

何が出て来るのか私はわからないので、欲しい数を聞かれたが、とりあえず、一つだけ買うことにした。


渡されたのはこれ。


全く読めない。。。



何だろう?

宿の前の商店が閉まっていたが、お姉ちゃんがお店の人に話をしてくれて、常温の水も購入できた。

宿に戻り、オーナーさんに買って来たものを見せると、これで正解らしい。


オーナーさんが水に買って来た粉末を溶かし始めた


出来上がったものを渡される。


24時間経ったものは捨てるんだよ。

と言われた。


足早に旦那はんの元へ。

私がいない間も何回も下痢と嘔吐を繰り返し、激しい腹痛にも襲われ、ほぼ廃人と化していた。。。

とりあえず、ペットボトルを渡す。


何だこれ?しょっぱい!!!!


と言われ、やっと気づいた。


OS-1だ、これ。


ミャンマー版の経口補水液だったのね。

何だか良く分からないものを旦那はんに渡してたけど。

ベッドサイドにミャンマー版のOS-1とポカリと水を並べておいた。


その後も夜中にかけてどんどん症状は悪化して行く。

ベッドとトイレを何度も往復する。

その度に嘔吐と下痢を繰り返している。


しまいにはトイレが壊れた。。。



トイレのタンクを開けて流している音がトイレからする。。。


なぜこのタイミングで壊れるんだ!?