2017/11/06

メキシコシティ③


2017.10.28


少しずつ良くなってたと思った旦那はんの体調が


再び悪化。


夜中に何度も部屋とトイレを往復する。

全てのお腹や胃の症状がフルコースで襲ってきたらしい。

旦那はんがトイレに行くたびに、一緒に目を覚ます。

外ではずっと爆発音見たいな音がなっているせいもあり、ほぼ寝れず。


「大きな街にいるんだから病院に行きなよ。

何のための海外旅行保険なんだ!!!!」


と言い続けても、頑なに


「行きたくない。行っても変わらない。」


と受診を拒否し続けた旦那はんだったが、あまりの体調の悪さにさすがにしんどくなったようで、朝の6時過ぎに自ら保険会社の番号を調べ、Skypeで連絡を取っていた。

連絡はメールで来るとのことで、しばし待ち。


9時過ぎ


保険会社から連絡が来た。

キャッシュレス&日本語対応で受診出来る医療機関を探してくれたらしい。

住所を調べると予約時間が今から宿を出てギリギリくらい。

急いで出掛ける準備をして、宿を出る。

教えて貰った住所の近くまで行くと、近所の人が


「お医者さんの家はそこだよ。」


と教えてくれた。

インターホンを押すと日本語で返答が。

早速、中へ入る。

書類の紙が手元になく、息子さんが届けてくれるので、少し待ってと。

その間に問診開始。

Dr.は80歳をこえてそうな感じ。


何度も繰り返し同じ質問をする上に、旦那はんと話が噛み合わず。

息子さんから届けられた書類を必要ないものまでガンガンコピーする。


何でだろ?


と思ったら、補聴器が見えた。


視力も落ちている様子。


こりゃ、いかん


と思って、私も参戦することに。

大きな声でハッキリ喋ると一発で分かって貰える。

老眼で視力が落ちているなら、こちらで書類も記入するところを教えれば早いはず。


予感的中。


少しスムーズに事が運び始めた。

一通り問診が終わり、部屋を移動し、体重や血圧をはかったり、耳や鼻の中もチェック。



体を診始めたら、色々分かってきた。

おじいちゃん、元々は凄いドクターなのかもしれない。

きっと昔は近所でも評判の町医者とかだったのかもしれない。


色んなところをチェックされる旦那はん。


うつ伏せで背中側も診る。


診断の結果、旦那はんは


神経性胃炎


とのこと。

肝臓も少し腫れているから、お酒はダメと。

リンパの腫れもあって、もちろん胃腸の状態も悪い。 

現状を色々伝えてきた。

薬も処方すると言われ、処方箋を書き始めた。

とりあえず、欲しかった薬は出してくれそう。

最初はどうなることかと思ったけど、これで治りそうな気がする。

何度“旅人”と言っても、グアナファトで働いてると勘違いはしているようだったけど。。。


ここに来て2時間後


ドクターにお礼を言って、処方箋を手に薬局を探す。

一軒目で半分の薬しか在庫がなく、残りの薬は角の薬局で貰うよう言われたので、


薬局をはしご。


二軒回って、全部の薬を手に入れることが出来た。

とりあえず、ちょっと疲れたのとWi-Fiを拾いながら薬を飲むためにスタバへ。


こっちの薬は箱ごと渡され、用法用量は書いてないので、ドクターと薬剤師の指示で服用
する。

何故だか回収されなかった処方箋で用法用量を確認しながら、旦那はんに薬を飲ませる。


しばし休憩。


休憩後、近くに美味しいタコス屋があると言うので、食べに行ってみることに。

スタバを出ると既に死者の日の前夜祭のパレード待ちの人達が沢山いた。

目指すタコス屋は800m先。


オーダーするとサルサが運ばれて来た。


メキシコでタコスを食べるのは初なので、オーソドックスな物をオーダー。

久しぶりにこう言う瓶のジュースを飲んだ。



旦那はんも初めて食べに来た店らしいけど、今まで食べたタコスの中で一番美味しいと絶
賛。

旦那はんは体調が絶不調なので、2タコス。

今週は食欲旺盛な週なので、私は5タコス。


お腹いっぱいです。


店の外に出るとほぼ道が封鎖されていた。


警察にパレードの開始時間を聞くと


「4時くらいから」


と。


あと30分くらいで始まるなら待つか


と柵に寄りかかりながら待つ。

反対側の方が人が沢山いる。


このパレードは2016年から始まったらしく、今年で2回目。

地元の人も沢山観に来てるのかもしれない。

すでに物凄い数の人がパレードが始まるのを待っていた。


隣の女の子のメイクが可愛い。



16時過ぎ


特に何も起こらず。


16時半過ぎ


特に何か起こる気配はない。


17時前


やっと回りがざわつき始めた。

始まりそうな予感。

一番最初に警察のバイクが通過。




メキシコシティの観光バスも通過。


今回の地震で救助に当たった救助犬たち。


救助に携わった人たちに拍手が送られる。


その後に続々と骸骨が現れた。





大きな太鼓。



アステカカレンダーも飛んでいる。





 
目があった!!!!


首を傾げながらこっちを見てる。


まだこっちを見てる。



頭が重そうな人たち。





死神さんですかね〜

いっぱいいます。







ドクロメイクをしていない人たちもいる。












天使や悪魔も飛んでいる。




本当に殺されそう。。。











大きなドクロもやって来た。



カラフルドクロ。


青いTシャツのお兄ちゃんは歩きながらバク宙を繰り返す。



ドレスを着たお姉さんたち。



大道芸をしながら歩く。



ベビーカーで力尽きて寝ちゃったドクロちゃん。





マーチングバンドも。












カメラに気がついてくれてポーズを取ってくれた。













ドクロの結婚式。











大量のドクロのバルーン。





















ひたすらシャッターをきる。

一番最後には掃除の人達が通過。

沿道の観客が拍手を送る中、道を綺麗にして行く。

約1時間かけて、目の前を通過していった。

パレードはまだまだ続くけど、人が多すぎて追いかけるのは無理なので、宿の方に戻るこ
とに。

満員電車かおしくらまんじゅうかって状態でしばらく歩く。




 カオス


警察は沢山いるけど、交通整理をする訳ではないので、大混乱。

頑張って進んだ先が通れず、また来た道をおしくらまんじゅう状態で戻る。

歩行者天国かと思うと車も来たりする。

人混みに酔いそう。。。


宿がソカロの近くなので、これまた凄い人。

揉みくちゃにされながら、宿に避難。

スリとかの被害はなかったのが、せめてもの救い。

宿で少し休憩して、コンデジと財布をダウンの内ポケットにしまい、再び出陣。

宿の前の道は先程より少し人が減ったと思ったが、ソカロに近付くとやはりまた揉みくち
ゃにされる。


ソカロも激混み。

オブジェがライトアップされている。










ライブもやっていて、大音量の中、展示物を見て、ヘロヘロになりながら人混みを抜け出す。


小腹が減ったので、宿の向かいの店でナチョスを買って宿に戻った。


昨日のコンビニナチョスより美味しい。


二人ともヘロヘロ。

連日の寝不足もあり、旦那はんはシャワーの後、すぐに寝てしまった。

私も疲れたので早めに寝た。